交差点での事故とロードバイクの速さの関係 |
前回からの続きです。
松江に向かう高速道路の車中の中で
私は冨田さんと講習会の最初に行う座学の内容について打ち合わせしました。
フロントガラスには激しく雨粒がぶつかり始めたかと思うと
いきなり止み間が訪れたり、天気は思わしくありませんでした。
「冨田、座学の最初の部分を
俺にしゃべらせて欲しいんだけど・・・」
「もちろん」
「臨時漕会の目標は事故ゼロ、落車ゼロ・・・
もし、事故したり落車したり、もしくは、目撃したりした場合、
メンバー間で報告し合ってる。
経験をメンバーで共有する事で
それぞれの経験値が上がり、事故防止に役立つんじゃないかという考えからだ。
今回は、メンバーが経験した事故を参加者に紹介しようと思ってる・・・」
松江に行けば雨は上がっているかもしれない・・・
せっかく計画した講習会を是非とも成功させたい・・・
祈るような気持ちでハンドルを握り続けましたが
残念ながら雨が止む事はありませんでした。
「うわぁ~こりゃ松江観光かなぁ~」
そう言いながら、宍道湖大橋を渡り松江市役所の駐車場へ入って行きました。
そして私達が松江市役所の駐車場に入った時のことです。
「うおぉおお!冨田!みんな、やる気満々やで!」
なんと、小雨が降りしきる中
レインウエアーやウインドブレーカーで雨対策をしたローディー達が
大勢待っていたのです。
車を降りて、おばさんに挨拶に行くと・・・
「走るよ!」
雨天決行の決意。
多くの言葉は要りません。
このチャンスを逃してはなるまいと言う思いは一瞬で伝わってきました。
冷たい雨がシトシトと降る中、まずは屋外で座学・・・と思っていたら
ありがたい事に市役所の玄関ロビーをお借りする事が出来ました。
雨は降っていましたが温かい屋内で座学が出来ます。
冨田さんと打ち合わせた通り、最初は私がしゃべります。
「今日は自転車講習会にご参加いただきましてありがとうございます。
エ~ッっと・・・私がコギコギです・・・」
簡単に挨拶を済ませた後、いよいよ本題に入ります。
私の受け持ち部分が始まりました。
私達は野球やバレーボールと違って一般公道がフィールドになります。
ですから、交通事故に遭遇するかもしれないという危険性は常にあります。
グラウンドや体育館で命を失う事は、それほど多くないかもしれませんが
交通事故に遭えば深刻な怪我を負うことはもちろん
命を失ってしまう事は珍しい事ではないのです。
笑顔でサイクリングに出発したお父さんが
帰らぬ人となる・・・
そんな悲しい事は、何としても防がなければなりません。
今から、いくつか事故事例を紹介します。
どうすれば事故を防げたのか?
考えながら見ていく事にしましょう。
まず一つ目は、「巻き込み」です。

①は先行する車が左折しようとして直進していた自転車を巻き込んだ場合です。
②は車が直進している自転車を追い越して左折しようとして巻き込んだ場合です。
ロードバイクの場合、①でも②でも、
車のドライバーがちゃんとロードバイクを認識していたとしても起こる事が考えられます。
ドライバーからすると
自分がロードバイクより先行して
左折出来るだけの時間的余裕はあると判断してしまう。
ドライバーがロードバイクの速度を見誤ってしまうのです。
「自転車が、そんなに速いスピードを出せると思っていなかった」
そんな弁解が聞こえてきそうです。
二つ目は「側方衝突」です。幹線道路を直進していた自転車が
脇道から右折しようと出てきた車と
衝突した事故です。
これも車のドライバーがロードバイクの速度を
見誤ってた可能性があります。
ドライバーはロードバイクが通り過ぎる前に
右折を完了出来ると判断してしまった。
「自転車が、そんなに速いスピードを
出せると思っていなかった」のです。
三つ目は、いわゆる「右直事故」です。

信号のある交差点をロードバイクが直進中、
右折してきた車と衝突・・・
ここまで来れば、もうお分かりだと思います。
ドライバーはロードバイクが交差点に進入してくる前に右折を完了出来ると判断した。
ところが実際はドライバーが思っていた以上に
ロードバイクの接近が早く
衝突してしまったのです。
これも「自転車が、そんなに速いスピードを
出せると思っていなかった」のです。
これらの事故に共通する要素は「ロードバイクの速さ」にあります。
一般のドライバーから見ればロードバイクの速度は予想以上の速さ。
そこに判断を誤らせる落とし穴があるのです。
更にロードバイク側の心理的要素として
ローディーは速く走りたがる傾向にあります。
スピードの魔力に支配され、とにかく速く走ろうとする。
アベレージを上げたい気持ちは解ります。
しかし、アベレージを上げたいと思って交差点に進入すると
急ぎの心理で交差点に進入するのと似た状態になります。
人間、急いでいると無意識に省略すると言われています。
優先順位が低いものを無意識に選別して省略するのです。
急いで交差点に進入して省略されるもの・・・
それが安全確認なのです。
付けくわえてもうひとつ・・・
これらの事故の過失割合は、どれも車の方が大きいです。
典型的な交差点の事故ですから知っている方も多いでしょう。
しかし、車の方が過失割合が大きいという思いが曲者で、
ロードバイク側が車に対して安全確認を丸投げしてしまっている気もします。
ちょっと傲慢に・・・
「こっちが優先なんだから、
そっちが気を付けろよな」
なんて思っていませんか?
