バイソンさんが富土野峠を40分経っても上って来ない |
前回からの続きです。
富土野峠を越えてしまえば、あとは基本的に下り基調。
重力は味方こそすれ敵にはなりません。
私の予想通り、バイソンさんは出石までは、遅れながらもなんとか走り切りました。
しかし出石皿そば山下に到着した時、
バイソンさんは思わずといった感じで店の腰掛けに横たわってしまいました。
半分はネタかもしれませんが
半分は、いや半分以上は本気で横になりたかったのかもしれません。


バイソンさんの微妙な仕草や表情に疲れの色が見てとれました。

例えば、6時間以内の有酸素運動のダメージを回復させるには
8時間が必要だと言われていますが
45分以上の乳酸閾値トレーニングのダメージを回復させるためには
36時間から48時間が必要だと言われています。
有酸素運動の範囲を越えれば越えるほど
回復に掛る時間は
雪だるま式に増えていくのです。
その証拠に出石そばを食べ終えて走り始めてすぐ
浅間トンネルの緩い上りでバイソンさんは派手に千切れました。

逆に脚が重く感じるでしょう。
そして上り基調では重力は完全に敵になります。
体重が重ければ重いほど
自転車が進もうとする方向と逆の方向に力が働くのです。
先頭を牽くセーテンさんのペースに
バイソンさんは時折ダンシングを交えないと付いていけません。
空気抵抗を大きな体全体に受け止めて
尚且つバイソンさんに後れを取らせるほど
セーテンさんの走力はアップしていました。

「帰り」は地獄の時間帯になります。
オーバーペースの後に地獄の時間帯が訪れるのは
ロングライドもエンデューロレースも同じ。
体全体が重くて苦しいのに速度が出ない・・・

バイソンさんにとって帰りは遥か遠く、気が遠くなるような距離に思えたでしょう。
そして更に分水嶺となる富土野峠を越えなければ帰れません。
まだ富土野峠が始まったとは言えない勾配で
まず、セーテンさんとバイソンさんが列車から千切れました。
本格的な峠道に差し掛かるとバスク輪さんが前に出ました。
続いて私、次にディーさんが続きます。
そして、そのままの順番で富土野峠はクリアしました。
本来は走力の高いディーさんが私の後ろになったのには訳があります。
実はディーさんはアウター縛りだったのです。
しかもアウター縛りの上に出来るだけ重いギヤを選択して上るという制約を
自らに課したのです。
今より速い未来の時分に投資している姿でした。
富土野トンネルを瀬戸内海側に出たところで
私たちはセーテンさんとバイソンさんを待ちました。
「あいつら、かなり麓の方で千切れたよな」
「そうですね」
「あそこで千切れるってことは
かなり待たなきゃいけないってことだよな・・・」
「そういう事になりますね」
「熱くなった体が冷えちゃいそう」
私とディーさん、バスク輪さんは、セーテンさんとバイソンさんを待ちました。
そして、何分が過ぎたでしょうか?
トンネルから現れたのはセーテンさんでした。


あとはバイソンさんが、この富土野峠を越えられるかどうか・・・
バスク輪さんが心配そうな顔で教えてくれました。
「コギコギさん、私がゴールしてから
もうすぐ40分が経とうとしています」
「40分か・・・遅いよな」
「40分・・・長すぎるよな」
「来ないね・・・」
「・・・・・・・・・・・・・・・」
「おかしいな・・・」
「何か・・・」
「あったか?」
サイクリング序盤にバイソンさんがパンクしたのを思い出しながら
暗いトンネルを眺めていました。
ここまで読んでくださって本当にありがとうございます。
今日はここまで書いて力尽きました。
果たしてバイソンさんは無事なのか?
続きは後日書くつもりです。
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これでまだ自分は一般人だと言い張るんですから困ったものです( ´Д`)=3
行きは50x15のシッティングでクリアできたので、帰りはもう少しと思ったけどアウタートップは無理でした…
君が20キロウエイト落として坂上るところ見てみたいです。
一般人はしませんぜ。

