安全祈願に思うこと

この記事は1月7日(日)の出来事を書いたものです。

自転車お守りで人気の室津賀茂神社へ

臨時漕会メンバーと一緒に安全祈願に行ってきました。

いい機会ですから

安全について、思っていることを話しましょう。

「落車ゼロ、事故ゼロ」というチーム目標は永遠に変わりません。

これは、ずっと、ぶれないで言い続けています。

人力で移動する乗り物としては地上最速。

その行動範囲は鳥に匹敵します。

自転車に乗ることで得られる快感や充実感、

更に仲間と育まれる絆など

自転車は人々を幸せにする反面、

最悪、命が奪われる危険性を孕んでいます。

天国から地獄へ落ちるのに

時間は一瞬で事足りる・・・

自転車のケガは他のスポーツと比較して深刻なものが多いです。

例えば、野球やサッカー、バレーボールなどのケガは

どこか一か所、骨折したとか

アキレス腱を切ったとか、そういうものなんですが

自転車の場合、体のあちこちになるんです。

鎖骨、肩甲骨、肋骨、手首、肩、腕、背骨、首、脛、ありとあらゆるところが壊れてしまう・・・

なんと人間の体は脆いものかと思ってしまいますよね。

私は立場上、多くの落車、事故を見聞きしてきました。

そういった経験の結果、

実は、落車や事故の原因はメンタルな部分が大きいのではないかと分析しています。

言い換えれば、走力やテクニックが優秀な人が

落車や事故が少ないかと言えば、そうでは無いんですね。

うちのチームでは、ちょろりゅうさん安全運転部会長みたいな立場で発信してくれていますが

ちょろりゅうさん曰はく「安全運転は平常心を保つこと」

焦り、怒り、慢心、油断などの負の感情をコントロールすることが

安全運転には必須なのだそうです。

平常心を保てないと、何が起こるか？

私は多くの場合、安全確認が省略されてしまうと思っています。

例えば、走力が格上の人に必死で喰らい付いていった・・・

これは、見上げた根性だと褒める人もいるかもしれませんが

私は違うと思っています。

必死で喰らい付いている時って、

どの程度、周りが見えていますか？

前走者の背中以外、路面の凹凸、コーナーの先、後ろの車、見えていますか？

私は、限界まで追い込むのはローラー台の上でやってくれと言っています。

そういうのはズイフトなどバーチャルだったらアリかもしれませんが

公道の上では止めて頂きたい。

他の人を巻き込んだ落車や事故につながる恐れがあります。

余裕をもっていないと

安全確認を省略してしまうんですよ。

安全に千切れる余裕を持つこと。

焦り、怒り、慢心、油断などの感情も

ちょっと考えれば安全確認を省略してしまうのは想像がつきますよね。

平常心を保つのは、

ちゃんと怖さを忘れない事と同義に近いかもしれません。

この平常心を保つことと

もう一つ、申し上げておきたいのが他者への配慮。

自分たちだけでなく

歩行者や車など、自分たち以外の他者への配慮を行うことで

安全性を拡大させることが出来ます。

例えば、トレインを組んで走行している時、

後続の車に配慮した走りをすることで

無理な追い越しをさせず、お互いに事故を防ぐことが出来ます。

歩行者を追い越すとき、

声を掛けることで無用な接触を防ぐことが出来ます。

集落内を走行するとき、減速することで

飛び出してくる子供との衝突を防ぐことが出来ます。

このような他者への配慮が

結局は自分の安全にもつながるのだと思います。

私たち臨時漕会メンバーは

落車や事故が発生する度に

チーム内で共有化し、どうすれば防げたのかを話し合ってきました。

落車や事故という貴重な体験を無駄にすることなく

自分たちの安全意識を高める養分としてきた訳です。

そして導き出したチームの目標が

「落車ゼロ、事故ゼロ」

チームのスピリットが他者への配慮

「ロードバイクに乗る者、紳士(淑女)たれ」なのです。

ここまで読んでくださって本当にありがとうございます。

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