お前らが気を付けろと思いながら、速く走ろうとしていれば
安全確認が不十分になって傲慢な奴だと思われてしまうかもしれません。
ロードバイクの速さは私達にとって魅力です。
しかし、ドライバー側、そしてローディー側、それぞれが
その速さに惑わされてしまうのです。
私達は、そこに気を付けなければなりません。
ヘルメット以外、体を防護する物は無い・・・
車と衝突すれば過失割合の大きさにかかわらず
私達は無傷ではいられないでしょう。
本当に命を失ってしまうかもしれません。
悲しいローディーとならないために
どう、交差点を通過すれば良いか?
それぞれが真剣に考えて下さい。
ここまで読んでくださって本当にありがとうございます。
ちょっと忙しかった事と、ついつい詳しく書きすぎて
私の受け持ち部分すら全部書けませんでした。
ちょっと遅すぎますよね。
続きは後日書くつもりです。
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怪我してから自分の方が優先だったのに!って言っても遅いですよね。
バイクは買えるし修理もできるけど、大怪我したらバイクに乗れなくなるかもしれないし、お星様になっちゃうかもしれませんもんね。
改めてバイクでもクルマでも安全運転しようと思いました。
続き、早く書いてくださいね(^^ゞ。
皆が 楽しみにしてくれている気持ちが 、とても心強く 嬉しかったです*\(^o^)/*
また、市役所の方が「使われていいですよー!」とロビーを開放して下さり「駐車場開放! ロビー開放!」のおもてなしの姿勢…有難かったです! お陰で ジックリと座学を進めて貰う事が出来 一安心。
正直、バイクでも、ランでも「こちらが優先なんだから…」って思うことよくあります
事故になった時、責任の所在は別にしてもケガをするのはライダーですから、交通弱者であるということを常に意識しとかないといけませんね
また、こちらでも、レッスン出来るといいですね
交差点での事故についてとの事でコメントさせて頂きます。
ロードが一番この手の事故が起こりやすいのでとても関心を持たされました。
我々ローディーの存在は現状の道路交通の中で非常に中途半端な存在ですから、車側に対して配慮するのはこちら側の責務だと思います。
対応策としては右直ならドライバーと目を合わせ手を挙げて先に通らせてもらう意志表示をする。
あくまでもその際は徐行する意識を忘れずにする。
巻き込みや側方の事故に対しては車に先に行ってもらうようにする。
ウインカーを出さない、遅い、周囲確認が出来てないドライバーなんてごまんといますし、車は死角が多いですからね。
ぶつかればこっちがめげますし、交通弱者という意識と権利主張なんてせずにみんなが譲り合い気持ちよくすごせるよう自分では努めているつもりです。
匿名でのコメント失礼しましたがとても、大切な事だと思いましたので書き込まさせて頂きまし
た。
これからもローディーの意識向上に貢献なさるコギコギさんを応援します。頑張って下さい!
今年も残り1ヶ月少し…無事に走りましょう(^^)d
今回は自分が思っていた事と同じ内容の記事でしたので思わずコメントさせていただきました。
ショップのチームでもこうした安全確認を怠っている(もちろんその人たちなりにはやっているのですが)ところは多い気がするので、こうした意識が広まる事を切に願います。
私にビシバシ伝わりましたよ。
権利を主張ばかりしても前には進みません。
逆にドライバーにますます嫌われてしまいますね。
結局、お互い譲り合う気持ちが大切なんでしょうね。
臨時漕会の目標は事故ゼロ落車ゼロです!
私がブログで書く事で少しでほんの少しでも
安全に走ってくれる人が増えれば嬉しいです。
一葉さんも是非、仲間に安全意識を広げて下さいね。
左折巻き込まれ事故は場合によっては
過失割合が100対0の場合もあって
確かに避けにくい事故ではあります。
答えを見つけるのは難しいですが
ドライバーにロードバイクの速度が速いことの認知度を高めていく必要があるかもしれません。
よく皆さんブログで今日の報告とかで、何キロ走った、時間は、アベレージは、そして最高速度40キロとか50キロとか平気で書いてますよね。
自転車って制限速度はないのでしょうか?
原付だって30キロなのに。
私はそれほど速く走れないから、あてつけだなんて思わないでくださいね(笑
交通網を乱して更に事故り、過失割合とか被害者ぶってるのは
なんだかな…
しかも、自転車が早いって事を異様に認めてほしそうだけど、
車的には40・50は遅いから。
でも自転車的には、足はぐるぐる、頭真っ白心臓バクバクでしょう?
ミラーさえついてないのに…車と同等の状況確認はできないでしょう。
そのうえピチピチ服で、安全を守る気ゼロの奴に、「おれらの安全を守れ!!」と言われても。引っかけただけで死ぬとか、存在が恐怖です。
ロードの人って、場所探すのが、面倒なんですか?
