ローディーはよく食べる |
カレンダー
お気に入り
最新のコメント
最新の記事
以前の記事
2024年 03月 2024年 02月 2024年 01月 2023年 12月 2023年 11月 2023年 10月 2023年 09月 2023年 08月 2023年 07月 2023年 06月 more... カテゴリ
最新のトラックバック
検索
ブログパーツ
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
2022年 08月 03日
この記事は6月12日(日)の出来事を書いたものです。 前回からの続きです。 大きく腕をバツにして 脚が売り切れましたとアピールするヒトムさん。 「大丈夫やって、 冨土野峠越えたら、出石までは下り基調。 脚を回復させながら走ればええやん」 ヒトムさんは、本当に回復力は優れているんですよね。 肩で息をするような激しい呼吸が続いても、 確かに、その時は失速するんですが、 ライドの後半、いつの間にか回復してる・・・ 「一時はホンマにふれあいの水で引き返そか思てたけど・・・」 どうやら、諦めずにライドを続行してくれるようです。 ただし、遅いから、冨土野峠は先に上ると 休憩もそこそこに、そそくさと再スタートしました。 暫くして、といっても、そんなに間を開けずに私達も再スタート。 いくつかのカーブの向こうにヒトムさんが見えました。 「なんや、結構速いやん」 ちゅうさん、ゆーいちさんが迎撃に向かいます。 私とぽんさんは、マイペース。 頂上に到着すると、ヒトムさんをはじめ ゆーいちさん、ちゅうさんの3人が待っていました。 「結構、速く上ってるやん!」 私の言葉にヒトムさんは不満顔。 「でも、すぐに追いつかれた」 そんな事、言ってるうちは大丈夫でしょう。 「冨土野峠を下ったら 北の風4mで向かい風やから 短いスパンで先頭を回して行こう」 5台のロードバイクが右に左に車体を傾けながら 冨土野峠のワインディングを次々に滑空していきます。 やがて、勾配が落ち着いて、 道幅の広い区間に入ると 先ずは先頭の私が先頭交代。 5人で形成した空気のカプセルが 下り基調をアシストに北の風4mに立ち向かいます。 単独ならば心が折れてしまいそうな向かい風を 力を合わせて切り裂いて行きます。 ハンドサインと掛声の連係プレイで 5台のロードバイクが まるで一つの生き物のように向かい風の中を疾走していく・・・ 先週、集団走行の練習会に参加したちゅうさんにとって 初めての実戦の機会でした。 「めっちゃ気持ちいい!」 その気持ち良さは、空間を高速で移動する快感ばかりではありません。 小気味よく先頭交代が行われ、メンバーの力が合わさっていく快感も含まれるのです。 ところが、ミニフレッシュ大屋店で補給した後は 勾配が緩くなるため重力の恩恵は小さくなっていきました。 先頭を牽くゆーいちさんは、もちろん走力の高い人。 そのゆーいちさんが全身の細胞を覚醒させ 自分の世界にダイブしました。 巡航速度がグッと上がる・・・ 私はゆーいちさんに後れを取るまいと 全神経を前方に集中させます。 やがて、向かい風を切り裂く音もさえも 聞こえないくらいの静寂が訪れた気がしました。 静寂? おかしいぞ・・・ 肩越しに後ろをチラ見すると案の定、ヒトムさんが千切れてる。 そのヒトムさんをぽんさんと、ちゅうさんが護衛する様にトレインを組んでいたのです。 「後ろ、千切れてます」 私が先頭に伝えると ゆーいちさんは、ハッと我に返る様に脚を緩めました。 派手に千切れた後続が追いついてくると ゆーいちさんは申し訳なさそうに 「ごめん、全然気づかんかった」 するとヒトムさん、 「もう、要介護です!って叫んだのに・・・」 ヒトムさんは、自分の脚に乳酸が蓄積して回らなくなった事を 「要介護」と比喩して伝えようとしましたが 我々には全く伝わらなかったようです。 瀬戸内海側の上り基調では ぽんさんの鬼牽きで、一時は諦めて引き返そうと思うくらい脚を削られたけど ふれあいの水で、冨土野峠を越えれば下り基調だから回復させながら走ろうとなだめられた。 ところが、日本海側に入ると4mの向かい風で 先頭を回しながら進むのは良かったけど 結局のところ巡航速度が上がり、 脚を回復させるどころか「要介護」状態にしてしまったのです。 まったく、男って、信用ならない・・・ というよりは、「嘘つきはローディーの始まり」という諺?があるくらい 「今日はポタペースで」とか「回復走ですから」とか そんな甘い言葉を信用しちゃいけないのです。 しかし、ここから出石までは ペースを落として走ります。 実は、私が 「伊佐から先でコウノトリが見れるかもしれないよ」と言ったから 周囲の田んぼを捜索しながら走ったんですね。 残念ながらコウノトリは見つけられませんでしたが・・・ 出石の城下町に入ると いかにも観光地という雰囲気が漂っていて 意味もなくワクワクします。 慣れた素振りでハンドサインで左を差し メンバーを「出石皿そば山下」へ誘導しました。 「わぁ~混んでるなぁ・・・」 コロナが落ち着いて すっかり観光客が戻って来ている感じ。 店内に入ると、いつもの様にテーブル席へ案内されました。 「昔はね、15皿食ってたけど最近、歳かな? 10皿くらいで満足しちゃう」 皿そばは5皿が一人前だから それでも2人前なんですけどね。 私がこう言うと、昔、30皿食べた事あるヒトムさんも 「私も10皿にしようかな」 「山下はね、20皿以上食べると そば通の証って景品を貰えるよ」 私の説明に、ちゅうさんは迷わず 「じゃあ、20皿にします」 ゆーいちさんと、ぽんさんは、かなり悩んでたので 「昔は、15皿(3人前)が標準みたいに、みんな15皿は食ってたよ」 とアドバイスすると、おっかなびっくりしながらも ゆーいちさんと、ぽんさんも20皿注文。 これが、どういう事を意味するかと言うと・・・ 私とヒトムさんは10皿×2で20皿。 ちゅうさん、ゆーいちさん、ぽんさんは一人20皿づつですから 20皿×3で60皿。 20皿+60皿=80皿 一人前は5皿なので 80皿÷5=16人前 はい、そういう事ですね。 我々は5人で16人前を注文した事になります。 注文した16人前の出石そばが運ばれてくると テーブルの上はお蕎麦で埋め尽くされました。 初の出石そばサイクリング参加のゆーちさんは驚きを隠せません。 このヤバイ状況を、みんな写真撮影。 出石そばは先輩のヒトムさんが 皿そばの頂き方をゆーいちさんに伝授。 一口食べたゆーいちさん、 「あっ、これなら20皿、いけるわ」 ローディーは大食漢が多い・・・ 実際、自転車の消費カロリーは大きいですからね。 消費カロリーが大きいという事は罪悪感が少ない。 だ・か・ら! ダイエット出来ないんだな、これが・・・ ここまで読んでくださって本当にありがとうございます。 このブログは、にほんブログ村ロードバイク部門ランキングに参加しています。 下のバナーをクリックして人気投票していただけると嬉しいです。 ポチはどれでもひとつでいいですよ。 読んだら忘れずポチしてね。
by a-elf
| 2022-08-03 23:33
| ファンライド
|
Trackback
|
Comments(0)
|
ファン申請 |
||