万葉岬にリアル坂道君現る! |
5時30分発、万葉岬行きのモー万隊列車は7両編成。
だるま珈琲に7時迄に到着しなければならない。
千切れたらおしまい。
御津のトンネル手前
そこそこの坂で誰かが飛び出した!
「マジか!
こんなところで上げんなよ!」
「前に出たのは誰だ?」
「マスターだ!」
列車全体のペースが上がる。
「上げた本人は?」
「後ろだ!」
「くっそ~
上げるだけ上げやがった!」
七曲のワインディングロードを
先頭交代しながら高速を維持して突き進んだ。
私が先頭を引いている時だった。
後方から見知らぬFELT乗りが
我々の列車を結構な勢いで追い越した。
私はペースを維持して走る。
決して遅いペースではない。
これ以上、上げられない。
すると後方から志願制の先頭交代。
いや、強制的な先頭交代で前に出る者がいる。
「おおっ!
マスターや!」
背中に「なぜ追わないんだよ!」と書いてある。
ディーさんが2番手でついていった。
私もダンシングで3番手維持。
しかしマスターが垂れる。
すると「お前らが追え!」とハンドサインで丸投げ。
ディーさんミサイル発射!
私とマスターは列車から千切れる。
前方にディーさんがイヤらしく後ろから煽ってるのが見えた。
「こんなんで万葉岬、突入すんのかよぉ~」
なんとか私が先で万葉岬を上り始めた。
しかし徐々にマスターの呼吸音が近づいてくる。
最終コーナーの手前・・・
「ギヤが足りねぇ!」
ついに私はマスターに刺されたのだ。
重力から解き放たれた先に
万葉岬の朝焼け。
静かな瀬戸内の朝。
そして開放感溢れる笑顔。
しかしこれで終わりではなかった。
とんだサプライズが待っていたのだ。
「おや?誰か来た・・・」
「ママチャリ?」
「ママチャリで万葉岬?」
そいつは黒い帽子を目深に被り我々のところに近づいて来た。
やって来たのはコージ君だった。
左折の車に巻き込まれた事故でロードバイクを失っていたのだ。
3段変速の通学用自転車で姫路から自走のモー万隊参加・・・
「あ、ありえねぇ~」
「久しぶりに、こんなに沢山のロードバイク見れて
嬉しいっすぅ~」
素直さが眩し過ぎる。
コージ君のママチャリが加わったのだ。
「スゲェ!
あいつママチャリでついて来るぜ」
「時速38km/h!」
それだけではない。
一瞬だが先頭も牽いた。
すれ違う朝練のローディー達が
目を丸くしていたのは言うまでもない。
ここまで読んでくださって本当にありがとうございます。
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マスターのやんちゃぶりも,コージ君の脚力も!
しかし,マスターってそういう人だったんだ(笑)
その日、僕も万葉岬に行きました。その帰りにママチャリで、かなりのケイデンスで走ってるのを見ました。どこまで行くのかなぁと思ってたんですけど、コージさんだったんですね。
アレは煽ったのではなく、万葉岬登り始めるとタレる自分が分かっていたので抜かない自己防衛です(笑)
そのFELTは私です。
以前より何度かすれ違ったりしているのですが、いつも真剣な感じなので声をかけれずにいました。ミッドナイトでも何度か。
この日はさわやかな白赤ジャージだったので隣に並ぶまであの有名なコギコギさんだと分かりませんでした。
万葉岬の登りではピナレロの方と楽しいライドができました。ありがとうございます。
ママちゃりの方はノーマークでした。今度みかけたら要注意ですね。
ちなみにヘイジさんの近所(ロードバイクで30秒?)に住んでいますよ。いつかご一緒させてください。
マジすか(;´д`)
割と遭遇してるみたいですね。
またご一緒出来る日もあるでしょう。
まずは、だるま珈琲に行って
マスターと連絡つけてもらってもいいですか?
モーニング万葉観測隊、
略してモー万隊っていうグループもありますしね(^_-)-☆
八塔寺ダムには行ったことがないので...?
2013年のミッドナイトで少しですが同じ列車で助けてもらいました。師匠~!の応援はよく覚えています。
万葉岬には週に3,4回は朝に行くので、だるまマスター(面識ないのですが)をロックオンしたいと思います。
今度遭遇したときは、お手柔らかにお願いします。