人を喜ばせるサイクリングしませんか? |
前回からの続きです。
だるま珈琲で相席を申し出てくれた美女二人が目で合図します。
「そろそろ始める?」
「営業、営業」
レーパンの下はノーパンだとか
ノーパンなのはお尻の皮が剥けるからだとか
我々の渾身のトークも
所詮、彼女たちの掌の上で転がされていたに過ぎないのでしょうか?
美女Bさんがバッグから何やら取り出しました。
いよいよ彼女たちの正体が判明します。
敵か?
それとも味方か?
「これ、どうぞぉ~」
そう言いながら彼女は
コーレスさん、モアヒさん、私の順に
はがき大の印刷物を配布しました。
「じゅんとゆかいななかまたち・・・
絵かきやJUN作品展・・・」

「宣伝用のはがき・・・
私たち、今日はこれの宣伝に来てるんです」
私は彼女たちの説明に耳を傾けました。
「淳は、今二十歳です。
二歳の時に自閉症と診断されました。
話せる言葉も理解できる言葉もたくさん持っていません。
小さい時に書いた絵をきっかけに、
お母さんが絵を通して気持ちを通わすことができると気付きました。
いろんな人とも絵を通して繋がるように作品展を開催しています。
”ゆかいな仲間たち”は、淳と同級生の子を持つ母親であり、淳ママの友達でもあります。
淳ママの想いを知っているので、
淳の世界を広げるためにスタッフとして応援しているんです」
「そうそう、淳のブログがあるんですよ。
絵かきやJUNとアシスタント忙し屋の日記②っていうんです。
http://s.ameblo.jp/ekakiya-jun/
これ見てもらったら
よく分かるかも・・・」
「なるほど・・・そういう事でしたか・・・」
彼女たちは保険のセールスレディーでも
怪しげな高額商品を言葉巧みに売りつける販売員でも
水商売のお姉さんでもありませんでした。
彼女たちは淳くんの作品展を宣伝するために
だるま珈琲にやって来ていたのです。
だるま珈琲の入口には
彼女たちお手製のポスターが貼ってありました。

「3月12日(土)・13日(日)
10:00~17:00
御津文化センター1F 研修室・・・
これって、はりまシーサイドロードのすぐそばだ・・・
ここ、俺たちの定番コース沿いですよ」
私はコーレスさんやモアヒさんと顔を見合わせながら言葉を続けました。
「これに、俺達、自転車乗りが行けば
淳くん、喜ぶかな?」
私の言葉に美女Aさんの表情がパッと花が咲いたように明るくなりました。
「もちろん!淳も、淳ママも
そして私たちも!」
後日、私はだるま珈琲で
淳くんが16歳の時に作った「クレヨンものがたり」という絵本を見せてもらったり
(だるま珈琲に置いてありました)
ブログに目を通させていただきました。

