肩甲骨が開いて骨盤が立っている姿勢 |
ママチャリは誰でも乗れます。
ロードバイクも乗るだけだったら誰でも乗れます。
でも、ママチャリと同じ乗り方でロードバイクに乗ったって
あんまり面白くないと思います。
だって、お尻は痛くなるし
肩は痛くなるし、腕も痛くなるし、首も痛くなるし・・・
なんでこんなに乗りにくい形してるんだろう?
多分、レンちゃんはそう思っている・・・
セーテンさんと楽しいサイクリングをさせてあげるには
少なくとも痛みを少なくしてあげないといけません。
そのためにはママチャリとは違う
ロードバイクの乗り方を身に付けてもらうのが一番です。
私の部屋にレンちゃん、セーテンさん、バスク輪さんが来て
レンちゃんにロードバイクの乗り方を教えます。
こういう時はローラー台があると便利ですよね。
素人の自転車乗りのデタラメなロードバイク理論かもしれません。
間違ったことを広めているとか
ブログでテクニックは伝わらないだとか
ご批判はあると思いますが
私の記事をどう受け止めるかは、もう読者の皆様の判断だと思います。
皆さん、大人なんですからねぇ~
話が逸れました。
本文に戻ります。
私はローラー台にセットしたロードバイクにレンちゃんを乗せて
ちょっとした質問をします。
「レンちゃん、ロードバイクのハンドルは何のために付いてると思う?」
あまりに当たり前の質問にレンちゃんはキョトンとしていました。
「もちろん、ロードバイクの進行方向を変えるためだよね。
でもね、それだけじゃないんです。
操舵装置としての役割に勝るとも劣らない大切な役割があるんです」
「?」
「それは、ハンドルは引くためにある」
「???????」
「厳密に言うと押したりもするんだけど
まずは、引くっていうのがロードバイクのハンドルなんだね。
ママチャリのハンドルは引かない」
「どういう事かと言うと・・・
脚でペダリングした時の反力を抑える・・・
つまり、ペダリングした時の反力を上半身でしっかり受け止めて
しっかり推進力にするためなんだけど・・・
分かりにくいよね・・・
イメージだと・・・背中の筋肉も使って漕ぐため・・・
う~ん・・・これも分かりにくいや・・・
大根引き抜く時に背中の筋肉使うでしょ
それとよく似た感覚・・・」
「なんとなく、分かるような・・・」
「今、レンちゃんはハンドルを引くなんて出来ないよね。
それは、腕をつっかえ棒にしてハンドルにもたれ掛かっているから
上半身の体重をハンドルに預けてる感じ・・・
だから、例えば、下りは怖いよね。
頭から突っ込んでいく感じで・・・」
「そうそう、下りは怖いです!」
「下ハンなんて握れないよね。
っていうかぁ~
下ハンなんて何で付いてるのかって世界だよね」
「そう、そう!なんでこんな変な形してるんだって思います」
「じゃあ、これから、ハンドルを引けるようなフォームに修正するんだけど
今、レンちゃんはこんな感じだよって絵に描いたのがこれ」
ハンドルが遠いから腕はピンと伸びてる。
この腕をつっかえ棒にして上半身の体重がハンドルに掛かってる。
腕の根元にある四角が肩甲骨
お尻の部分の四角が骨盤と思って下さい。
こういう姿勢を肩甲骨が閉じて
骨盤が寝ているっていうんだ・・・
サドルの細いところに圧力が掛かって
お股の大事なところに圧力が掛かってる・・・
サドルの細いところに圧力がかかってない?」
「掛かってます」
「じゃあ、理想形のフォームを図にするとこうなります」
調度、みぞおちの所から上を曲げる感じ
みぞおちの下は立てる感じ・・・」
「じゃあ、やってみて、
そう、もっと、グッと、お腹を引いて・・・
手の平を上にしてブラケットの所にもってくる・・・
腕の関節のくぼんだ方が上になるでしょ・・・
そうすると脇が閉まる・・・
肘が軽く曲がる感じでしょ
はい、ブラケットの上で上を向いている手の平をくるっと回してブラケットを握る・・・
すると、脇が閉まって、軽く肘が曲がって、あら不思議!
ハンドルが近くなった!」
「あ、ホントですね!
ハンドルが近くなった!」
「肩甲骨が開いたから
その分、腕が長くなる感じになる。
だからハンドルが近いと感じる。
骨盤が立ってるからサドルの広いところに圧力を感じるよね?
お尻のとがった部分に圧力を感じるでしょ?」
「お尻のとがった部分に圧力を感じます」
「こういう姿勢を肩甲骨が開いて骨盤が立っているというんだ。
どう?上半身の体重がハンドルに掛からなくなったでしょ?
腕がフリーになって
ハンドルに添える感じになって来たでしょ?」
「はい、ハンドルに体重が掛からなくなりました」
「これだと、ハンドルを引いたり、もしくは押したりも出来そうでしょ?」
「そうですね、今までと全然違います」
「下ハン、握ってみ」
「あっ、握れる!」
「じゃあ、ここまでの復習・・・
お腹をグッと引いて、うずくまるように背中を丸くする・・・
脇は締めるんだよぉ~
腕は・・・
まず手の平を上に向ける。
すると、肘関節のくぼんだ方が上になる。
手の平を上にしたままブラケットの上まで持ってきて・・・
手の平だけくるっと回してブラケットを握る・・・」
レンちゃんは呟きながら練習します。
「手の平を上にして・・・・
くるっと回して・・・」
「そうそう!そんな感じ!
