しかし、ヒトムさんも一人前のローディーになりましたなぁ・・・ |
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2018年 12月 03日
この記事は11月4日(日)の出来事を書いたものです。 前回からの続きです。 私達はウサギさんチームとカメさんチームの 二つのグループに分かれて上郡へ向かいます。 私はカメさんチームの先頭。 私の背後にピンクさんが陣取りました。 私はピンクさんとLSD以外で走った事がありません。 ですから実際、どのくらいのペースで牽けばいいのか分からないでいました。 しかし、走っている様子を見ると それほどペースを落とさなくても きっちりついてくる感じです。 そして、問題の椿峠・・・ 私は引き続き、それなりのペースを維持して上ります。 ピンクさんは私の後ろにピッタリついて来ます。 その代わり、サキちゃんが離れ始めました。 その様子を見て ピンクさんは最近、乗れてないみたいだけど それなりに走れると判断。 以後、このペースを維持して走る事にしました。 上郡のコンビニに到着して補給していると 家族サービス中の八吉さんが来店。 「八塔寺行くって聞いてたんで もしかしたら会えるかなって思ってたら 会えましたぁ~!」 奥さんと一緒ににこやかです。 小さなお子さんも可愛らしい! 「お父さんの自転車のお友達やで」なんて言ってるのかな? コンビニを出た後は 県道90号線から県道385号線を経て安室ダムへ向かいます。 八塔寺へ向かうだけなら 県道90号線をそのまま進んだ方が近いのですが そうすると九十九折れの厳しい上りがあるんです。 それを避けるため 多少、遠回りではありますが安室ダムを経由するんですね。 そして、この道は平坦で、のどかなんですよねぇ~ 田んぼばっかりで・・・ 先行するウサギさんチームも ここはカメさんチームのペースに合わせて走ってくれました。 その様子を見ていたサキちゃんが呟きます。 「あの中で誰が最初に我慢できなくなるのかしら?」 しかし、結局は誰も飛び出すことなく安室ダムの入口まで来ました。 ここからダムまで少しだけ上ります。 私は写真撮影のため カメさんチームから抜け出して先回り。 抜けるような秋の空を背景に 安室ダムへ向かうトレインの撮影に成功しました。 安室ダムに到着すると一休み・・・ と言うか・・・雑談タイムですね。 セーテンさんのマレーシアでの生活の話に花が咲きます。 この安室ダムは ちょっとした公園になっていて綺麗に整備されています。 釣りをする人を 所々で見かけながら外周を走りました。 安室ダムから八塔寺へは 交通量が少なくて道幅の広い道が続きます。 ただし、快走路というわけにはいきません。 山奥の道らしく アップダウンが激しい・・・ 案外脚を削られます。 私は、この区間、先行グループで走りました。 八塔寺の坂の入口まで来ると後続を待って写真撮影。 「ここから、八塔寺へ向かう坂が始まります」 私がそう言うとバスク輪さんがコースプロフィールを補足説明してくれました。 「結構長いんで ここからは自由行動!」 ウサギさんチームの人達は 軽やかにペダリングして あっという間に見えなくなりました。 カメさんチームは重力の呪縛に苦しみながら 文字通りカメの様に進みます。 その中で私はヒトムさんと一緒になりました。 程なく、ヒトムさんが私の前に出ます。 先行するヒトムさんに私が付いて行く形になりました。 私の存在にプレッシャーを感じているのか ヒトムさんはそれなりのペースを落とすことが出来ません。 やがてそれが苦しくなってきたのか ヒトムさんが話しかけてきました。 「師匠・・・私、仕掛けたりしませんよ。 ゆっくり行きましょう・・・」 私はヒトムさんの背中を見ながら苦笑い。 (絶対そんな事無い、絶対仕掛けるくせにぃ~) 私としては、長い上りですから 後ろからヒトムさんの様子を見ながらじっくりと料理すればいい・・・ 世間話をしながら ヒトムさんの呼吸を観察して どのくらいの余裕があるのか探りながら走ります。 作戦として 頂上の直前でダンシングでスパートを掛ければ間違いなく刺せる筈。 ただし、それまでにヒトムさんが仕掛ければ 応戦するしかありませんけどね。 「長い坂ですねぇ~」なんて ヒトムさんが息を切らせながら話していると 上からシンヤさんが下りてきました。 先に頂上に到達して お代わりするために戻って来たのです。 それを見たヒトムさんに動きがありました。 カーブに差し掛かったところで ヒトムさんがダンシングでペースアップ! 私は思わず声を上げました。 「おおっ!行くねぇ~!」 ここで指をくわえて見ているわけにはいきません。 カン! 私はギヤを一枚重くしてダンシングに切り替えました。 ヒトムさんより重いギヤで 全身の力を使って踏みます。 一気にヒトムさんをオーバーテイク! オーバーテイクする時は一気でなければなりません。 追う気力さえ失わせるためです。 そしてカーブの先に再び坂が現れました。 その時、ヒトムさんの悲痛な叫びが聞こえました。 「まだ、坂、あったんやぁ~!」 私はヒトムさんとの距離を圧倒的に広げるため 引き続きダンシングで上り続けました。 もちろん、勝利したのは私です。 私は余裕で写真撮影。 ヒトムさんを出迎えました。 「坂、まだ、あったんですねぇ~ あの坂を見た時、ボキっと心が折れましたぁ~ でも、ああ、面白かった!」 「仕掛けたりしませんよぉ~ 言うたん、どの口やぁ~」 「えへへっ」 頭を掻きながらヒトムさんは苦笑い。 「私、お代わりしてきます!」 そう言うと坂を下っていきました。 私は頂上で独り言・・・ 「いつか、やられるよな、俺」 やがて、お代わりしたメンバーも次々とゴールします。 サキちゃんもゴール! あれ?ピンクさんは? 少し時間を置いて お代わり部隊にサポートされたピンクさんが 懸命に坂を上って来るではありませんか! ハンドルを投げる様にゴール! 「あれ?椿峠では付いて来てたのに・・・」 「あれは椿峠が勝負どころだと思ったからです」 この八塔寺の坂が ちょっとしたヒルクライムイベントになったみたい。 しかし、ヒトムさんも一人前のローディーになりましたなぁ・・・ だって、言うじゃないですか・・・ 「嘘つきはローディーの始まり」って・・・ ここまで読んでくださって本当にありがとうございます。 このブログは、にほんブログ村ロードバイク部門ランキングに参加しています。 下のバナーをクリックして人気投票していただけると嬉しいです。 ポチはどれでもひとつでいいですよ。 読んだら忘れずポチしてね。
by a-elf
| 2018-12-03 22:51
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