ピンクさんが思い出したもの |
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2018年 12月 05日
この記事は11月4日(日)の出来事を書いたものです。 前回からの続きです。 ヒルクライムの後は ふるさと村の建物にある自販機でシュワシュワタイム! みんな炭酸飲料が飲みたかったんだって。 一休みした後は いよいよ茅葺屋根の民家が点在する集落内へ・・・ カーブを曲がった先に おおっ!って感じで茅葺屋根の民家が見えるんですが しかし、よく見ると傷みが激しいんですよね。 来る度に酷くなってます。 住む人が居なくなってしまえば 家は傷むのが早いんですよね。 ましてや茅葺屋根の家ですから・・・ その一方で人々の営みも見えました。 稲木に稲が干してあります。 今はコンバインで稲刈りをしたら乾燥機で乾燥させる事が多く 手間のかかる天日干しは殆ど見られなくなりました。 でも、やっぱり、稲木で干したお米の方が美味しいんだって。 それから畔に何か植えてありますよね。 これは大豆か黒豆でしょうか? 味噌を作るための大豆や お正月用の黒豆を畔に植えるんだそうです。 この写真を見た母が言っておりました。 実は母の故郷も岡山県の田舎なんです。 八塔寺と近いってわけじゃないけど 遠いってほどでもないです。 だから、稲木の掛け方とか一緒なんですよね。 集落内を進むと一軒の茅葺屋根の民家が民俗資料館として公開されていました。 展示されている品々は 昭和の初期から40年代くらいのまででしょうかね。 夏休みで遊びに行ったお祖父ちゃんちでも見たようなものがありました。 道を挟んで向かい側の茅葺屋根の家からは子供の声が聞こえます。 なんだか少し安心・・・ こういう環境で育てば少なくとも不良にはならない、 いや、なれない気がします。 目が行き届きますし・・・ この風景で不良やっても似合わないですから・・・ もちろん、無人販売で万引きも無いでしょう。 集落内の坂道を下っていくロードバイクが 妙にこの景色に似合う気がします。 そう言えば ロードバイクに乗る人に 不良はいない・・・かな? どうかなぁ~ あんまり、オラ、オラ、って感じで乗って欲しくないですけどね。 集落の外れに望ヶ丘レストラン&キャンプ場というのがあります。 今回の目的地です。 ご主人が天体観測が趣味なんでしょうね。 そんな趣味のお客さんがよく来店する店の様です。 「ここはね、えびめしが美味いんだよね」 えびめしというのは えびが具材で入ってる黒いピラフと言えばいいのでしょうか? 味は見た目ほど濃くありません。 岡山のB級グルメの代表格かな。 私がみんなに説明していると 厨房から女将さんが慌てて出てきました。 「えびめしは、この人数分はつくれません!」 私達、10人もいましたから 女将さん一人では無理というものです。 この人数でも作れるメニューをお聞きして えびめしは二つだけ注文して みんなで取り分ける事にしました。 それで、みんな、えびめし以外の料理を注文する事になったのですが このお店、鴨肉が得意のようで それに関連したメニューが多いんですよ。 鴨うどん、鴨が入ったそば、鴨ネギ丼・・・ そう言ったものを食べると なるほど、鴨肉が美味いんですよね。 この山奥で なかなかのポテンシャルなおススメの店です。 さて、腹ごしらえを完了した私達は帰路に就きます。 暫くは八塔寺川沿いに下り基調の快走路。 途中、ダチョウ見物。 誰が何のためにダチョウを飼っているのかは不明。 ペットなんでしょうか? 吉永からは県道96号線を東へ赤穂方面へ・・・ 実はこの道が曲者で・・・ ジワジワとずっと上り基調なんです。 平坦に見えてずっと上ってる。 だから、あれ?なんでスピード出ないんだろうって踏んでしまうんです。 でも実際は上り基調なんで スピードを上げようとすると脚を削られることになってしまうんですよね。 暫くは私が先頭を牽いていましたが 少し嫌気がさしてきたので先頭交代! セーテン君に先頭を譲りました。 セーテン君が先頭を牽き始めるとグッと巡航スピードが少し上がりました。 すると、ピンクさんが遅れ始めました。 懸命にペダリングしますが車間は広がるばかり! その時、ピンクさんの後ろに居たサキちゃんが 「セーテンさん、ペース上げ過ぎ!」とか言いながら 前に出てブリッヂしたんです。 いや、感動しました。 サキちゃん、身を挺してピンクさんを空気抵抗から守ろうとしたんです。 その様子を見ていたマイト君は セーテン君にペースダウンを伝えるためミサイルの様に飛んで行きました。 私は、サキちゃんを空気抵抗から守るべく サキちゃんの前に躍り出ます。 ペースダウンしたセーテン君に追いつくと セーテン君は申し訳なさそうに呟いてました。 「マレーシア帰りでパワーメーターも心拍計も無かったんで 分かんなかったです。 コギコギさん、このくらいのペースでいいっすかね?」 「OK!このペースで大丈夫!」 この一件で分かったんですが ピンクさん、今まで結構きつかったんだろうと思います。 大人しい人で何一つ文句を言わずに付いて来てましたが 私が牽くペースでいっぱいいっぱいだったのかもしれません。 だるま珈琲に帰って来ると 「もう1ミリも動けない」と旦那さんに迎えに来てコール・・・ もしかしたら 自転車に乗るのが嫌になっちゃったんじゃないか・・・ そんな心配をしていたんです。 ところが表情を見ていると どうも、そんな感じではありません。 体は疲れているはずなのに 表情はにこやかで晴々としているんです。 そこで 「これからはLSDやって 春には200kmオーバーライドにチャレンジやね?」って 水を向けてみると 「是非、お願いします!」と答えが返って来ました。 ピンクさん、事情があって乗れていませんでしたが 今回のライドで思い出したんじゃないでしょうか? 力を出し切って走る充実感と爽快感を・・・ 走行距離…103.65km 時間…04:46:26 平均速度…21.71km/h 最高速度…55.05km/h 平均CAD…77 積算距離…10665km 消費㌍…2345kcal 補給食…###kcal 心拍…Ave.129 Max.176 ここまで読んでくださって本当にありがとうございます。 このブログは、にほんブログ村ロードバイク部門ランキングに参加しています。 下のバナーをクリックして人気投票していただけると嬉しいです。 ポチはどれでもひとつでいいですよ。 読んだら忘れずポチしてね。 にほんブログ村
by a-elf
| 2018-12-05 20:47
| ファンライド
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