淡路島の風が見える場所から見えた不安 |
前回からの続きです。
淡路島の魔の30km区間の中で唯一の平坦路区間が南淡路水仙ライン。
本来なら由良の峠で使った脚を回復させながら走ってもいいところです。
しかし、真冬並みの寒波は雪と風という試練を我々に与えました。
やっと雪雲の下を通り抜けたかと思うと
目の前に灘大川の坂が立ちはだかります。
冬のアワイチは我々に休む暇さえ与えない。
勾配が増し、ズンと脚が重くなる。
住友輪業さんに掛る重力と
私に掛る重力は別物なのでしょうか?
私との距離が圧倒的に開いていきます。
住友輪業さんに続くのはディーさん。
ロードバイク歴は短いけれど
日々のローラー台トレーニングと持ち前の身体能力で住友輪業さんを追います。
そしてコージ君をかわして頂上にたどり着いたのは私でした。
久々にビリじゃない快感!
バスク輪さんが続き、渾身の力で最後尾を回避したのがバイソンさん。
頂上に辿り着いて、しばらく呼吸が整わない。
コージ君は腰が痛いと寝そべってしまいました。
ここのコーラは世界一美味いと御満悦。
もしかして、体力温存?
昼飯はコンビニでもいい?」
「えっ!それは・・・
昼は楽しみにしてるので・・・」
食欲があれば大丈夫!
やっぱり体力温存か?
しかし昼食ポイントの福良港までに
また坂を登らなくてはなりません。
アワイチの絶景ポイントのひとつで
ホテルニューアワジ プラザ淡路島がある所。
ここからは大鳴門橋が一望できます。
臨時漕会のアワイチだと
この坂で脚が攣る人が必ずと言っていいほど出て来るんですよね。
コージ君は腰が痛いのか、また寝そべってしまいました。
ずいぶん昔からの友達のようですが
これが最近知り合ったばかりというから驚きです。
自転車は一緒に走るだけで友達になれる。
かなり遅れて上って来たバイソンさんも
御覧の通り寝そべってしまいました。
やっとアワイチの折り返し地点と言ったところです。
淡路サンセットラインで失速するメンバーを尻目にスパートを掛ける妄想なんて
とっくの昔に吹き飛んでいるはず。
彼にとって重要なのは最後まで付いて行けるかどうか・・・
私が「淡路島の風が見える場所」と呼んでいるポイントから
淡路島の西側に灰色の雲が掛っているのが見えました。
「寒波の風が淡路島にぶつかって雲が出来てるのか?」
「帰り、西風だったら、まだいいよね。
追い風になるかもしれない・・・
もし北風だったら・・・向かい風・・・
強烈な向かい風になる・・・」
淡路島の風が見える場所からは
帰りの不安が見えた気がする。
ここまで読んでくださって本当にありがとうございます。
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景色を楽しむ余裕なんて微塵もないです!Σ( ̄□ ̄;)
グループライドの魅力ですね。
ちょっといっしょに走るだけで,ここまで近い関係になれるというのが,本当に不思議です。
私も先日、初アワイチに(無理やり?)連れて行かれました。私も、体格が良い(笑)ので、坂がかなり厳しかったですが、無事にフルアワイチ完走できました。風が強かったですが、9時発の船で渡り、16時発の船で戻れました。(走行時間は、5時間半でした)
以前教わった、補給にずいぶん注意したので、無傷で完走できたと思っております。ありがとうございました。
ブログに記載の場所が、通ったばかりの所なので、ああ、あの場所か!と楽しみながら読ませていただいてます。
これからも、記事楽しみにしております。
す、凄すぎるぅううううう!
私なら千切れてますよ!
私のブログを参考にしていただいているようで
有難うございます。
とむさんのお役に立てたのなら嬉しいです。
アワイチは臨時漕会のホームコースです。
もしかしたら淡路島でお会い出来るかもしれませんね。
丸臨を見つけたら
お声掛けください。