但馬漁火ラインで鳥になる |
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2018年 10月 10日
この記事は9月16日(日)の出来事を書いたものです。 前回からの続きです。 床瀬そばを出た私達は竹野浜を目指す事にします。 県道1号線は急勾配の下りから 緩やかな下り基調へと変化しました。 「ボーンズさん、日本海側を走るのって初めてですか?」 「全く初めてです」 「じゃあ、但馬漁火ラインは打って付けですね。 天気も晴れてきたし・・・ リアス式海岸の美しさもあるけど 海の色彩が違うんだよね」 竹野川沿いの快走路を 私達は先頭交代を繰り返しながら走ります。 それは、まるで三羽のツバメが戯れながら飛んで行くみたい。 高速で空間を移動する事自体が楽しいのです。 浜に繋がる集落内の道は 私が先頭になって ゆっくりと二人を案内する様に進みます。 「おっ、海が見えてきた」 中央に消雪パイプが埋め込まれた細道の先、 民宿の壁に遮られながらも 空が広くなっているのが分かりました。 「到着!竹野浜!」 海水浴シーズンを終えた竹野浜に 人影はまばら・・・ このところの悪天候で浜は多少荒れていましたが それでも白い砂と青い海は羨ましい・・・ 「海水浴シーズンは ビキニのおねーちゃん居るのになぁ・・・」 浜に植えられた木が斜めになっているのは 冬場に北西の季節風に晒され続けたからでしょう。 浜に降る雪は横に降るんです。 だから積もりません。 遠く海の向こうから 雪雲が攻めてくるのが見えるんですよね。 そんな事を思い出しながら 先週の同窓会で作ったばかりのラインのグループに投稿しました。 「竹野の海は昔と同じように綺麗です」 するとすぐに コメントが返って来ました。 但馬の女性らしく 雪の様な白い肌と 黒髪ではなく 茶色がかった艶やかな髪が印象的だった 元事務員の女性からです。 「私が竹野に来て もう数十年が過ぎてしまいました。 もう、そんなになるんですね。 ビックリです。 私も竹野の海が大好です。 だから、褒めてもらうと嬉しい。 有難うございます」 あの頃のままの海が あの頃の気持ちを蘇らせるようです。 「さっ、記念写真撮ろうか! 百均の広角レンズで・・・」 ボーンズさんに これから走る但馬漁火ラインを説明するのは またしてもバスク輪さん。 「ここから先は 結構、アップダウンありますよ。 勾配もありますしね。 でも景色はいいっすわ」 バスク輪さんにとって何度目の但馬漁火ラインなんでしょう。 きっと走る度に この道が好きになっていったに違いありません。 海岸線のアップダウンに富む道を走る時 私は、その走行感を鳥に例える事が多いんですが 但馬漁火ラインは まさにそれです。 一生懸命羽ばたいて上昇したかと思うと 今度は小さな入り江めがけて バイクを右に左に倒しながら弧を描いて滑空していく。 そして海面に近いところで最高速になると その勢いを出来るだけ生かして再び羽ばたいて上昇するのです。 そして時々、 いい風を捉えると まるで空中に浮かぶように景色に見惚れる・・・ 「ボーンズさん、ここから日本海の海の色がよく見える。 透明なサファイヤだったり 透明なエメラルドだったり・・・ 白い砂と 黒く見える海藻・・・ 綺麗だよな・・・」 「いや、本当に綺麗っすね・・・」 ここまで読んでくださって本当にありがとうございます。 ヘルメット以外、体を守るものは何も無い。 むき出しの感受性だからこそ 日本海の色に これほど感動出来るのかもしれませんね。 このブログは、にほんブログ村ロードバイク部門ランキングに参加しています。 下のバナーをクリックして人気投票していただけると嬉しいです。 ポチはどれでもひとつでいいですよ。 読んだら忘れずポチしてね。
by a-elf
| 2018-10-10 22:21
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