落車したのも何かの縁?災い転じて福となす! |
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2019年 11月 29日
この記事は10月14日(祝)の出来事を書いたものです。 前回からの続きです。 タフBeeさんが戻って来て列車は3人になりました。 5人から二人減りましたが 決して状況が悪くなったというわけではありません。 レース中盤になると 追い越されるばかりではなくなります。 オーバーペースで乳酸が蓄積し 刀折れ、矢も折れた落ち武者達が増えてきます。 一方、一定ペースを守っている我々は 徐々に追い越す側になる。 私もタフBeeさんも 先頭を牽く時は風除けを物色しながら走りました。 すぐに追いつける落ち武者達に要は無い。 狙いは我々の列車より少し早いか もしくは同等の速度で巡航する人です。 自分の脚に乳酸が蓄積する事を極力控えるために ジワリジワリとターゲットに追いつき いつに間にか風除けに仕立て上げる。 生きのいい風除けは ソロで走っている人より チームで走っている人の方が多かった気がしますね。 だから、いい風除けを見つけた!と思っても 彼らはすぐにピットに消えて行くんです。 いい風除けを見つければ それこそ5人列車以上の威力を発揮します。 出来るだけ利用させて頂く。 その辺のノウハウは タフBeeさんも持っておられるので 彼が先頭を牽いている時は全てをお任せにして大丈夫。 ふと気が付くと ピットロードが終わる金網の向こうに 手を振って応援してくれている黄色いジャージの女性を見つけました。 ヒトムさんの後輪と接触して落車した女性です。 どうやら大した怪我ではないようです。 これで気がかりは払しょくしました。 ヒトムさんは より一層、闘争心を掻き立てて先頭を牽く・・・ と言いたいところですが 実際はトレインに付いて行くのが精いっぱい。 後半戦は前を牽く事が出来ません。 苦しむヒトムさんを尻目に 私はラップタイムと残り時間が気になっていました。 「6分53秒!」 コントロールラインの電光掲示板に表示されたトータルタイムは 2時間46分20秒! 私達に残された時間は13分40秒・・・ これまでのラップタイムを考えれば あと2周は出来るでしょう。 しかし、あと3周しようと思えば その2周を6分40秒台で走り切らなければなりません。 ただ、直近のラップタイムは 7分11秒、7分9秒、7分2秒・・・ やっと6分台を回復しましたが まだ、10秒、縮めなければなりません。 乳酸が蓄積したレース最終局面でのペースアップは失速と隣り合わせ。 だからと言って何もしなければ何も起こらない・・・ 「そうだ・・・ 積極的に前へ出よう・・・」 見ず知らずの誰かさんの後ろに付いて運命を委ねるより 積極的に前へ出て 自らの手で勝利を掴み取る! 前へ出ると言っても ただ、がむしゃらに前へ出るわけではありません。 自分が得意な区間、前へ出る。 例えば、アトウッドカーブからの上りは私の得意とする区間なので前を牽く。 逆にモスエスからホームストレートは苦手なのでタフBeeさんに牽いてもらう。 お互いに得意な区間、前を牽く事で トレイン自体のラップタイムを向上させるのです。 タフBeeさんが先頭でコントロールラインを通過。 「6分43秒!」 積極的に前へ出た甲斐があって6分40秒台を叩き出しました。 コントロールラインの時計は2時間53分3秒! 「残り7分です!」 次の周回、失速せずに7分以下で走れば、もう一周出来る。 失速すれば一巻の終わり・・・ この周回が最大の勝負どころです。 ピットからも声援が飛びました。 「もう1周ぅううううううう!」 ホームストレートの終わり、金網の向こうに 黄色いジャージの彼女も「頑張れ!」と大声を張り上げていました。 最初の左コーナーからジワリジワリと勾配が増します。 私はダンシングに切り替えて前に出ました。 後のヒトムさんの呼吸音が激しさを増します。 実は、ここからピットロード出口のマイクナイトコーナーまでの上りが ヒトムさんが苦手な区間なのです。 