公道に出てくる前に、自転車用コースとか探したんですか?
公道の時は、歩道走れる自転車にしたらどうですか?
公道に出てくる前に、まずやることやった?ってことです。
他のあらゆる、認められた趣味の人は、万人に迷惑かける前に、まず場所探しから全力でやってると思いますよ。
非常に残念です。早期に回復されることを願うのみですが
ロードバイクはスピードのために安全性を犠牲にしてレースを
するものらしいですね。
観客は選手に迫り、サポートカーは選手にクラクションをあびせて
狭いコースを猛スピードで追い越し、狭いラフな路面のコース設定
などなどは、
レースを面白くする要素なので、選手が落車して骨折してリタイヤしても「それがロードレース」ということです。
こういう思想で一般道を走られるのは非常に迷惑です。
ロードバイクは世の中から忌み嫌われています。
ロードバイク乗りはすぐ「素人が!」と侮蔑し激高しますが
ならば玄人だけのクローズドコースだけでお願いしたいものです。
公道をトレイン作って走るな。
サイクリングロードで集団並走するな。
散歩中の年寄りに「どけ!ババァ」とか言うな。
私は趣味としてロードバイクに乗る「素人」ですが、「玄人」の
方々と一緒くたにされて迷惑しています。
自動車は自動車で排ガス騒音公害、専有面積がもたらす渋滞公害による救急車到着遅延、郊外化によるインフラ維持費の高騰や運動不足蔓延による医療費高騰も招いている害悪の多い車両ですよ。
自動車蔓延よりも、ロードも含めた自転車を充実させたほうが、社会のためなのです。ロードは、その速度からして、自動車の代替車両としてなり得るポテンシャルも持っていますしね。
そして、年間1500人以上が死亡している歩行者ですが、その加害者はほぼ100%が自動車です。
歩道でさえ、そうなんですよ。自動車企業がスポンサーのテレビや新聞はなかなかその辺りや、自動車運転手らの未熟さやモラルハザードを報じないので、自動車運転ら自身の未熟さを反省せず
自転車や歩行者にばかり文句を言う輩が目につきますが、恥ずかしいことです。
交通網が貧弱な田舎の人ほど免許を取るのが早いだけの話であって、恵まれた地域の人ほど免許を必要としません。
そして、自転車を操るのに免許など要らないことは、法律で認められており、それは世界中の国々で同じです。
さらに言えば、今、世界中の都市部で自動車害が直視されており、自動車を減らして自転車を増やそう、という政策が推進されています。
40,50は道路でも速い部類ですよ。
自動車が速度超過の暴走交通犯罪を犯しているだけです。
ナンバーを控えて警察に通報、規制取り締まり強化を要請しましょう。
これは、サイクリスト全員がやるべき努めです。
移動式オービスを普及させれば、自転車をおびやかす自動車の速度超過は撲滅できますし、道路の制限速度引き下げにもつなげることができます。
速度超過等の交通犯罪や違法駐車、横断歩行者等妨害等違反等の交通犯罪で地域の安全を破壊し乱しているのは、事故統計を見る限り、自動車に他なりません。
通学路を我が物顔の速度超過で抜けて、歩行者や自転車に対して危険なすれすれ追い抜きやクラクションで威嚇している自動車を、私はたくさん見てきました。地域の安全を乱しているのは、自動車に他なりません。そしてその排ガスは子供らの喉を痛めています。傷害罪として立件したいぐらいですよ。
詳しくは、下記のホームページをご覧下さればと思います。
自転車より、自動車のほうが遥かに害悪の強く車両であることが一目瞭然ですから。
交通安全根本対策は自動車抑制にあり
http://greentoptube.hatenablog.com/
人々にもっとも迷惑をかけている車両は自動車です。そのことに、自転車やロードを敵視している人は気づくべきでしょうね。
自転車には車道を走る権利があり、それは道交法にも明記されてあって、自動車には弱者である自転車を保護優先する義務がある。そして、それは事故時の過失計算でも教習所の教育でも表れています。
事故を無くしたいならばこそ、自動車を減らして自転車を増やすことが大事なんですよ。
自転車のメリット(社会篇)
そもそも、ミュンスターの都市交通政策は、1980 年代に渋滞を緩和させるためにはじまった。
(1) 渋滞の緩和
都心部から車を排除する政策をとって1年で
・渋滞がなくなった
・ビジネス効率が高まった
(2) 交通死亡事故の激減
・ 交通死亡事故が激減した(初年度 死亡事例 0 件)
(交通事故の死亡事故は、自動車がからむから起こるのであり、自動車が通行しなければ事故はあっても死亡には至らない)
*道路から自動車という専有面積と重量が大きく高速で動く存在が無くなれば、重大事故原因要素を根本から無くせるため。
(3) 医療費の大幅削減
・ 医療費の大幅削減に成功し平均寿命がのびた。
自転車政策が立ち遅れているイギリスでは、環境ではなく医療費削減の目的で自転車政策が始まった

