レンちゃんの転倒が止まらない! |
ロードバイクに乗る男なら
誰しも自分の彼女や奥さんに、ロードバイクに乗って欲しいと願うもの・・・
しかし、その道のりは案外険しかったりするんですよね。
「150km必死で付いて行った後に峠があってさぁ~
勾配が15%のところで遂に千切れちゃって・・・
でもサイコンのアベレージ見たら今までで一番速かったんだよね。
嬉しかったなぁ~」
そんな話をすればするほど
「私にはロードバイクなんて絶対に無理!」
と言われるのがオチなのです。
まず、彼女たちは自転車とはしんどい物だと思ってます。
ロードバイクに乗る我々は
わざわざしんどい物に乗るストイックな存在なんですね。
何が面白くてしんどい思いをしてるのか
全く理解できない。
さて、彼女たちにロードバイクに興味を持ってもらうには
どういうアプローチがいいのでしょうか?
私なら「自転車は気持ちいい」をキーワードに彼女たちを攻めますね。
とにかく、しんどいイメージは払しょくしなければ
彼女たちは自転車に興味を示さないでしょう。
参考資料として
過去に、だるま珈琲に来店した美熟女を
マスターと協力してロードバイクに乗せた記事を紹介しておきます。
「一丁あがり!美熟女がロードバイクに乗った日」
実は臨時漕会のメンバーの中に
今まさに自分の嫁をロードバイクに乗せた男がいます。
彼がどんな方法で自分の嫁をロードバイクに乗せたかは定かではありませんけどね。
さて、そのメンバーとは?
結婚した途端に転勤が決まり
現在、単身赴任中のセーテンさんです。
「コギコギさん、次の日曜日に
コギコギさんが計画しているサイクリングに
うちの嫁を連れて行ってもいいですか?」
「大歓迎だよ!
山崎の千年藤(せんねんふじ)を見て帰ってきたら
走行距離は50kmいかないくらい。
1日かけて走れば初心者でもなんとかなるだろう」
5月1日、ゴールデンウィークに入って最初の日曜日
セーテンさんは奥さんを伴って集合場所のJR竜野駅にやってきました。
「おはようございます!
セーテン嫁のレンです!
宜しくお願いします!」
真新しいロードバイクと
真新しいウエアに身を包んで
五月晴れの朝にピッタリな元気な挨拶でした。
聞くとバレーボールをやっていたといいます。
ちょぴり体育会系で、とってもキュートなお嫁さんでした。
今回、一緒にサイクリングするのは
コーレスさんにマッスルさん、そしてバスク輪さんと私です。
「コギコギさん、ビンディングもちゃんと練習してきたんで大丈夫です」
きっと仲睦まじくセーテンさんが手取り足取り教えたんでしょうね。
このサイクリングで
ロードバイクに乗る気持ち良さを知ってもらえれば
セーテンさんは、これから一生涯に渡って夫婦でサイクリングを楽しめます。
そういった意味で、今回のサイクリングは重要です。
「じゃあ、取りあえず、LSDペースで行きましょうか」
「でしょう!田舎ならでは!」
如何にもゴールデンウィークにふさわしい爽やかな青空の下
レンちゃんはご機嫌でペダルを漕いでいました。
気持ちいいと言ったのは
ただ単に信号が無いからだけでは無いでしょう。
このまま順調に進めばあと数キロで山崎の千年藤に到着というところ・・・
私たちは、少し交通量の多い交差点で久しぶりの信号に引っかかりました。
と、その時でした。
ガチャン!
後ろを振り返るとレンちゃんが車道側に立ちごけでした。
信号待ちで停車している車の真後ろにです。
「大丈夫?」
「大丈夫です!
車に当たらなくて良かったです」
「ちょっと、そこの駐車場でロードバイクを点検しよう。
右に倒れたからディレーラーがダメージを受けたかもしれないし・・・」
そこで私たちはレンちゃんのロードバイクを点検。
幸い異常はありませんでした。
「さっき、怖かったぁ~
車道側に倒れたし・・・」
レンちゃんの表情を見れば相当怖かったは想像に難くありません。
「ビンディングが上手く外れなかったのかな?
ちょっと、ここで止まる練習してみる?」
駐車場で円を描くように走ってレンちゃんは止まろうとしました。
すると・・・
ガチャン!
またコケました。
セーテンさんも表情を曇らせます。
「昨日はビンディング、ちゃんと外せたのに・・・
レン!ビンディング外せてる?」
「外せてると思うけど・・・」
「じゃあ、もう一回やってみて」
レンちゃんは、もう一度、少し走って止まろうとしました。
すると・・・
ガチャン!
またコケました。
「痛ぁ~い!
指を擦り剥いちゃったぁ~」
レンちゃんの転倒が止まりません。
「ちょっと私・・・ロードバイクに乗るのが怖いです。
さっき車道側に転んだのがトラウマになって・・・」
奥さんとサイクリングを楽しむというセーテンさんの夢は
二十数キロを走っただけで脆くも崩れ去ってしまうかもしれません。
ロードバイクは気持ちいいと思ってもらうどころか
この場所からタクシーで帰る羽目になるかもしれません。
これはちょっとヤバい展開です。
果たしてレンちゃんは
再びロードバイクに乗ることが出来るのでしょうかぁあああ!
ここまで読んでくださって本当にありがとうございます。
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私は 焦って とっさに足をつこうとしてコケた事がありますσ^_^; 慣れるまではホントに怖いですよね。レンちゃん 頑張れれ〜d(^_^o)
そこが自転車の面倒くさいところです。