見た?穏やかな坂越浦の景色、着た?丸臨ジャージ |
臨時漕会忘年会サイクリングは、まだ続きます。
木漏れ日ロードを語り合いながら走り抜け
私達は坂越に向かいました。
私の好きな町並みのひとつなんです」
相生からすぐ隣という近さもあって
私のホームコースの中で坂越は最も頻繁に訪れる場所のひとつです。
古い町並みの残る坂越に入ると
まるでタイムスリップしたかのようです。
「赤穂の塩」を運ぶ拠点として明治時代まで栄えました。
千種川には高瀬舟の発着場があって
坂越浦と大道(だいどう)という道で結ばれていました。
この大道には奥藤酒造の酒蔵をはじめ
風格のある建物が並びます。
「これが奥藤酒造の酒蔵で忠臣蔵や乙女といった地酒をつくってる・・・
そこが奥藤家の玄関・・・
人々が出入りしている所だけ敷居がすり減ってるでしょ
それだけ年月を経ているっていうこと・・・」
「まだ、時間あるかな・・・・」
「ちょっと寄ってみたいところがあるんだけど・・・
少し坂を登らなければならないけど
生島が浮かぶ瀬戸内海を見渡せる秘密の場所的な・・・」
「コギコギさん、坂ってどれくらいの坂なの?」
おばさんが心配そうに聞いてきました。
「距離は大したこと無いけど
勾配はそこそこある」
「エーッ!」
おばさんは嬉しい悲鳴?を上げましたが
他のメンバーは
「コギコギさん、行ってみましょうよ」
「じゃあ、私は押して上がるわ」
それまでの曇り空が晴れて来たのを見て
私は是非ともメンバーをその場所へ連れていきたいと思いました。
木漏れ日ロードの木漏れ日は見せられなくとも
穏やかな坂越浦の景色を見せておきたかった。
私がメンバーを連れていこうとしたその場所は
大避け神社の脇から上り坂を進んだ先にある妙見寺観音堂。
坂が始まると住友輪業さんとモーニングさんがダッシュ!
「え~っ!こんなところで千切り合いか?」
「お~いっ!目的地は坂の途中だぞぉ~!」
「聞こえたかな?」
おばさんは急坂を目の前に
「うわぁ~こんな坂なのぉ!
これじゃあ下るのも怖いかも」
私は住友輪業さんとモーニングさん以外のメンバーを引き連れて坂を登りました。
ダンシングでゆっくりと登ります。
距離はそんなにありません。
妙見寺に到着しましたが住友輪業さんとモーニングさんはいませんでした。
「あ~あ、案の定、この先に行っちゃったみたいやね。
実は俺、この先に行った事が無い・・・
まっ、気付いて戻って来るでしょう」
おばさんが後から押して上がってきました。
クリートが滑るから大変だったわ」
そして妙見寺観音堂へ・・・
シューズを脱いで参拝しなければなりません。
しかし足裏に感じる古い木の感触が心地いい。
「この観音堂はまるで縁側の様にホッとするところ・・・
この木の感触を味わいながら、ここに座ってボーっとする・・・
癒されるんだよね・・・
練習の途中に大避神社に寄った時
この坂を登ったら何があるんだろうと思って登ったらこの場所があった。
それ以来、たまに来る」
「綺麗ね・・・・」
「日本海とは違う・・・穏やかで・・・」
アレが生島といって大避神社の神様で
秦河勝(はたのかわかつ)という人が葬られているんだって。
あの島に勝手に渡ると祟りがあるって聞いた事がある」
「へぇ~」
私達が海を見ていると一般のハイカーのご夫婦が上がってきました。
「こんにちは!」
ここは静かなところですが
全く人が来ないわけではありません。
挨拶が自然に交わせるくらいの人が来ます。
その塩梅が調度いい。
「そろそろ帰らないとね」
「住友輪業さんとモーニングさんが帰って来ないなぁ・・・
電話してみるわ・・・」
「・・・・・・・・・・・・・」
「エッ?モーニングさんがパンク!」
「こっから先は舗装されていないんだって・・・
もうすぐ来るって言ってる」
少し待つと住友輪業さんとモーニングさんが帰ってきました。
「目的地は坂の途中だぞって言ったんだけどね・・・
聞こえなかった?」
「いやぁ~僕らも上ってて
これはおかしいぞって思いましたがパンクしちゃって・・・」
「この先、綺麗な景色見れるとかあった?」
「いえ、この先はMTBでないと無理ですね」
「じゃ、下ろうか」
時間も押し迫ってたので私は躊躇なく下り始めました。
「エッ?僕ら景色、見てませんが・・・」
その言葉、今度は私の耳に入らなかったようで・・・
私達は本番の宴会を始めるべく
夕暮れの坂越を後にしました。
仕事を終えたヘイジさん、少し遅れてフクちゃんが合流しました。
臨時漕会始まって以来、最高人数での忘年会が始まりました。
乾杯の後、新入会員へのチームジャージ授与式?
まあ、そんなかしこまったものではありませんけどね。
真ん中に写ってるkonoさんなんて、めっちゃ嬉しそうでした。
受け取ると早速、開けてみるのが人情・・・
新入会員でないボーンズさんも含めて丸臨ジャージで記念撮影・・・
以下、左から新入会員のモーニングさん、クライム君、konoさん、住友輪業さん・・・
新たに加わった丸臨の男達です。
たかがチームジャージ、されどチームジャージ・・・
同じジャージを着る事でチームへの帰属意識と連帯感が生まれます。
「うわぁ~カッコいいなぁ~これ・・・
みんなで丸臨ジャージ着て列車形成したいっすね」
みんな、まるで少年です。
このテンションですから、もちろん宴会は盛り上がりました。
「新さよ」で話し、木漏れ日ロードで話し
もう話す事なんて無いんじゃないかと思っていましたが
何ぼでも話しは湧いて来るようで・・・
気が付けば午前様でした。
ちなみに相生は田舎ですからタクシーも店じまい。
モーニングさんは奥さんに迎えに来てって頼むのが怖かった?のか
自宅まで約12kmの道程をランニングで帰ったそうです。
いや素晴らしい・・・
ところで翌日もサイクリングの予定なんですけど・・・
ここまで読んでくださって本当にありがとうございます。
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どこの景色も穏やかで…冬にもこんなに楽しめるなんて 羨ましい〜!
忘年会は、 まぁ良く喋って 笑って*\(^o^)/*
変態計画も着々と進みましたね(^_−)−☆
瀬戸内に住むローディーにとっては冬も精力的に走れるというのは当たり前かもしれません。しかしこの恵まれた状況に感謝しなきゃいけないなぁーと改めて思いました。
それから夜の宴会も含めてなんですが、ローディー同士が集まって行動するとまるで部活ですね。心は完全に学生に戻りますね!
念願の丸臨ニュージャージ!憧れの聖装を手にして、ニヤニヤが止まりませんでしたo(^▽^)o
くやしいので年明けに見に行きました~(笑)