千切れる時は、いつもここで千切れました。 ヒトムさんは息を吐く時に声が出始めました。 「しんどい!」 ヒトムさんの激しい呼吸音が徐々に遠ざかります。 しかし、ヒトムさんの為にペースダウンして 3時間以内にコントロールラインを通過出来なければ元も子もありません。 断じてペースダウンは出来ない。 ここでヒトムさんが千切れたならそれまでです。 と、その時です。 後でヒトムさんに檄を飛ばす声が聞こえました。 「しんどいんは、みんな一緒や!頑張れ!」 やがて、マイクナイトコーナーからホッブスコーナーの平坦で 再びヒトムさんの呼吸音が背後に聞こえ始めました。 この最終局面、しんどいのは、みんな同じ・・・ 誰が千切れてもおかしくありません。 最高速が出るアトウッドカーブの下りコーナーから 上りをダンシングで駆け上がった後 モスエスでタフBeeさんが前に出ると 今度は私がタフBeeさんについて行けない。 徐々にタフBeeさんの背中が小さくなっていきました。 コントロールライン通過を前に 遂にトレインは私とヒトムさんの二人きりとなってしまいました。 遠く、電光掲示板の脇で レースクイーンがチェッカーフラッグを振る準備をしています。 あのチェッカーフラッグが振られたら一巻の終わり・・・ 「頼むから旗を振らないでくれ!」 徐々にゴールラインが近づきます。 まだ振らない・・・ そして遂に・・・ 「6分46秒!」 電光掲示板のトータルタイムは2時間59分50秒! 私とヒトムさんは なんとか10秒前にコントロールラインを通過。 ヒトムさんはピット前で拳を掲げて雄たけびを上げました。 「あと一周ぅううううう!」 これで周回数は確定。 あとは、ひとつでも順位を上げるべくスパートを掛け続けたいところですが 最終局面で3周続けてペースを上げたツケは大きく 乳酸が爆発的に増大、脚は鉛のように重く回りませんでした。 結局、私とヒトムさんは 直前の周回より50秒遅れてゴール! とても自慢できる順位ではありませんが 出来る事はすべてやった充実感はありました。 そしてコースからパドックに戻った私とヒトムさんは 真っ先にあの人の元へ向かいました。 そう、ヒトムさんの後輪と接触して落車した黄色いチームジャージの彼女です。 「あの・・・怪我の具合はいかがですか?」 私がいきななり不躾に質問したので 一瞬、彼女は驚きの表情を見せましたが すぐに事情を呑み込んで笑顔で答えてくれました。 「怪我は大したことありません。 かすり傷ですよ」 手当てを受けた場所を見て ヒトムさんが思わず「痛々しい・・・」と呟きました。 「私、止まらずに進んでしまって・・・」 「そんなぁ、あの時、止まられたら 私、ホントに申し訳ないですよ。 私の運転がマズくて接触してしまったんですから」 二人の会話が終わると 私は黄色いジャージの彼女に提案をしました。 「もし良ければ・・・ うちのチームの集団走行の練習会に参加しませんか? 今回の様に落車しないために・・・ そういう練習会なんです」 「えっ?ホントですか? そういう練習、ちゃんとしてみたいです」 ヒトムさんの後輪に接触して落車したのも何かの縁。 災い転じて福となす・・・ そんなレース展開もいいかもしんない! 走行距離…100.27km 時間…03:10:11 平均速度…31.63km/h 最高速度…55.82km/h 平均CAD…84 積算距離…16324km 消費㌍…2079kcal 補給食…###kcal 心拍…Ave.155 Max.180 リザルト 27周 3:07:24.544 +Top : -7周 54/84位 ここまで読んでくださって本当にありがとうございます。 このブログは、にほんブログ村ロードバイク部門ランキングに参加しています。 下のバナーをクリックして人気投票していただけると嬉しいです。 ポチはどれでもひとつでいいですよ。 読んだら忘れずポチしてね。
by a-elf
| 2019-11-29 23:23
| レース
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