追い風の快感と、上ホルの快感と・・・ |
前回からの続きです。
JR竜野駅近くのコインパーキングに今回参加するメンバーが集まってきました。
私と冨田さんの自転車友達の混成となるため
この日が初対面だったりします。
集合場所のコインパーキングでロードバイクを組み立てている男性に声をかけました。
「おはようございます!
MAKOTOさんですよね。
わたくしコギコギと申します。
自転車歴20年以上だとか・・・
冨田さんから聞いてますよ。
今日はよろしくお願いします」
「お、おはようございます!
自転車歴は長いだけでして・・・
よろしくお願いします」
MAKOTOさんはショップのチームにも所属していらっしゃるとか・・・
いかにもベテランの雰囲気を醸し出していらっしゃいました。
M尾さんは、1月19日(日)牡蠣サイクリングでご一緒しました。
元プロ選手の冨田さんは現役を引退してから長らく自転車に乗っていなかったのですが
再び乗り始めた時にしょっちゅう一緒に走ってらしたそうです。
当時、冨田さんはLSD中心に走っていたそうで
言わば冨田さんのLSD仲間といったところでしょうか。
そして臨時漕会からは最近ローラー台でトレーニングを毎日やって
メキメキ力をつけているhiroさんです。
今回の参加者の中では最年少の若者です。
最後に駐車場に到着したのは元プロ選手の冨田さんです。
現在は京都車連の役員をされていて
様々なサイクルイベントの準備や指導をされています。
「おはようございます!
やっと、上ホル別焼きが食べられるんですねぇ~」
「おはようっす!
冨田、あれから痩せたか?」
前回の牡蠣サイクリングの時、体重の自己記録を更新したとかで
現役の時から比べると30kgオーバー
去年の9月からでも10kgほど増えています。
「いやぁ~そんなに痩せて無いですよぉ~」
「今日は鍛えてよね」
「そんなぁ~無理ですよぉ~この体重ですから」
「またまたぁ~
頼みますよぉ~」
駐車場で軽く会話をしながら私はどの道を通って佐用に向かうかを考えていました。
車なら混んでない道を走るとか
走行距離が短い道を走るだとか
その程度の事を考えればいいでしょう。
しかし、自転車の場合、それらの要素の他にも
最も重要な要素として「風向き」を考えます。
何故ならロードバイクにとって空気抵抗は支配的だからです。
天気予報を見ると南南西や西南西の文字が見えました。
その情報に加えて過去の経験を加味します。
早朝は山から海へ風が吹き
気温が上がると海から山へ風が吹く・・・
これは海陸風(かいりくふう)という気象現象です。
このくらい気象の知識は持ち合わせておいた方がいいかもしれませんね。
特に川は風の通り道になるので風は強くなる傾向にあります。
気温が高い夏場では午後から南東の風が吹く事がありますが
今回は、それは無さそうです。
という事は・・・
向かい風となる西向きのルートは平坦路で
スピードを上げられない集落の中を抜ける農道を走る事にします。
その後は千種川沿いを南風に乗って佐用まで北上・・・
帰りは国道179号線を南東方向へ移動すれば
向かい風の影響は最小限に抑えられるはず・・・
スタート直前にルート決定!
皆さんに事前に案内していたルートの逆回りバージョンで走る事にしました。
案内役の私を先頭に5人列車は相生市の市街地を抜けます。
そして交通量の多い国道2号線は避けて
農道をつなぎ合わせて西へ向かいます。
車がすれ違い出来ないような道幅の道が
川土手であったり、田んぼの畦だったり、集落の中だったり・・・
そういう場所を通ります。
時折、田起こしされた田んぼから、肥えた土の匂いがしました。
地元の人間しか多分、この道は走らない。
だからこそ、都会から来た人達には珍しいに違いありません。
こののどかさが向かい風を多少なりとも弱くした気がしました。
「コギコギさん、よくこんな道知ってますね」
元プロ選手の冨田さんはガンガン走れる道は沢山走ってきたかもしれませんが
田んぼのあぜ道の少し広いくらいの農道をつなぎ合わせて走るなんて
そう言う経験は少なかったのかもしれませんね。
「相生に帰って来た時に
同級生の自転車乗りに教えてもらった」
「へぇ~」
有年から山陽本線の踏切を越えると国道373号線。
私達は千種川沿いを北上します。
南西の風は私達の背中を押してくれるはずです。
農道よりも綺麗なアスファルトの国道はそれだけで巡航速度を上げました。
(追い込み練と言った手前、ゆっくりとは走れないな・・・)
上ハンからブラケットに握り変えて前傾姿勢を深くしました。
登り基調の千種川沿いを走る巡航速度はすぐに30km/hを越えました・・・
私の力だけでは無い事はすぐに察しが付きました。
落ち葉が我々の列車と同じ方向にころがって行くのが見えました。
耳元を通過する風の音がしなくなって静かになった。
「今、追い風に乗った!」
踏んだ以上に進む快感を味わいながら
我々の5人列車は千種川の蛇行に沿う様に蛇行します。
それはまるで南風に乗って飛ぶ鳥の群れの様でもありました。
「コギコギさん、この辺は軍師官兵衛ゆかりの地っていうのはありますか?」
「う~ん・・・実は大河ドラマ見ていないんでよく分かんない」
「あのドラマ、播州の地名がよく出てくるでしょ
御着(ごちゃく)とか室津(むろつ)とか龍野(たつの)とか・・・
だから面白いなって・・・」
誤解を招くから説明しておくと
こんな質問をしてくる冨田さんは本当は京都の人なんです。
最近、播州へちょくちょく来るようになって詳しくなったんですね。
「黒田官兵衛の時代より古くなるけど
この辺は赤松円心という南北朝時代の武将が有名で
黒田官兵衛の活躍に引けを取らない功績の持ち主らしい・・・
そう言えば、あっちの方に白旗城跡がある」
「赤松円心ですか・・・
じゃあ、中谷美紀は出てこない????」
「あははははは!出てこない!出てこない!」
こんな風に書いていると追い風に乗って冗談を言ったりしながら
楽勝でサイクリングしている様に思えますが
先頭を引いている私はちゃんとレースで走る時の心拍を意識していました。
具体的には最大心拍数の80%以上です。
他のメンバーはともかく私にはいいトレーニングだったのです。
結局ノンストップ無補給で約50km走り佐用に到着!
もちろんホルモン焼うどんの店は「新さよ」です。

