「こりゃあ~いいねぇ~」in四方指 |
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2018年 09月 13日
この記事は8月26日(日)の出来事を書いたものです。 前回からの続きです。 船内に「オリーブの歌」が流れると下船の合図。 シーズンオフでガラリとした車両甲板に降り立つと そこかしこで車のエンジンがかかります。 私達もロードバイクのハンドルを握って上陸の準備。 ランプウエイが下ろされると いよいよ小豆島の旅が始まります。 サキちゃんに 着いたらすぐに上り始めると言った通り 大部港から寒霞渓へ続く県道31号線は目と鼻の先。 「本当にすぐ上りですね。 大丈夫かな」 心配そうなサキちゃんにシンヤさんが言葉を返しました。 「大丈夫だよ。 大部からが一番上りやすい。 九十九折れだから、勾配が一定だし そんな激坂区間は無いから」 私もシンヤさんに続いて言葉を返しました。 「それにね、この坂は ところどころ、景色が見える。 頑張って上った分だけ高さを実感できるから励みになるよ」 そしてこのルートのいいところは 交通量が少ない事でしょう。 まるで貸し切りの様です。 「坂は自由行動だけど シンヤさんは先に行かないの?」 「行きませんよぉ~!」 飛び出す奴がいないので 集団は一塊になって 会話をしながら上ります。 小豆島の稲刈りは播州より早いみたい。 もう刈り取った稲が ガードレールを稲木代わりに干してありました。 無理をしないペースが功を奏したのか 脚が痛いはずのPちゃんがゴキゲンです。 「コギコギさん、今日は脚が痛くない! こんな感じ、久しぶりです。 脚が痛くないって楽しいぃ~!」 県道31号線が県道27号線に合流するところに ちょっとした東屋があって休憩出来るところがあります。 この場所も眺めがいい事から その名も四方指ならぬ四望眺というそうです。 「ここからも眺めがいいんだけどさ・・・ 四方指はこんなもんじゃないよ」 いい眺めだと喜ぶメンバーに ついつい釘を刺してしまうんですよね。 最高の条件で四方指に上った事のある バスク輪さんも その気持ちは同じかもしれません。 彼は遥か向こうを指さして言いました。 「ほら、あそこに小さく岩みたいなのが見えるでしょ。 あれが四方指ですよ」 「あれかぁ~ あれが四方指かぁ~」 四方指からの絶景とは一体どんなものなのか? そんな期待に胸を膨らませながら 私達は再び坂に挑みます。 勾配が急になったり緩くなったり・・・ 「この先、下ってるところあったよな? なんてバスク輪さんに言ったらね、 コギコギさん、 それは勾配が緩くなったところで錯覚したんじゃないですか って言われちゃってさぁ・・・」 そんなエピソードを話しつつ上って行くと 遂に四方指を示した道路標識が現れました。 左折して細道を入ります。 この細道が割と上ってて はやる気持ちの割には進みません。 やがて木々が途切れて視界が開けると その先に「羽ばたけば飛んで行けそうな景色」が見えるはず。 石で組まれた頂に上ると リキさんは思わず声を上げました。 「こりゃあ~いいねぇ~」 四方を指しても遮るものが無いから四方指・・・ 標高777mからは四国は勿論、本州まで見渡せます。 シンヤさんは自慢のクロモリを崖っぷちに立たせて記念撮影。 絶景を前に 一同、テンションが上がってます。 「リキさん、やっと出会えましたね」 まだ見ぬ「美しさ」の虜になってから2年・・・ やっと小豆島最高の「美しさ」に出会えたのです。 ここまで読んでくださって本当にありがとうございます。 このブログは、にほんブログ村ロードバイク部門ランキングに参加しています。 下のバナーをクリックして人気投票していただけると嬉しいです。 ポチはどれでもひとつでいいですよ。 読んだら忘れずポチしてね。 にほんブログ村
by a-elf
| 2018-09-13 23:02
| ファンライド
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