ホルモン焼うどんから、どんどん裏道を走る

この記事は12月3日（日）の出来事を書いたものです。

前々回からの続きです。

勝手知ったる「新さよ」の暖簾をくぐります。

「いらっしゃい！」

若大将が出迎えてくれました。

「お久しぶりです。

今日は7人で・・・」

昭和感いっぱいの奥の座敷に通されます。

「うどん１１に・・・

ホルモンは・・・５くらいかな。

あっ、そうそう、上ホル別焼きを３で・・・」

私が注文を終えようとすると

しんちゃんが追加しました。

「すみませぇ～ん！

ごはん大もお願いします！」

空かさす、あっちゃんがチクり

「それ、太るやつや！」

バスク輪さんは少し悩んで

「ごはん中で」

「しんちゃん大丈夫？

一応、男性はうどん２玉で計算してるから

それなりに量はあると思うよ」

「いや、大丈夫っす！

上ホル別焼きっすからね」

このブログを長く読んでくださっている読者にはお馴染みだと思いますが

「新さよ」って言えば「上ホル別焼き」なんですよね。

私は「新さよ」の回し者みたいに

「上ホル別焼き」の説明をしました。

「和牛のホルモンというだけでも美味しいのに

ここのホルモンは、それプラス、

３０カ月未満のお産の経験の無いメス牛という条件が付くんです。

だから、脂が違うんですよね。

この条件で一般の人がお肉屋さんで買うのは難しいそうですよ。

味付けはシンプルに醤油だけ。

いただく時にお好みで

ニンニク醤油をちょんちょんってつけて頂く・・・

これに白ご飯は

漏れなく笑顔がついてくるんだよねぇ～」

この説明に

しんちゃんは、ニンマリと笑いました。

いよいよ大鍋にホルモン焼うどん

そして小皿に上ホル別焼きが盛られてテーブルに出されました。

しんちゃんはまず白ご飯と上ホル別焼き・・・

「うんめぇ～！」

「ねっ、笑顔になるでしょ！」

隣りのテーブルではPちゃんが

可愛らしい外見とは裏腹にビールが欲しくなると申しております。

「ホルモン、凄く美味しいぃ～！」

眉をハの字にして

心の底から喜んで頂けました。

花より団子

まずは自転車談義より

純粋にB級グルメ談議に花が咲きました。

「新さよ」を出た私達は

もちろん国道１７９号線は走りません。

マックスバリュー前の信号を渡って

車止めのある川沿いの道を進んだ後は

佐用町役場前を通過する街中の道を進みます。

右手に橋が見えて来たら

それを渡らずに

建設会社の寮の前を川沿いに入っていきます。

まだまだ裏道を進むんですよね。

集落内の踏切りも渡って

どんどん裏道を進むと

橋を渡って国道１７９号線に合流します。

少しだけ１７９号線を走りますが

程なく左折して橋を渡って再び川沿いの土手道を走ります。

どんどん裏道を進んでいくと

驚いた事に国道３７３号線の

円光寺トンネルを抜けたところの信号に出るんですよね。

「新さよ」からここまでの道は

実は、いなちくロングライドの時に走ったんですが

この時、私は思い出せなくて・・・

バスク輪さんとしんちゃんに先導してもらいました。

ここからは国道３７３号線を千種川沿いに高速巡行！

しかも下り基調ときてます。

私はしんちゃんとあっちゃんのカップルを先導しますが

実はあっちゃんは

高梁ヒルクライムレース年代別女子３位の実力の持ち主。

女性だからと手加減は要りません。

逆に手加減すると物足りないでしょう。

ですから私は普通に男性と走るのと同じように高速巡行を楽しみました。

今回のテーマは裏道ですが

ロードバイクで走るんですから

こういう高速巡行区間もあったほうが楽しい・・・

そういう事にしておきましょう。

バスク輪さんが先導するグループには

普通の女性ローディーのPちゃんがいます。

あっちゃんみたいなスピードは出せないので

バスク輪さんが絶妙なペースで先頭を牽いていました。

バスク輪さんグループと私が先導するグループの差は

どんどん大きくなって、やがて見えなくなりました。

途中から見えなくなるくらい差がついていたのは分かっていたんですが

私は最初っから赤松で止まるつもりでした。

だから、見えなくなってもそのまま突っ走りました。

「減速ぅ～！

ストップぅ～！」

私は赤松の公園で後続を待ちます。

前からは

途中合流のディーさんが来ました。

「ディーさん！

後ろが来たら

この道を横断して橋渡るよ！」

「えっ？

この道を行くんですか？」

「そう」

道を挟んでディーさんと会話です。

まあ・・・

国道３７３号線を千種川沿いに下り基調は快感ではありますが・・・

やはり、国道ですから

どうしても大型車をはじめ

車からのストレスも小さくはない。

だから、また裏道を走るのです。

ようやく後続グループが到着。

「バスク輪さん、

国道373号線を横断して橋渡るよ！」

バスク輪さんもディーさんみたいに驚きの表情。

「コギコギさん

その裏道、

どこに抜けるんですか？」

「それはね、上郡のマックスバリューに出る」

「へぇ～そんなところに出るんすか・・・」

人が知らない道を知ってるっていうのは

それだけで優越感かも！

ここまで読んでくださって本当にありがとうございます。

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