2017年 10月 02日
一定ペースでしっかり前を見て真っ直ぐ走る |
この記事は9月3日(日)の出来事を書いたものです。
前回からの続きです。
まず二人一組でドラフティングの練習をするにあたり組み分けをします。
経験のあるタフBeeさんとIKKOさんには別れて走ってもら事にしました。
バスク輪さんが担当する組はタフBeeさんとD*isukeさん。
私が担当するのはIKKOさんと義経さんです。
練習する直線はほぼ平坦ですが
もちろん若干の高低差はあります。
「私とバスク輪さんは少し離れて走行して
気付いた事をアドバイスさせてもらいますね。
走る時は、しっかり前を向いて真っ直ぐ走って下さい。
簡単なようで案外できないんですよね。
前走者と後続の交代は
ここと商工会の前でしましょう。
それじゃあ、行きましょうか」
私たちは商工会の前と歩道の広くなったところを
何度も往復します。
IKKOさんはさすがにショップ練で走っているだけあって
一定ペースで走る事に慣れている様でした。
この一定ペースで走る事が
後ろに安全に付くことが出来る重要なポイントなんです。
次に経験の浅い義経さんが先頭を牽きます。
するとやはりペースが上がります。
「義経さん!一定ペース!一定ペース!」
路上に何か落ちていたのを
義経さんがヒョイと進路を変更して避けました。
「急に進路変えちゃダメ!
避けなきゃならないんなら
もっと遠くからジワジワ進路変えるよ。
車輪が重なってたら落車に繫がるからね」
恐らく周囲の危険をいち早く察知しようとしているからだと思うんですが
義経さんは割と視線が定まっていない感じがありました。
特に必要以上に後ろを気にしているしぐさをします。
すると、自転車の挙動が視線につられて安定しなくなるんです。
本人は真っ直ぐ走っている様で微妙にふらついてます。
これも車輪が重なっていたら接触するかもしれません。
「義経さん、真っ直ぐ前を見て」
前を向いて走るようになると
今度はペースがどんどん上がって来ました。
「そんなに上げないで!
それまでのペースを維持して走って!」
義経さんのペースが落ち着いたところで
私は義経さんの横に付いて話しかけました。
「義経さん、普段、複数で走ったりとか無いんですか?」
「無い事は無いんですが、
こんな風にペース気にして走るとかは無いです。
単独で走る方がずっと多いですし・・・」
実は義経さんに話しかけたのは私の罠でした。
「ほら!質問に答えてる時、脚が休んでる!
話しかけられようが何しようが
一定ペースは維持しなくちゃダメ!」
義経さんはハッとした表情を浮かべ前を向きました。
歩道の広くなったところで
自転車を降りて気付いた事を話します。
「もうお解りだと思いますが
ドラフティングしている時は
急な進路変更や減速、あるいは加速をしない。
一定ペースで、しっかり前を見て走る。
それが出来ると安定して走れます。
逆にそれが出来ないとトレインは組めないですよね」
私が話し終えると
義経さんが神妙な面持ちで質問してきました。
「コギコギさん
一定ペースで走るにはどうしたらいいですか?」
私は根本的な質問に
即座に答えることが出来ませんでした。
「うーん・・・」
するとIKKOさんが助け舟。
「例えば、ペダリングを途中で休む人っていますよね。
そういう人の後ろって速度変化が発生するから
すっごく付きにくいじゃないですか。
やっぱり、回し続けてもらわないと困りますよね。
下り基調や上り基調、それにチョイ坂と色々道は変化しますけど
それに合わせてペダリングも調整して走るって感じじゃないですかね」
「そ、そうだね。
ペダリングを途中で休みながら走る人の後ろは付きにくい」
今から思えば・・・なんですが
今回のメンバーの中で
心拍計やパワーメーターなど何かしらペース配分の参考になる気材を
多分、義経さんは導入していない。
もちろん自分の感覚でペース配分出来るのに越した事はありませんが
今の時代、機材も沢山あります。
そういう機材を導入して自分のペースを数値で管理すると
一定ペースで走る感じを掴みやすくなるでしょう。
「それじゃあ、もう少し
二人一組でドラフティングの練習しましょう」
再び走り始めると
義経さんの後ろに付いているIKKOさんが
半身、車道側へずれて走っています。
この行動は前方の視界確保と追突を避けるためだと思われます。
二人一組で走る分にはいいのですが
このあと5人、6人のトレインを組む事を考えると
義経さんの真後ろに付いてもらう方がいいです。
半身ずれて走るIKKOさんの後ろに付く人は視界が更に悪くなりますし
またその人も半身ずれて走ると、おかしな事になります。
何よりドラフティングの恩恵を最も授かるのは真後ろですからね。
基本的にトレインは真っ直ぐを形成します。
「IKKOさん、気持ちは分かるけど真後ろについて!
(義経さんは)もう大丈夫だから」
何度も往復しているうちに
なんとか、安定して走れるようになってきました。
もうそろそろトレインを形成しても良さそうです。
ここまで読んでくださって本当にありがとうございます。
今日はここまで書いて力尽きました。
続きは後日、書くつもりです。
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by a-elf
| 2017-10-02 23:24
| コギコギレッスン
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