誇り高き戦士は他人(ひと)に弱さを見せない |
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2018年 06月 28日
この記事は5月27日(日)の出来事を書いたものです。 前回からの続きです。 冨土野峠の瀬戸内海側の下りは 日本海側に比べれば比較的緩やかで路面状況もいい。 しかし、スピードが乗る所で アスファルトにくぼみがあったり コンクリート橋の段差があったりします。 その度に大きな声で後続に危険を知らせます。 「穴あります!」 「段差!」 もちろん、ハンドルはしっかりと握ったまま。 ハンドサインは出しません。 だから声も大きくなるのです。 それでもちょっとしたアスファルトのくぼみを通過した時に モーニングさんがパンク! チューブラーですが 慣れた手つきでタイヤ交換。 集落内は減速して通過するなど 下り基調でも速度を上げるばかりではない事は言うまでもありません。 ゴールが近づくほど 事故が無いように慎重に運転します。 待ち合わせの一宮のローソンに到着した時、 ウサギさんチームに加わったバスク輪さんは 余程脚を使ったのか地面に座り込んでいました。 しかしバスク輪さん以外のウサギさんチームのメンバーは鼻息が荒い。 「もしかして、だるま珈琲の営業時間内にまにあうんじゃねぇ~の?」 「間に合う!間に合う!」 ウサギさんチームは だるま珈琲の営業時間内に間に合いそうだと分かると 更にモチベーションが上がったようです。 対してカメさんチームは だるま珈琲の営業時間内に間に合うかどうか 微妙な状況・・・ そして、さすがのモーニングさんにも 疲労の色がハッキリと現れていました。 「いやぁ~今回の500はきついです。 苦行です・・・ やっぱり単独でマイペースで走るのと グループライドとでは まったく違いますね」 前半の鳥取港はマイペースで走り 後半の気比の浜はグループでワイワイ走れば 最後まで楽しく走り切れるんじゃないか・・・ いやいや、実際はそんなに甘くはありませんでした。 集団のペースが上がれば マイペースは置いといて 付いて行かなきゃならない。 峠は自分が一番じゃなきゃ気が済まないし 千切り合いが始まれば受けて立たなければならない・・・ ただでさえ疲労が蓄積しているのに 更に自らを鞭打って無理をしなくちゃならないのです。 「ヒトムさん、 ヒトムさんが初めて200kmオーバー達成した時 確か、このくらいの時間に出発して だるまに間に合ったよね?」 そう言うと、 私は、だるま珈琲まで自分が前を牽く覚悟でローソンを出ました。 カメさんチームの中だったら 私が一番、脚が残ってる・・・ 国道29号線の下り基調は若干向かい風でも速度が乗ります。 重力のアシストが空気抵抗より勝る。 私達はトレインを組んで 一塊になった空気ごと 下り基調を高速巡行します。 その時です。 なんと後方から志願制の先頭交代! 私の前に躍り出たのは 走行距離が500kmに迫ろうとしているモーニングさんだったのです。 それは田井から県道に入っても続きました。 しかし、信号待ちを迎える度に 疲れて、うつむいてしまうモーニングさん。 何故、彼はそうまでして先頭を譲らないのか? それはPRIDE? 誇り高き戦士は 他人(ひと)に弱さを見せないものなのか・・・ ここまで読んでくださって本当にありがとうございます。 このブログは、にほんブログ村ロードバイク部門ランキングに参加しています。 下のバナーをクリックして人気投票していただけると嬉しいです。 ポチはどれでもひとつでいいですよ。 読んだら忘れずポチしてね。 にほんブログ村
by a-elf
| 2018-06-28 23:04
| ファンライド
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Comments(2)
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