この記事は5月27日(日)の出来事を書いたものです。
前回からの続きです。
一宮のローソンに
ウサギさんチームから少し遅れてカメさんチームも到着しました。
補給もそこそこに
臨時漕会会長のわたくしは
さっそく人事権を発動!
「メンバーの入れ替えをします!
カメさんチームのアリコさん、
ウサギさんチームへ昇格!
ウサギさんチームのバスク輪さん、
カメさんチームへ先頭要員として入ってもらいます!」
一同に、どよめきが沸き起こります。
「バスク輪さん、カメさんチームなんすか?」
アキヒロさんが残念そうに言うので
理由を説明してあげました。
「体がデカいので
風除けとしてもらい受けます」
安積橋から先は上り基調が徐々にきつくなります。
冨土野峠を越えなければならない事を考えると
バスク輪さんはカメさんチームに呼ばれて安心したはず・・・
しかし、そうゆう素振りは見せない様にしている素振りが分かりやすい。
「じゃ、そろそろ行きましょうか」
ウサギさんチームから少し遅れて
カメさんチームは私が先頭でスタートしました。
メンバーを入れ替えてから最初に先頭を牽くのには訳があって
私としては、このくらいで前を牽いてくれという無言のメッセージなのです。
私が先頭で後ろがモーニングさん・・・
後のモーニングさんが喜んでる?
「新鮮ですね・・・
先生の後ろを走るなんて・・・」
モーニングさんは私のことを「先生」と呼びます。
もう5年前になりますかね・・・
らくふくで初心者を集めての練習会を開催した時に
最初に集まって来たメンバーの中にモーニングさんがいました。
内容はロードバイクで公道を走る時の注意点や
基本的なセッティングやフォームなど。
ローディーとしての「最初」を少しお世話しただけだったんですが
それ以来、ずっと、モーニングさんは私のことを「先生」と呼びます。
とっくの昔に私なんか追い越して
立派なローディーになられているのにね。
一回のライドで
500kmとか700kmとか・・・
物凄い距離を走ったり・・・
レースは膨大なデータに基づいて
練習も本番も緻密ですしね・・・
こちらが尊敬こそすれ
「先生」と呼ばれるのは
お恥ずかしい限りです。
先頭交代は平和に行われ
上り基調は「ふれあいの水」あたりから
分水嶺の冨土野峠へ変化しました。
この時点でモーニングさんの走行距離は300kmくらいでしょうか。
「やっぱ、キツイです!」
さすがのモーニングさんも
普段の様な圧倒的強さは見られません。
一緒に上っているのは
私とバスク輪さん、そしてヒトムさんですから
本来なら、あっという間に千切ってなきゃならない相手です。
いや、その事が逆にプレッシャーだったかもしれません。
絶対に負けたくないってね。
冨土野峠の後半
遂にモーニングさんはペースを上げました。
私も追いすがりますが
御覧の通り見事に千切られました。
私だったら、走行距離が300kmにもなれば
言い訳しまくりでしょうね。
「300kmも走ってんだから
君たちと同じようには走れないよ」
なんてね。
しかし、モーニングさんは
そんなこと一言も言わずに
絶対に一番で頂上に到着する事を譲らなかったんです。
スゲェや・・・
ここまで読んでくださって本当にありがとうございます。
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