カッコよくなってきた!」
ここまで読んでくださって本当にありがとうございます。
今日はここまで書いて時間切れです。
次回はペダリングのイメージや筋肉の使い方になりそうです。
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女性は一般的に上半身の力がないので、レンちゃんがロードバイクに乗る大変さは男性であるセーテンさんには理解し難いところかもしれません。
私の場合も機械式の変速で肩を壊すなんて、夫には想像もできなかったようです。
おまけにセーテンさんの場合普段離れているので、こちらに来た時はレンちゃんに楽しいところをめいっぱい経験させてあげたい!ってなるんだと思います。
でもやっぱり急がば回れ!ですね♪
最初はああだったね〜!って懐かしい思い出に変わる日は
そう遠くない気がします。
レンちゃん、コギコギさん、頑張れ〜!!!
『肩甲骨を開く』
これが今までできていなかった事を今日のロラ活で思い知りました!
基本的な事なのでしょうが今まで肩甲骨を閉じていた事が全ての元凶だった様です(T^T)
ここの所ペダリング時の姿勢沼にはまり悶々としておりましたが、この記事を読んで一つ一つ実践してみていると……ん?
キタ━(゚∀゚)━!
『これだわ』ってなりました♪
肩甲骨を開く➡体幹が使えてハンドルへの荷重が抜けてペダルに体重が乗り、今までより楽にパワーが出るように!
コギコギさん、ありがとうございます(o;д;)o泣
そして、何とか自転車に乗れる様になり 経験を積んで行き 色んな引き出しが増えたら その中から自分に合った物を選べば良いと思います。大人なんですから!☆〜(ゝ。∂)
私なんて…初めてのコギコギレッスンの時には、道の駅平福の第二駐車場への坂が (10m位でしたっけ?σ^_^;)とんでもない坂に見えましたから!σ^_^;
師匠の教え方は 上から目線では無く 初心者の目線にまで下りてきてくれるのが 嬉しいんですヨ(*^o^*)
ロードバイクのブログを巡っているうちにコギコギレッスンにたどりつきました。いままでなんとなく自転車に乗っていたのですが、わかりやすい感覚的な言葉と、具体的な筋肉の名前を使った説明がバランスよく、あれってこういうことだったのか!!と、とても参考になりました。
今週末にコギコギさんのレッスンを参考に自転車に正しく乗る練習をしに行こうと思っているのですが、そのことをブログに書く際に、記事内にこちらのブログのリンクを貼らせていただいてもよろしいですか?
あんまり知られていないんですよね。
でもやっぱり使えるようになると
全然楽しさが違うので
レンちゃんにはロードバイクを早く楽しんでもらえるように
一生懸命頑張りましたよ。
でもまあ、ブログ、頑張って書くんで参考にして下さいね。
それから私の自転車部屋ですが・・・
実は洗濯物を干す部屋でもあります。
洗濯物が干されている時は生活感ありますよぉ~
あの頃より、教えるのが少し上手になったかな?
おばさんは、あのころに比べると
体つきも自転車乗りらしくなりましたね。
もうベテランですねぇ~
サドル、
ロードバイクに乗っていておしりが痛いという人、経験の浅深を問わず少なくありませんよね。
おしりが痛いという人に出会ったとき、私は、
「サドルはシートじゃありません。ましてやソファでもありません。座るためのものじゃないんです」
と言ってます。
むろん、私とて長距離を走ったり疲れたときは座ることもありますが、
サドルはバイクの姿勢や重心をコントロールするためのもので、お尻は軽く触れるだけ。ペダルに乗ってください。って助言しています。たいていの場合「?!」と驚かれたり困惑されたりしますが、ただ一人、乗馬もやっているという方だけは「そうか!」と一発で納得していただけました。
乗馬の鞍(=サドル)は座るものではなく、騎手の意思を馬に伝えるもの。馬に乗るときは鐙(あぶみ)に立って膝で身体を馬に固定する感覚に似ているのだそう。
それと、上体を緩めるために、「脇を締めてください」というと、肩をすくめる様な格好になって、余計に上体が窮屈になってしまう人がいるので、そんな場合は、「肘と肘を近づけて、手はブレーキを握れるように添えるだけにしてください」と助言します。
「骨盤を立て気味に」という感覚が分かりにくいという方には、「おへそをやや後ろへ引いてください」と助言すると理解してもらえることが多いです。
異論、いろいろあるかと思いますが、ご参考になれば幸いです。
複数の人の表現で知るというのは
初心者の方にとってロードバイクを理解するのに有効だと思います。
色々な角度から見た色々な表現を理解する事で
本質が見えやすくなると思います。
ですから今回のコメントは
大変ありがたいですよね。
どうやらゴン太さんも、どなたかに教える機会が多い方なんでしょうね。