まずは、淳くんが書いた絵や綴った文章を見ていきました。
そして今度は記事を過去に向かって読んでいきました。
彼がかく絵や文章というのは
ある力を持っているんですよね。
それは、例えば、私たちが仕事や日常生活のゴタゴタの中で
ともすれば、とげとげしく攻撃的になってしまう心を
フッと我に返させてくれる・・・
優しい気持ちを思い出させてくれる・・・
そんな力がある。
残念ながら私には到底、淳くんの様な作品をつくり出す事は出来ません。
ところで・・・
世の中はギブ&テイクで成り立っていますよね。
私たちが働けば、その見返りとして報酬が与えられますし
子供は将来、年老いた親の面倒を見ます。
そこらじゅうで助けたり助けられたりしています。
もちろん、見返りを求めない愛情もあるかもしれませんが
やはり、ギブ&テイクで成り立っていると思うんです。
その中で障害を持っている人達は一見与えられるばかりだと思いがちですが
決してそうではないと思います。
淳くんは絵を描いて私たちの心を穏やかにするという力を持って
ちゃんとこの社会の中で与える側にも立っているんです。
しかし、淳くんが二十歳を迎えるまでの20年間、
そりゃ色々な事があったんだと思いますよ。
この20年間の淳くんの気持ち、淳ママさんの気持ち、淳パパさんの気持ち
そして応援しているママ友の気持ち・・・
喜びも悲しみも乗り越えて
淳くんの作品展に辿り着いたのでしょう。
さて、私たち自転車乗りは人に何かを与える事が出来ているでしょうか?
私たちは自転車に乗る、その殆どを自分のために
自分に快感を与えるために乗っています。
しかし、いつものサイクリングコースからほんの数百メートル逸れて
作品展を見に行くだけで
淳くん、淳ママ、そして、ママ友たちを喜ばすことが出来るのです。
国道250号線の東釜屋の交差点から北西方向に少し入るだけ・・・
いつも集合場所にしている
あのセブンイレブンの交差点ですよ。
ほんの10分でいい。
カキオコサイクリングの途中に寄ってもらうだけでいい。
人を喜ばせるって
簡単なようで、なかなか出来るもんじゃありません。
それが、今回、私たちは
いとも簡単に出来るチャンスだと思うんですよね。
そして、作品展に行けば
私たちも心に何かを得る事が出来ると思うんです。
きっと作品展の会場から出るときには
少し、いい気持になって走り出せると思うんです。
繋がるのは自転車乗り同士ばかりじゃない。
それ以外にも繋がってみようよ。
自転車乗りは
そういう繋がりを持てる事を淳くんに伝えたい。
はりまシーサイドロードを走る自転車乗りの皆さん!
人を喜ばせるサイクリングしませんか?
3月12日(土)・13日(日)
10:00~17:00
御津文化センター1F 研修室
淳くんのブログ
「絵かきやJUNとアシスタント忙し屋の日記②」
http://s.ameblo.jp/ekakiya-jun/
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本当にありがとうございます。
笑いから始まった文章も、最後は涙があふれてきました。
こんなに素敵に紹介してもらえて、感謝で胸が一杯です。
お時間ある方がいらっしゃったら、どうか淳と淳の絵に会いに来てあげてください。
よろしくお願いします。
その時は、コギコギさんのブログから…ってスタッフに声をかけてくださいね(о´∀`о)
美人でなくて申し訳ないんですが…
このライド,行きたくなりました!
ということに、しておいてください(苦笑)
「恋」展開期待コメントのノリ、お恥ずかしい。。。
淳君と『ブログ』『作品展』の紹介を、コギコギさんのブログに引き込むカタチでの告知。
ありがとうございます。
淳君ママさんのお友達がだるま珈琲で活動され、それをコギコギさんが伝えていただけた事で。
僕にとって、自閉症の方を知る事が出来る、良い機会となります。
もちろん、自分から積極的に知ろうとすれば、いくらでも知り・触れ合う機会はあるのだと思います。
しかし、自分の生活リズムの中、そういう時間をとっていません。
「知ろう」としないと、「知ってもらおう」としないと。
お互いその存在が見えないままですね。
記事の中で言われている「ほんの10分でいい」。
意味は違えど、まずは、淳君のブログを読ませていただく事からいたします。
あとは、当日、盛況になる事を祈るのみ・・・
案内しますから来てくださいね!
このブログを書いている人だよ。
コギコギさんは、いっしょうけんめい書きました。
だから、コギコギさんのお友達が何人か来てくれると思います。
作品展、たくさんの人が見てくれたらいいね。
それから、作品展の日、会おうね。
淳君とおしゃべり、楽しみにしてるよ。
確かにあの日、あの時、だるま珈琲でご一緒出来なければ
今回のような記事を書くことも無かったと思います。
いつもの自転車を中心とした記事とは違い
もっと、人間の本質的な事まで考えながら書きました。
私にとって、いい出会いでした。

