鳴門岬で脚が残ってないという青年は本当に純朴なのか? |
前回からの続きです。
腹が減っては戦が出来ません。
絶景ポイントを後に私達は福良へ向かいます。
岩屋港からアワイチを始めると、ちょうど福良くらいが昼食ポイントとなります。
先頭を行くhiroさんも何回かアワイチはしているので勝手知ったる道です。
「この先のL字カーブのところは
砂が浮いていて滑りやすいから気を付けて下さい!」
アワイチ12回目のぴよぴよさんが細かい道路状況の注意喚起をして下さいました。
「どこのお店に入りますか?」
「この前行ったところ以外で知っている店は?」
「とんかつ屋さんがある」
「そこ、かなり大盛りですよぉ~」
「そこへ行きましょう!
とんかつ屋さん!」
ぴよぴよさんは走行距離が80kmを越えるくらいから元気になるので
ちょうど福良くらいから元気になるんです。
大盛りのとんかつ屋さんに行こうと提案されたんですが
残念ながら、とんかつ屋さんは閉まっていました。
私達がお世話になったのは前回と同じお店の「鼓亭」です。
焼肉丼を注文するのがいいのかもしれないんですが
私は前回美味しく頂いたので
新メニューのカレー浸けめんをいただきました。
カレー浸けめんです。
麺をカレーに浸けちゃったところを撮っているんでカレーうどんに見えますが
麺とカレーは別々に出てきます。
カレーとうどんの組み合わせはカレーうどんと同じですが
ちょっと違うのですよぉ~
ややこしい写真ですねぇ~
お腹がいっぱいになった後に待ちかまえているのが通称うずしお峠。
平均勾配11%最大勾配15%といいますから手ごわい峠です。
この峠の分岐点で事件は起こりました。
先行して走っていたhiroさんとぴよぴよさん・・・
二人がそれぞれどの道を行くかプレゼンテーションが始まったのです。
ぴよぴよさんはこの先足を伸ばして鳴門岬まで行こうという意見。
hiroさんは寄り道せずにうず潮峠を登るべきという意見。
ぴよぴよさんは鳴門岬へ続く下りの入り口に立ち
hiroさんはうずしお峠の登りが続く道に立って
それぞれが呼び込み合戦!
「鳴門岬へ行きましょうよ!
この先下れば絶景が待ってますよ。
ここまで来て鳴門岬を見ないなんて・・・
そしてね、鳴門岬を見た後に大鳴門橋記念館へ行きましょう!
ほんのちょっと登るだけです」
80キロ越えてから元気になるぴよぴよさんが熱弁をふるうと
今度はhiroさんが必死の説得を試みます。
「あかんて!みんな脚つかってるのに!
この先下ったら、また登らなアカン!
みんな、だまされたらアカンって!」
「う~ん、せっかく来たんだし・・・
鳴門岬だったら行ってもいいかな・・・」
ボーンズさんが、いかにも純朴な青年といった口ぶりで
ぴよぴよさんの呼び込みに応じて鳴門岬に行く意見に賛成していました。
ここはぴよぴよさんのプレゼンの勝利という事で鳴門岬へ行く事に決定です。
じゃあ鳴門岬でソフトクリーム食べよ」
いかにも残念そうなhiroさんでした。
鳴門岬に着くとhiroさんは真っ先にソフトクリームを食べに行きました。
私も、そしてみんなもhiroさんにつられるようにソフトクリームを注文します。
やっぱり淡路島ですからね。
ブロガーとしては御当地ソフトを注文しなければ・・・
最近は何でもソフトクリームに出来るんですねぇ~
どんな味かって?
玉ねぎの味がしました。
そのまんまですけど・・・
ソフトを食べながらぴよぴよさんの誘導で絶景ポイントに行きます。
その時も必ずここに立ち寄っていましたね。
ぴよぴよさんにとってアワイチでこの景色を見る事は外せない・・・
12回もアワイチやってると、そういう決まりごとが出来てくるのは分かる気がします。
実はこの場所で去年のボーンズさんはボロボロになっていたんですよね。
膝が痛くてみんなについていけなかった。
その前のゴールデンウィークは
鳴門岬ではなくて大鳴門橋記念館へ行ったのですが
その激坂で音を上げていたんです。
もうそろそろ脚にくる頃じゃないかな・・・
そう思った私はボーンズさんに尋ねました。
「脚、どれくらい残ってんの?」
「僕ですか、僕は、ホントに残ってないっす!」
「ホントかなぁ・・・」
「ホントっすよ!
さっきも登りも後ろの方だったでしょ」
如何にも純朴な青年と言った感じで答えていました。
この時、このボーンズさんの言動が
後で波紋を招くとは想像すらしませんでしたねぇ~
鳴門岬から引き上げて
またhiroさんとぴよぴよさんがプレゼン合戦をしていました。
ぴよぴよさんが大鳴門橋記念館にも登ろうというのです。
「やっぱり大鳴門橋を上からも見ないと・・・
絶景が見えますよぉ~
登りなんて1キロ無いでしょ
700mくらいかな?」
hiroさんが必死の防戦です。
「アカンって!
騙されたらアカン!
結構、坂キツイんやから!」
するとボーンズさんが、またもや如何にも純朴そうな青年の口調で
「そのくらいの距離の登りなら行ってもいいかなぁ~」
まるで老獪なぴよぴよ詐欺師の餌食になる純朴な青年の様に思えましたが
ここでおかしいと気付くべきだったんですよねぇ~
第一にボーンズさんはゴールデンウィークに大鳴門橋記念館の坂で音を上げていた。
第二にさっきの鳴門岬で脚は残ってないと言っていた。
そんな人が大鳴門橋記念館に登ってもいいって言うでしょうか?
私は大鳴門橋記念館の坂を知っていますし
ローディーはあんまり行かない事も知っていましたので
今度ばかりは、真っ先にhiroさん支持に回りました。
坂アタックを繰り返していたONIさんも
「脚、大丈夫かなぁ・・・」とぶつぶつ言ってましたので
ここはhiroさんのプレゼンの勝利!
大鳴門橋記念館に行く事は避けられました。
うずしお峠をクリアすれば
もう大きな坂はありません。
小さなアップダウンが残るのみです。
少しでも脚が回復すると小さな坂でも攻めた走りを始める
もうすぐ50歳のONIさん(左)と
ホントに脚が残ってないのかどうだか怪しいボーンズさん(右)の後ろ姿です。
さて・・・どんなドラマが繰り広げられるのか?
ここまで読んでくださって本当にありがとうございます。
最後の千切り合いへ向けて駆け引きは始まっていたようです。
最後に笑うのは誰か?
乞うご期待!
このブログは、にほんブログ村ロードバイク部門ランキングに参加しています。
下のバナーをクリックして人気投票していただけると嬉しいです。
ポチはどれでも一つでいいですよ。
にほんブログ村
いやー、次回のブログかなり楽しみになってきました!!
誰が 何の皮を被っていたのか?…楽しみですね~~~♪
ブログネタ的にいい仕事していただきました。
私確実に潰れてますね。
ボーンズさんは私の車の中では純朴な好青年に見えましたが果たして?