200㎞オーバーハチ高原で充分幸せ |
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2022年 06月 14日
この記事は5月8日(日)の出来事を書いたものです。 前回からの続きです。 氷ノ山が別宮の棚田に映っているのを見たり 大カツラの木の根元から湧き出る清水に手を浸したりしているうちに 長い長いヒルクライムで酷使した筋肉はすっかり弛緩し 体温も元通りに下がってきました。 すっかり目的地に到着した気持ちになってしまいますが 本当の目的地は更に上ったハチ高原です。 「ここがゴールちゃうからね。 まだ上らなアカンから」 そんな言葉が私から発せられると いっちゃんは肩を落としてため息をつきます。 ここまでで、かなりダメージがあるのでしょう。 休息を与えた筋肉を 再び奮い立たせ 坂を上らなければなりません。 それは精神的にもエネルギーを使います。 そんな、いっちゃんの気持ちにはお構いなしに 私がペダルを踏みこむと後のメンバーも続きました。 ここで前に出たのはヒトムさん。 たぶん、いや、確実に私より前でゴールしたいのでしょう。 私はヒトムさんの思惑を察知して ヒトムさんから離されないようにツキイチの位置をキープしました。 「そんな、頑張らんでもええやん」 「別に、頑張ってるわけじゃないですよぉ~」 「ゆっくり、行こうよぉ~」 「ある程度のペースじゃないと かえって、しんどいんですよぉ~」 「ええっ? 言ってる意味が分かんないんですけどぉ~」 私の言葉攻撃を受けながら ヒトムさんの心拍はレッドゾーンを越え 最大心拍数に迫ろうとしていました。 二人が近接してペダリングしている様子を後ろから見ていたぽんさん。 「コギコギさんとヒトムさん、 なんか勝負してるみたいっすよ」 いや、私は、加保坂やラスボスの若杉峠を上らなきゃならない事を考えると 出来るだけ脚を温存したいんですけどね、 回復力に長けたヒトムさんが前に出るから仕方なく・・・ 私は自分がペースを上げずに ヒトムさんが失速するのを待つ作戦。 しかし、どんどんとゴールが近づいて来ます。 このままヒトムさんは失速せずに走り切ってしまうのでしょうか? ところが大きな変化が訪れます。 スキー場の駐車場が見えたり 切り開かれた山肌が見えたり 景色の変化からゴールが近いと察知したウサギさんチームが 一気にスプリントを開始したのです。 それに即、反応してヒトムさんもダンシングでスプリントに加わりました。 反応しなかった私は一気に後れを取ります。 どんどん小さくなっていくメンバーの背中を見ながら 「マジかよぉ~」 これで、ヒトムさんとの勝負はついたのかと思いきや これで終わりでは無かったんですね。 ウサギさんチームのつられて 一気にペースを上げたヒトムさんが 一気に失速したのです。 無酸素運動領域で爆発的に発生した乳酸が 脚の筋肉の動きを阻害しました。 私はペースを維持したままですが ヒトムさんの背中がどんどん大きくなっていきます。 そして遂にヒトムさんの横に並びます。 「君、さっきガーっと行くからやん」 ニコニコしながらヒトムさんに話しかけます。 「もう、脚、終わったっすよぉ~」 私はペースを維持したまま 難なくヒトムさんをオーバーテイク! そのまま、勝利を手に入れました。 到着すると、真っ先に自販機に向かいます。 じっとりとした、まとわりつくような暑さの中で飲むならコカ・コーラなのですが 爽やかなスキー場の空気の中ではスプライトだと決めていたんですね。 ところが、自販機にスプライトがありません。 それどころか、スプライトを売っていた自販機のある宿泊施設自体が更地になっていたんです。 「コロナの影響で廃業したんかな?」 それでも、ヒルクライムの後は やっぱり炭酸が欲しい・・・ 乾いた喉を潤すべく コカ・コーラを飲みます。 炭酸の刺激が至福の時を作りました。 同時に、mieさんの車に積んであった補給食を取り出して ちょっとしたピクニック。 スキー場の広い空と 緑色の草に覆われたゲレンデを眺めながら頂けば コンビニで買った補給食も絶品のグルメになります。 弾んだ会話が途切れたところで 私は復路の事を考えなければなりません。 まずは、いっちゃんの顔色をうかがいます。 「いっちゃん、大丈夫?」 ハチ高原の晴れ上がった青い空とは裏腹に いっちゃんは表情を曇らせました。 私は、いっちゃんの状況を理解すると 復路のコースを決定しました。 「加保坂や、ラスボス若杉峠はやめにして 素直に帰ろう」 これ以上の坂は、いっちゃんには過酷すぎます。 「いっちゃん、下ハン握って下り坂大丈夫かな?」 この質問には坂ネコさんが答えてくれました。 「得意ではありませんね」 「それじゃあ、このまま進んで民宿街を下るよりも 元来た道を下った方がいい。 民宿街の方が勾配が急で路面が荒れているからね。 それに、先が読める方が安心でしょ」 いっちゃんは、ごめんなさいと言うけれど いやいや、そんな、謝る事なんてありません。 みんな、そんなに坂、上りたいかな? 200㎞オーバーハチ高原で充分でしょう。 いっちゃんは、子育てを言い訳にしてローラー台に乗らなかったからだって言うんですが・・・ コロナの影響で、みんなで乗る機会が少なかったのに それでも、子育てしながら200㎞オーバーハチ高原を走れる走力を維持出来た事を褒めてあげたい。 実は、いっちゃんも、自転車で世界が広がった一人なんですよね。 いまでこそ、200㎞オーバーサイクリングやブルべに参加したりしていますが 以前は、スポーツとは、縁の無い、大人しい女性だったんです。 それが、まさか、ローラー台でトレーニングですよ! それは、みんなで、200㎞とか走った時に得られる 連帯感や充実感を知ってしまったからなんだと思います。 金銭的な豊かさではなく そういった気持ちを得られる事が 本当に豊かな人生を送る事だと思ったんじゃないでしょうか。 子育ても大変なんですが おじいちゃんや、おばあちゃんにも協力してもらって 家族、それぞれが、幸せになるのがイイのかなと思います。 お陰様で 帰りは、いっちゃんの脚が売る切れることなく 楽しんで帰ることが出来ました。 明延の橋で 「さくら、さくら」を演奏したりね。 安全に帰って来れば 楽しい「旅」を終えた充実感が込み上げてきます。 「走れば、きっと、いい事がある!」 この言葉、ホントなんですよ。 走行距離…212.18km 時間…09:45:32 平均速度…21.74km/h 最高速度…52.73km/h 平均CAD…76 積算距離…27802km 消費㌍…5048kcal 補給食…###kcal 心拍…Ave.133 Max.### ここまで読んでくださって本当にありがとうございます。 このブログは、にほんブログ村ロードバイク部門ランキングに参加しています。 下のバナーをクリックして人気投票していただけると嬉しいです。 ポチはどれでもひとつでいいですよ。 読んだら忘れずポチしてね。
by a-elf
| 2022-06-14 00:01
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