この記事は6月11日(日)の出来事を書いたものです。
前回からの続きです。
今回の西播磨サイクリングでは
フクちゃんの思い入れもあって
色んな道を走りました。
万葉岬から、
はりまシーサイドロードで室津賀茂神社。
道の駅みつで小休止したあと
新舞子の海岸を抜けて淳くんのアトリエへ。
城下町龍野の古い街並みを楽しんだ後は
農道を繋いで繋いで赤穂鉄道廃線跡(木漏れ日ロード)
坂越から海浜公園、そして赤穂岬へ・・・
ちょっと詰め込み過ぎじゃないかと思ったくらいです。
きっと、あれもこれも案内したいという思いが強かったんでしょう。
さて、これだけ色々な道を走ったわけですが
実際、西播磨を初めて走った方には
どの道が一番印象に残ったのでしょうか?
私が尋ねると
皆さん、異口同音に赤穂鉄道廃線跡(木漏れ日ロード)とおっしゃいます。
自転車仲間の間では赤穂鉄道廃線跡という正式名称より
木漏れ日ロードという通称のほうがよく使われています。
実は、この「木漏れ日ロード」という名前は
私が名付けたんですが
その名の通り、木漏れ日が美しい道なんです。
千種川沿いの山裾を切り開いて敷設された鉄道跡ですから
殆ど平坦で、しかも木々のトンネルを走る・・・
それが約12kmも続きます。
「木漏れ日ロードによく似た景色は
私たちが住んでいるところにもあるんですけど
そこは山なんですよね。
必ず坂を上らなくちゃならない。
でも木漏れ日ロードは平坦な道でしょ。
そこが素晴らしいです」
「そうか、こんな景色は普通、坂のある道なんだ・・・」
木漏れ日ロードを走り慣れている私にとって
そんな感想は新鮮でした。
確かに珍しい道なんでしょう。
しかし私は今まで
珍しいから人に紹介したのではなく
美しいから紹介してきたように思います。
平坦な道を
木漏れ日を浴びながら
しかも木々の間から千種川のきらめきも見える・・・
ここは平坦で
まるでサイクリングロードの様に
殆ど車は通りません。
だから、誰かと走る時には
語らいながら走るんですよね。
もちろん
私も大好きな道です。
ただ・・・
今回のコースで
私の一番は木漏れ日ロードでは無いんですよね。
では、私の一番はどこか?
それは万葉岬なんです。
まず名前が美しいじゃないですか。
どこかロマンチックですよね。
距離は1.3kmほどで短いんですが
頂上にご褒美が待っている坂なんです。
晴れた日には明石海峡大橋はもちろん
淡路島と四国をつなぐ大鳴門橋も見えます。
相生湾には牡蠣筏がいくつも浮かび
朝日も夕日も瀬戸内海に反射して美しい・・・
だから、私の一番・・・では無くて
いや、もちろん、万葉岬からの絶景は
私が好きな理由のひとつではあるんですが
そればかりでは無いんです。
それではどんな理由で万葉岬が一番なのか?
今、万葉岬は西播磨のローディー達にとって
ひとつの象徴的とも言える場所になっているんですよね。
何かというと
みんな万葉岬を上るんです。
とても身近でありながら
西播磨の素晴らしさを代表する様な誇れる場所・・・
しかし実はその昔、万葉岬は私たちにとって
別にどうでもいい場所だったんです。
今は万葉岬の頂上には民間経営のホテル万葉岬がありますが
2004年の12月までは相生市営の国民宿舎「あいおい荘」だったんです。
だから当時、万葉岬に上る事を
あいおい荘へ行くと言っていたんです。
なんだか言葉の響きも
ロマンチックでも何でもないですよね。
しかも現在、見晴らしの良い椿公園が
椿が無計画に植えられてて見晴らしも良くなかったですしね。
当時、ローディーの間では赤穂御崎の方が人気があったように思います。
とにかく、あいおい荘なんて
別にどうでもいい場所だったんです。
ところが民間経営になって綺麗に整備されたことも手伝って
徐々に人気が出てくるのですが
ローディー達の間に認知されるようになったのは
ここ数年の事だと思います。
万葉岬に初日の出を拝みに来るローディーの数の増え方を見れば
どれだけ万葉岬の認知度が高くなったかが分るでしょう。
この万葉岬がローディー達の間で有名になったその一因に
私を含め、私の周辺のローディーの影響が大きいと感じるんです。
特にマスターは万葉岬で朝練をやり始めてから
その朝練に他のローディー達も加わるようになり
やがてモーニング万葉観測隊、略してモー万隊が結成されて
それからはホントに万葉岬を上るローディーが増えて行きました。
そして今の万葉岬があるわけです。
万葉岬って成長したなって思うんですよねぇ~
私達地元のローディーは
何かというと万葉岬に上る様になりました。
晴れだったり曇りだったり
暑かったり寒かったり
朝日だったり夕日だったり・・・
色んな時間に
色んな思いを抱いて上りますから
万葉岬に感情移入出来るというか・・・
ちょっと特別な場所であるわけです。
そして、ローディー達の共通の場所でもある。
そういう場所があるって事は
すごく自慢できることだと思うんですよね。
この日は
最初に万葉岬を上りました。
短いんですが
遅い人もいれば速い人もいる・・・
そして、みんなで絶景を眺める・・・
万葉岬で撮った記念写真を見ると
やっぱり万葉岬が一番だなと思うんです。
ここまで読んでくださって本当にありがとうございます。
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