タイプRさんとkonoさんは牡蠣兄弟? |
前回からの続きです。
室津は瀬戸内の小さな漁村ですが
実は1300年もの歴史があって江戸時代には宿場町として栄華を極めた町です。
そして細い路地に建ち並ぶ家々は距離が近く人々の心の距離も近い・・・
私達は室津港を回る細い道を進んだ奥にある賀茂神社を目指しました。
ここは自転車お守りがある事で有名なので
コースディレクターの住友輪業さんがコースに組み入れたのでした。
しかし到着すると西側の入り口は紅白の幕で遮られ
何やら神事が行われている様子・・・
「エエッ!入れない!」
タイプRさん&うずしおさん夫妻を賀茂神社へ案内しようと思っていた住友輪業さんは
少し焦っている様子。
もしかしたら賀茂神社は東側にも参道がある事を知らなかったのかもしれません。
私達は自転車でお参りする事が多いので
階段の無い西側から入りますが
本当は東側の階段のある方がメインの参道っぽいです。
私はみんなを東側の参道へ案内して
ロードバイクを担いで階段を上り始めました。
すると、礼服に身を包んだ年配の女性二人に声をかけられました。
「お兄さん達、向こう側からなら自転車担がなくても入れるわよ」
「そうなんですけどね、向こう側はお祓いか何か
神事やってるみたいで入れなかったんですよ」
「もう終わったわよ、私達、そこから来たんだもの・・・
でもお兄さん達若いから、階段上って行くのもいいかもね」
「そう若くは無いんですねぇ~これが・・・」
階段を登って立派な門をくぐって境内に出ると
まだ紅白の幕で仕切られた所に多くの人達がいました。

引き返さなくて良かった」
人々は神事の余韻の中で立ち去る風でも無く立ち話をしていました。
参拝を済ませた後、住友輪業さんが自転車お守りを売っているところへ
タイプRさん&うずしおさん夫妻を案内しました。

写真は初詣に来た時に私が買ったものですけどね。

グラウンドや体育館でスポーツを楽しむ人達よりは
命を失ってしまう可能性は高いと言えます。
みんな心のどこかに「万が一」の不安を抱えながら走っています。
そして「万が一」を忘れた時が危ない時でもあります。
だから、神社に安全を祈願してお守りを買うという行為は
「万が一」を忘れないため
そして「万が一」の事態にならないために大切な行為なのかもしれませんね。
しかし、このお守り・・・
めっちゃ流行ってます・・・
このお守りを買うために遠方からお越しの方もあるとか・・・
参拝も済ませたし、お守りも買ったし
そろそろ出発しようかと思っていたら
神事に参加していたお爺さんが近づいて来ました。
「お兄ちゃんら何処から来たん?」
「僕は地元ですけど
こちらは高松から来られてます。
他に大阪からも・・・」
「へぇ~お兄ちゃんら写真撮ったろか?」
「エッ?そ、そうですね」
なんだか最初から写真を撮ってくださるつもりで近づいて来られたみたい。
割と唐突な感じで写真撮影も申し出て下さいました。
「それじゃあ、撮ってもらおうかな・・・」
タイプRさんがお爺さんにコンパクトカメラを渡しました。
サッとカメラを構えるお爺さん・・・
しかし何かがおかしいぞ・・・
「あっ!お爺さん!逆!逆!」
「ふぇ?」
「カメラ!逆!逆!」
デジカメの使い方が良く分らなかったのか
お爺さんは完璧な自分撮り体制でシャッターを押そうとしていました。
私達が騒ぐので何かがおかしいと思ったんでしょうね。
シャッターを押すのをやめて
デジカメを暫く見つめると全てを察した様でした。
するとお爺さん、自分のボケに自分で大受け!
「ふぇふぇふぇふぇ!」
(お爺さんの笑い方を文字にするとこうなりました)
「じ、自分で自分を・・・ふぇふぇふぇふぇ!」
もう受けすぎて言葉が最後尾まで続きません。
お爺さんは笑いながらカメラを裏返し
再度、カメラを構えます。
「ふぇふぇふぇ!そ、そ、それじゃあ・・・ハイ!」

微妙な半笑いの記念写真・・・
お爺さんのお陰でいい記念写真が撮れました。
今度こそ出発かと思ったら神事の後片付けをしている所から声がします。
「良かったら、あったかいお茶飲んで行って下さぁいぃ~」
神主さんの奥さんなのかな?
こうやってお茶を振舞われるのは初めてではありません。
以前にもグループで立ち寄った時に振舞ってもらいました。

私達の姿を見て暖かいお茶を振舞ってくれる・・・
その心に触れられて心まで暖かくなります。
石油ストーブを囲んで暖をとり暫しの間、自転車談義に花を咲かせました。
「じゃ、そろそろ行きましょうか!」
今度は神社の西側からロードバイクに乗って室津港へ向かいました。
私達の目的は、もちろん!瀬戸内の冬の味覚、「牡蠣」です!
室津には牡蠣を販売しているところが5軒ほどあります。
休日になるとそれぞれの店が焼き牡蠣を試食させてくれます。
その試食が美味しいんですよねぇ~
ここから先は室津の牡蠣に精通していらっしゃる、ぴよぴよさんがリーダーです。

さすがにプロの試食師と言われてるだけの事はあります。
「ここはね1kg買うと牡蠣を一つおまけに付けてくれる。
ところがね、牡蠣を4kg買うから牡蠣を4つおまけしてくださいって頼むと
そういう事はやってませんって断られるんです。
牡蠣を4kg買ってもおまけは一つだけ・・・
だからね、牡蠣を4kg買う時は1kgを4つ買うんです。
そうすると1kgに一つおまけが付くから
4kgだと4つおまけが付く・・・
ご近所に配るからとかなんとか言って1kgずつ買えばいいんです」
さ、さすが・・・深い!
プロの試食師による焼き牡蠣の試食!

