スプライトで乾杯! |
前回からの続きです。
ディーさんとコージ君が勢いよく飛び出して
その後をバスク輪さんが追って行きました。
ハチ高原を上り始めてすぐ私は一人旅になりました。
黙々坂に挑み続けながら静けさを楽しんでいました。
聞こえるのは鳥の声くらい・・・
ハチ高原の坂は振り返ってもジオラマの様な景色は見えません。
坂は続くのだけれど標高が上昇している感覚は掴みにくいかもしれません。
しかし、徐々に空気が高原の空気へと変化していく気がしました。
圧倒的な高さのハチ高原に対して
私の速度は這うように遅いです。
それでも愚直にぺダリングしている限り
確実に高度は上昇していきます。
その行為が、一人きりのほうが似合っている気がしました。

ぱっと明るく、そして空が広くなる所に出ます。
そこが別宮(べっく)の棚田です。

棚田全てに水が張られているのではなく
ちょうど水を入れているところでした。
しかし、棚田に人が入って忙しそうにしている姿を見られるのは
この田植えの時期か稲刈りの時期だけです。
そう考えると、この日、ハチ高原に来て良かったのかもしれません。

ゆったりと時間が流れるのを感じている間にも
空を映す棚田が、ひとつ、二つと増えていきます。
棚田の向こうに空と、遠くの山の稜線が見える景色・・・
田んぼに水が入るとすぐにカエルが鳴き始め
雪の残る氷ノ山が棚田に映ると
稲が育つまでのほんの暫くの間
別宮(べっく)の空は二倍になる。

「こっちに水が出てるからおいで!」
私は3人を呼び寄せます。
「この水が田んぼに入って行く・・・
もちろん飲めるよ。
ふれあいの水に比べて数段冷たい」

「めっちゃ気持ちいいっす!」

ハチ高原の水は絶好の冷却水になりました。
顔を洗ったり、喉を潤したり、頭からかぶったり・・・
「なんか、もうこのまま引き返してもいいんじゃないかと思っちゃいますよね」
そう言うバスク輪さんに
私も殆ど異論はありません。
「でもね、この先が頂上・・・
もうちょっと、あるんだよねぇ~」
と言っても、ここまで来ればゴールはそれほど遠くはありません。
氷ノ山との距離が徐々に近づいてくると
ハチ高原スキー場はすぐそこです。

見晴らしの良いスキー場が現れます。
冬は白い斜面が緑色のじゅうたんに覆われているようです。
そして、雪の無いスキー場は林間学校に最適の様で
いくつかの中学校が所々にかたまって、並ばされていました。
少しテンションが高くなった子供たちの声がハチ高原の空に響き渡ります。
しかし、うるさいとは感じませんでした。
圧倒的な広さが子供たちの声を吸収しているようです。


「遂に、来ちゃいましたね!」
「さぁ~てと、自販機、自販機・・・」
「スプライト、スプライト・・・」
「あった!」
ハチ高原にスプライトを飲みに行くサイクリングですから
スプライト以外に選択肢はありません。
まあ、儀式みたいなものです。
「じゃあ、スプライト!」

「うまいと思うよぉ~」
「それじゃ、乾杯!」
「かんぱぁ~い!」
「めっちゃうまいっすぅ~」

「普通、車で来るイメージしかないから自慢できるね」
コージ君の笑顔が止まりません。

ちゃんとご褒美のある上りです。
だからメンバーの表情からも達成感がありありと感じとれました。
「もしかして・・・ハチ高原がいちばんキツイ上りだと思ってる?」
一応、私のコースの中で一番過酷なコースですからね。
このまま終わるわけは・・・
ここまで読んでくださって本当にありがとうございます。
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楽しかったですねハチ高原までは・・・(゜-゜)
表の自販機のスプライトが売切れてたのは焦りましたね(^^;;
まぁ・・・それはそれで・・・記事にしたんでしょうが・・・
「自転車に乗るのが好きっていう感覚で、自転車に乗れば良いんだよ」と
教えてもらってる気がする記事♪ 楽しいです。
このスプライト。スプライト冥利につきるスプライト、ですね♪
書いた方としては嬉しいです。
このスプライトですが
ハチ高原にはスプライトが似合ってますよねぇ~
なぜかコーラより似合ってると思うんですよねぇ~
やっぱり高原の空気に透明感があるからじゃないでしょうか。