大将と対面して食べられる鉄板の席は既にお客さんがいました。
私達は座敷でいただきます。
「上ホル別焼きが3!
ホルモンが・・・う~ん・・・5!
うどんは10玉!」
私は「新さよ」でホルモン焼うどんをいただく時は
たいてい2玉は食べるので5人だから10玉注文したのですが
「新さよ」初めてのメンバーは驚いていましたね。
「上ホル」とは子牛を産んでいない
30カ月までの雌の和牛のホルモンです。
普通のホルモンとは脂の質が全然違うんですよねぇ~
注文すると、まず「上ホル別焼き」が運ばれてきました。
「これが噂の上ホルですよぉ~」


実際、美味いんですけどね。
冨田さんが、ひと口、口に入れた瞬間でした。
「あっ!これうまい!」

コギコギさん、
一旦帰って車で迎えに来てくれる?」
M尾さんはニヤけながらいただいていました。

素材の味が素晴らしいので醤油だけで美味しい。
または濃い口醤油におろしニンニクを混ぜて
お刺身を食べる様にホルモンをちょんちょんと浸けて頂くもよしです。
そして10玉分のホルモン焼うどんは、こんな形で出てきます。

最初、10玉は多すぎじゃないかって雰囲気でしたが
うまい美味いと言ってる間に完食!

うどんは炭水化物ですから補給がてらに調度いいのかもしれませんね。
「ふぅ~美味かったぁ~!
コギコギさん、このまま昼寝したいっすね!」
「冨田、このあと平福を少し観光するわ・・・
宮本武蔵の初決闘の場所があるし
せっかく遠くから来たんだし・・・
そのあと・・・」
「そのあと?なんですか?」
「平福から大原までは鳥取自動車道が出来た関係で
ものすごぉ~く交通量が少ない・・・
大原から吉野川沿いに江見まで
広い道で交通量も少ない・・・
そのへんをバァ~っと走る!」
いよいよ満腹の後の追い込み練か?
ここまで読んでくださって本当にありがとうございます。
「新さよ」には「自転車コギコギ日記」見てきましたって
愛知県から来た人があったそうです。
このブログは、にほんブログ村ロードバイク部門ランキングに参加しています。
下のバナーをクリックして人気投票していただけると嬉しいです。
ポチはどれでも一つでいいですよ。
読んだら忘れずポチしてね。
にほんブログ村
「新さよ」
兵庫県佐用郡佐用町佐用1001−3
☎0790-82-3398
一度も行った事が、ありません(@_@)
そろそろ夢に出てきそうです。(^^)
上ホル食べて ビール!…って よ〜くわかります!f^_^;
ONIさん まだ未体験?だったんですか?
最高に 美味しいですよ〜!!! *\(^o^)/*