「うわっ!めちゃめちゃ美味いです!
今まで食べた牡蠣と全然違う!」

頬張ると口いっぱいに潮の香りが広がります。
そして牡蠣を咬むほどに旨み成分があふれ出します。
最後に殻に残った汁をすすると
まさに絶妙の塩加減で笑みがこぼれます。
実はタイプRさん、十数年前に2回カキで食中毒になってしまって
それ以来、牡蠣を食べないようにしていたそうです。
「そうでしょ!めっちゃ美味いですよね!」
タイプRさんと同様に牡蠣の美味さ感動しているのは
年末の忘年会サイクリングですっかり牡蠣に魅せられてしまったkonoさん。
「僕は今まで牡蠣を食べてこなかった人生を後悔しています!」
タイプRさんとkonoさんは牡蠣の美味しさの感動の仕方が似ています。
いや、それだけじゃない、趣味とか感性が似ている気がします。
私達が2件目の牡蠣の試食に挑戦していると
100円で牡蠣の味噌汁がゲット出来るという情報を入手!
早速、買ってみました。

もちろん味の方も美味い!
牡蠣の味に感動するタイプRさんとkonoさんんは
共に夢中で牡蠣の味噌汁を完食いたしました。

かなりたくさん牡蠣を食べた感じになって心も体も満足!
そろそろ出発しないとママチャリダーさんが万葉岬の入り口で待っているはず。
私達は試食を3軒までで終わりにして
はりまシーサイドロードに戻りました。
konoさんはかなり後ろ髪を引かれる思いだったようですけどね。
養殖の牡蠣筏が浮かぶ瀬戸内海を左手に
程良いアップダウンのワインディングロードが続きます。
このはりまシーサイドロードは地元のローディーの人気コースで
何台ものローディーにすれ違います。
御津から相生へ入る坂は万葉岬ヒルクライムの前哨戦なのか?
モーニングさんが抜けだすと住友輪業さんも反応して追い掛け始めました。
そして最近フォームを改善して登坂力がアップしたタイプRさんも
私を追い越して彼らに続きました。
私も一応頑張りましたけど・・・
万葉岬の入り口に到着するとママチャリダーさんともう一人
小柄な女性がいました。
「ソナちゃん!久しぶり!」
レース会場で会って以来です。
BJCのチームジャージに身を包んだ彼女は
100kmを2回しか経験していない段階で
チームヴェルジェの200kmオーバーサイクリングに参加。
事もなげに走破してしまった実力の持ち主です。
「偶然出会ったので誘っちゃった」
元々はママチャリダーさんと同じ姫路サイクリングに所属していたそうで
ママチャリダーさんのチャリ友なんですね。
「これ、良かったら皆さんでどうぞ」
ママチャリダーさんが取り出したのは
ハート形の最中の生地にナッツをあしらったママチャリダーさんお手製のお菓子でした。
「なかなかやるじゃん、ママチャリダー!
さっ!今から万葉のぼろうぜ!」
「エッ?わたし?私はいいから、みんなで上って来て下さいよ・・・
私、ここで待ってますから」
「そんな事言わずに上ろうよ
みんな上るんだから」
「だからぁ~私、最近、乗って無いしぃ~」
以下、押し問答が続く・・・
ここまで読んでくださって本当にありがとうございます。
はてさて我々は、嫌がるママチャリダーさんを如何に万葉岬に上らせるか?
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konoさんのこと次から義兄さんと呼ばなくっちゃ(●uωu●)
相生辺りはいい人が多いですね〜。
駐車場も新幹線の駅前なのに1日300円で、
支払いは自己申告制なんてびっくりですΣ(o゚д゚oノ)ノ
後で見て お爺さんの顔がアップで写ってたら…(≧∇≦)
年末と同じく晴天のはりまシーサイドロードを景色を楽しみながら、マッタリと~と思っていたのですが、前のお二人が突然ペースアップ!後ろからタイプRさん飛び出し、うずしおさんも…でも追いつけない…(>_<)
万葉岬の入り口まで、うずしおさんの後ろ姿をずっと追いかけてました(^_^;)
焼き牡蠣の試食一発で牡蠣嫌い治ると思います。
怖ければ牡蠣の味噌汁でもいいし
カキオコ(牡蠣が入ったお好み焼き)から始めてもいいかも。
カキオコから始める人が多いかなぁ・・・
ホルモン焼うどんが大丈夫って事は
ビールとか、いける口ですか?
そんなに似てたんですね。これからkonoさんを「兄さん」と呼ばせてもらいましょうか?konoさんこちらこそよろしくお願いします!
牡蠣は加熱しても縮んでないところが凄いですね。風味もかつて経験したことのない美味しさでした。
グルメあり神社ありヒルクライムあり、いろんなことが凝縮されたサイクリングを楽しめました。

