国道を走るのと農道を走るのと、どっちが好きですか? |
前回からの続きです。
坂越から千種川沿いに出ます。
御存知の通り赤穂は塩の産地です。
坂越はその「赤穂の塩」を運ぶ拠点として栄えた港なのです。
千種川には高瀬舟の発着場があって
坂越浦へ物資を運ぶ「大道(だいどう」と呼ばれる道で繋がっていました。
そして、その「赤穂の塩」を運ぶルートは
千種川沿いの赤穂鉄道へ受け継がれる事になったのです。

そのルートは現在も生活道として残っています。
車が通るには狭い道幅が、余計な車を寄せ付けないために
まるでサイクリングロードかと錯覚しそうなくらい自転車向きの道になっています。
少し飛ばせる広い道から
まるで森のトンネルみたいな狭い道に入る時
私は後続の冨田君に減速のハンドサインを出しました。
「げんそくぅ~!」
「ハイ!」
「ここからは道幅が狭くてスピードが出せない!
ゆっくり行こう」
「なかなか感じのいい道ですね」
「国道2号線の有年まで、約12~3km
こんな感じの道が続く・・・」
左手に千種川を望みながら、まるで森の中を走る道は木漏れ日が美しい。
夏は日差しから、そして冬は風から自転車乗りを守ってくれる道なのです。
「冨田、ここは、ゆっくり語らいながら走る道・・・
夕方、この道を走ると西日が千種川の川面に反射して
横からも木漏れ日が見える・・・
上からの木漏れ日と横からの木漏れ日が光のシャワーの様で綺麗なんだよ・・・
名付けて木漏れ日ロード・・・」
「ハハハッ!木漏れ日ロードですか・・・
相変わらず例えるのが上手いですねぇ~」

言葉を交わす度に前後が入れ替わる。
「冨田・・・後ろ姿は、やっぱ、違うな・・・」
「エッ?」
「いや、後ろ姿は水を得た魚の様に生き生きしている・・・
前から見ればメタボのオッサンやけど
後ろから見れば、やっぱ元プロ選手って感じする」
「ホントですかぁ~
最近まで、お腹が邪魔をして下ハン握れなかったんですけど」


踏み込んだ強力な反力を上半身でしっかり抑えて走っていた事がうかがえます。
元プロ選手の走りをこんなにも近くで観察できるのは
大学の先輩という特権かな。
「冨田、こういう鉄道の廃線跡の道では
岡山県の片鉄が有名だけど知ってる?」
「いいえ」
「マジ?」
「片上鉄道という鉄道が廃線になって
その跡が今は片上ロマン街道というサイクリングロードになってる。
確か・・・34kmくらいあったんじゃないかな・・・
有名なんやけどな・・・
まあ、いつか一緒に走ろう・・・
結構、遠方からも走りに来てるところなんよ」
もしかしたら、速く走る人にとって
ゆっくり走るような片鉄なんて道は縁が無かったのかもしれません。
そうだとしたら、冨田君にとってポタリングは本当に新鮮なのかもしれません。
木漏れ日ロードは語らいの道・・・
ゆっくりと走る道・・・
国道2号線沿いにある有年のコンビニで軽く補給したあと
私は国道ではなくて、農道を案内しました。
国道を走ると速く走れるんですが、車に追われて走っているようで嫌なんですよね。
国道と並走する農道を知っていれば、それを走らない手は無い。
しかし農道は集落の中を走り抜けたりしますから
決してガンガン走れる道じゃないですね。
Ave.を上げたい人は国道を走ればいい・・・
そうでなければ農道を走る方が安全で気持ちがいい。
さて、元プロ選手の冨田君は
どっちが好きなんでしょうね?

冨田君の笑顔を見れば、どっちかはっきり判りますよね。
しかし上手に写真に写りますな・・・
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そんなおホメいただけるフォームではございませぬ(泣)
ペタリングもギクシャクしていて、まるでケンカをした時の恋人どうしみたいなもんです。10月は自転車持って参りますのでよろしくお願いします。
あ、冷蔵庫のビール4本飲みました。
だるま珈琲なう。
黄色い方が膝に優しいから、黄色い方がおススメです。
ビールは今度、倍返ししてくれるんですよねぇ~
あっ!ビール減らせば腹引っ込むよ!
案外、灯台もと暗しかも…
自転車は自由な乗り物です。
速く走りたいときは速く走り、
ゆっくり走りたいときはゆっくり走れる…
そして時には立ち止まる事も出来ます。
さあ、気持ちの赴くまま走ってみよう!
心からロードバイクを楽しんでいることが伝わってきます
ママチャリダーさんも同じですよね。
おっしゃる通り、プロは楽しいのを追及してはいられないでしょう。
自転車でお金をもらうのは並大抵のことでは無い事は
想像に難くないですよね。
でも現役時代の話しをする彼は生き生きとしていますよ。

