だるま珈琲のマスター小豆島へ行く |
4月9日は平日ド真ん中の水曜日です。
しかし早朝5時30分、だるま珈琲前集合スタート・・・
仕事を休んだ自転車乗り達が走り始める準備をしていました。
しかも目指すは名の知れたヒルクライムコース・・・寒霞渓。
だるま珈琲のマスターが自転車乗りになる切っ掛けとなった場所です。
2012年のある秋の日
私はいつものようにだるま珈琲のカウンター席で美味しい珈琲をいただいていました。
「コギコギさん、実はですね・・・
僕もロードバイクに乗って坂を登ってみたい・・・
そう思ったんですよ」
当時、あるテレビ番組で
女子アナをロードバイクで小豆島の寒霞渓へ上らせる企画があった。
その番組の中で女子アナは
寒霞渓を上り切って感動のあまり泣いたそうです。
その姿を見てマスターはロードバイクで坂を上りたいと思ったそうです。
坂を上り切った先にある感動を
味わってみたい・・・
そしてその1年後、マスターはロードバイクを手に入れました。
私とヘイジさんが伴走して
マスターのロードバイクデビューに走ったのが万葉岬という坂。
その後、マスターは開店前に何度も何度も万葉岬に上り続けました。
もちろん、いつの日か寒霞渓に上れる日が来る事を信じて・・・
そしてついに、マスターを寒霞渓へ連れ出す日がやってきたのです。
店を土日に閉めるわけにはいきません。
だから平日の水曜日に臨時休業。
私と住友輪業さん、ONIさんは有給休暇を取って参上です。
みんな、それぞれ仕事を休んで走る。
それだけでも何か特別な日なのだと感じました。
そして夜明け前に動き出すという非日常が
これもまた特別な日なのだという事を更に感じさせたのでした。
「マスター!そろそろ行きましょうか!」
夜明け前の街を臨時漕会列車が走りました。
少年の日、隣町に初めて仲間同士で冒険旅行に出かけ時と同じ気持ち・・・
全員、仕事を休んで遊んでるという後ろめたさが
我々の連帯感を強める様な、そんな気がしました。
「マスター、今まで最高55kmしか走ったこと無いんですよね?」
「そうですよ、でも、行けばなんとかなる!」
「草壁から寒霞渓上ると13km上りが続くらしいけど?」
「ええ、是非13km上りたいです。
女子アナと同じ道を上ってみたい・・・」
マスター寒くないの?」
「だってこれしか持ってないんですもん」
気温3度・・・
赤穂の街を臨時漕会列車が進む・・・
いや、この日だけは臨時休業列車と言うべきか。
「145です!」
「マジ?結構、余裕なのね」
駆け出しのローディーだと、マスターの事をなめてたかもしれません。
心拍を見る限り、必死について来ているという感じではありませんでした。
小豆島行きのフェリーが発着する日生(ひなせ)港まで、小さな峠が二つほどあります。
しかしマスターは私達の予想を裏切って
しっかりと付いてきます。
初めて万葉岬を上ったあの日とは別人になっていました。
「マスター速い!」
だるま珈琲から日生まで1時間10分程で到着。
フェリーの出航時刻まで50分もありました。
「余裕でしたねぇ~」
「まあ、出航の30分前から乗船出来ますから、ゆっくりしましょう」
「うわぁ~鎌ちゃんさん!来たんですか!」
「マスターが寒霞渓上るって、おもしろそうじゃない・・・
だから僕も仕事休んじゃった」
だるま珈琲のカウンター席でマスターと小豆島の話しをしていた時です。
何度も小豆島を走っている鎌ちゃんさんがアドバイスをしてくれました。
アドバイスをしている内に自分も行きたくなったのに違いありません。
自転車歴は私より古い。
しかも小豆島に詳しいときています。
こんなに力強いサポート役は他に無いでしょう。
「じゃあ、そろそろ乗船しましょうか!」
日生港から小豆島の大部港まで約1時間の船旅が始まります。
1時間後に下船すれば、言葉も違えば文化も違う
別世界の小豆島が待っているのです。
そしてマスターの坂への期待も大きくなっていきます。
寒霞渓を上り切った先に何が待っているのでしょうか?
ここまで読んでくださって本当にありがとうございます。
今日はここまで書いて時間切れ。
続きは後日書くつもりです。
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それだけでも楽しみだったのに、マスターの初めてのロングライドに同行できるとあって、
久々に前夜、すんなりと寝付くことができませんでした。
しかし、この先の展開は本当にドラマチックでした。
コギコギさんがどのような言葉であの日の出来事を綴るのか・・・
楽しみです♪
割とスムーズに書けるような気がします。
ブログを書く事であの日の記憶が甦りますね。
ブログを書きながら、もう一度走ってるみたい・・・
続きは心をこめて書きますね。
ただの素人の自転車乗りです。
コギコギレッスンと言っても大した事はないのですが・・・
それでもバイソンさんの自転車人生の道標になるのなら
それは意味のある事かもしれませんね。
まずは、だるま珈琲でお会いしましょうか。
1つ確実に言えるのは僕にとって コギコギさんのブログが 自転車は運動の為の乗り物から 楽しい乗り物に 変わるきっかけになった事は間違いないです(笑)
では、続きはだるま珈琲で・・・