走ったらアカン日 |
前回からの続きです。
きのこだけさんの
「この信号、右に曲がったら帰れますよね」
という言葉に異変を感じた私は
取りあえず、コンビニに入る事にしました。
「きのこだけさん、どうしたん?」
「えっとねぇ、腰が痛い」

なんで?」
「う~ん・・・同じ姿勢ばかりしてるからかな?」
「同じ姿勢ばかりって
もともと自転車は同じ姿勢ばっかやん」
「そうなんですけどぉ~
腰が痛い」

ただ普通に走ってるだけやん。
それに、まだ25kmも走ってない」
「でも、腰、痛いんですもん・・・」

リアルに言っていいですか?
えっとね、ぎっくり腰の二歩手前」
「はぁあ?ぎっくり腰の二歩手前?」
大丈夫なんだかダメなんだか
よく分かりませんが
このまま無理をして走らせるわけにはいきません。
土地勘の無いきのこだけさんを一人で帰すわけにはいかないので
全員で駐車場まで戻りました。
なんだかホッとしている感じのきのこだけさん・・・
「何でかなぁ~最近、ゲームばっかやって
姿勢悪いから腰痛いのかなぁ~」
「じゃあ、気を付けて帰んなさいよ」
「今日は少ししか走れなくて
どうもすいません」

何だか丁寧に深々とお辞儀・・・
残る3人はこのままLSDを継続ではなく
私の部屋に戻り
アウターに入ったまま動かなくなったフロントディレーラーの様子を見る事にしました。
「みんな寒いから入って来て」
暖房を入れた後
私は自分の仮説を披露しました。
「シフター内のグリスが低温で固まって
正常に作動することを妨げていると思うんだよね。
だからドライヤーで温めると動くはず・・・」
コーレスさんは
ホントにそんな事があるんですかって顔してました。
ドライヤーでシフターを温める事ほんの1分ほどでしょうか
カチャン!
フロントディレーラーは何事もなかったかのように作動!
無事、インナーに入りました。
「おおっ!
こんな事ってあるんですね。
やっぱり、低温が原因で
何かが滑らなかったんでしょうね」
「そうだなぁ~
温めて動くようになったって事は
少なくとも低温が原因って事でしょう」
さて、これからLSD再開かと思いきや
マッスルさんがポツリと呟きました。
「今日は走ったらアカン日なんですよ・・・」
「?」
「サイコンのバッテリーがLowになったでしょ
フロントディレーラーがトラブルになるし
きのこだけさんは腰が痛くなった・・・
今日は走ったらアカン日なんですって」
「まぁなぁ~
確かにそうかもなぁ~
時間もそろそろ昼か・・・
だるま珈琲に近いお好み焼き屋で昼にしようか」
やはり、四十数年ぶりの大寒波の中でLSDは無理があったようです。
「ところでみんなの心拍は?」
コーレスさん
「69ですね・・・
俺、もともと低いんです」
「コーレスさんいいなぁ~
俺、80とかある・・・
マッスルさんは?」
私もコーレスさんもマッスルさんの心拍の表示に注目しました。
「あっ!低い!低い!」
「66!」
「すっげぇ~!
LSD始めた頃は明らかに俺より高かったのに
最近、微妙に低くなってるなぁ~と思ってたんよ。
なんだ、俺より低くなってるやん!
なんか悔しいなぁあああ」
「コギコギさん、数字に表れるとモチベーション上がりますね」
「明日、フクちゃんと走るんでしょ?
ちょっと試してみれば?
AT値(有酸素運動と無酸素運動の境界の値)上がってるって感じると思うよ」
マッスルさんの心拍はLSDに取り組む前、
何もしない状態で90くらいでしたでしょうか。
それがスーッと下がって66ですからね。
LSDも若い方が効果が早く現れるのかもしれません。

食後には、だるま珈琲で美味しい珈琲を頂いたら
もう誰も極寒の中LSDやろうなんて言いません。
少し早いかなと思いましたが
だるま珈琲で解散しました。
だるま珈琲からの帰り道
私は一人きりで考えました。
「もう少し、走ろう・・・
せめて50km越えるまでは・・・」
まだ30kmそこそこしか走っていませんでしたし
最近の休みは両親を病院へ連れて行く事が多く
週休二日のうち一日しか走れない日が多いので
走行可能な日を寒いだけで走らないのはもったいない気がしたんですね。
気が付くと周回コースを走っていました。
フェイスマスクで顔を覆うと極寒の寒さから隔離される気がします。
どこか冷静に寒さと対峙できる気がします。
黙々と
そして淡々と
ひたすら軽いギヤを力を入れずに漕ぎ続ける・・・
そうそう、LSDはこんな感じだったな・・・
最近はLSDでも複数走が多かったので
単独のLSDの感覚を忘れかけていました。
今でこそ、どれくらいLSDで走れば
どんな症状が出て
どういった効果があるか
身をもって体験しているから不安は少ないんですけど
LSDを始めた頃は
やってる本人ですら半信半疑で不安なまま意地でやってましたね。
もう少しで走行距離が50kmになろうとした時
日差しが消え、遠く雪が降っている景色が攻めてきました。
あっという間に雪が降っているエリアの中に飲み込まれます。


さすがにこれ以上は走れません。
周回は断念してLSDで帰宅。
ロードバイクをしまう前にボトルを外すために手を掛けると・・・
シャリッ
「?」
「うぉおおおお!
凍ってるぅうううう!」

ここまで読んでくださって本当にありがとうございます。
今回はサイコンのバッテリーを交換した関係で走行データはありません。
翌日、LSDの効果を確かめるべく
マッスルさんは万葉岬を全力でどこまで上れるかやってみたそうです。
その結果、以前よりも長く、具体的には第1ヘアピンまで全力を維持できたそうです。
毛細血管は順調に増えているようですね。
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ボトルの水が凍るなんて…やはり 走ったらアカン日だったんですね( ; ; )

