心拍計アレルギー? |
前回からの続きです。
兵庫県から県境を越えて岡山県に入ると日生です。
日生はB級グルメのカキオコが有名です。
カキオコというのは牡蠣が入ったお好み焼きの事で冬の日生の名物となっています。
11月からカキオコのシーズンに入りました。
お好み焼屋さんは、まだ10時半とか40分というような時間帯なのに
もうお客さんが入っていました。
「カキオコか・・・いいねぇ~」
私はカキオコがいいなぁとは思いましたが
まだ11時にもなっていないのにお好み焼きを食べる気にはなりませんでした。
ママチャリダーさんはどうか知りませんけど・・・
日生の混雑から逃げるように更に国道250号線を西へ進みます。
「ママチャリダーさんね、速く走りたいなら心拍計使ったらどう?
脚が攣るギリギリ手前のペースで走ったり出来るし・・・」
「私ね、あんまり筋肉痛とかならないタイプなの」
「えっ?北播磨サイクルエンデューロの時もなんともなかったの?」
「そうよ、200km走った時も重だるい感じはあったけど筋肉痛にはならなかったわ」
「なるほど・・・そりゃあ、ますます心拍計が必要やわ
レースの時に脚がなんとも無いなんて、追い込んでないって事
まだまだ余裕なんやわ・・・
どのくらいのペースが自分にとって最速か分かんないでしょ
ウエイトコントロールするにしても消費カロリーが表示される心拍計を使えば
補給で食べ過ぎる事も無いし、最も脂肪が燃焼しやすい心拍を狙って走れば
効率よくダイエットできるやん」
「消費カロリーが表示される心拍計?
そんなの当てにならないでしょ・・・個人差もあるだろうし
それにね、私、数字が大の苦手なのよね。
コギコギさんが心拍計の事説明してくれるのは嬉しいんだけど
悪いけど私の頭には入ってこないのよ」
「あのね、心拍計を使って走るっていうのは
何もそんな難しい知識を使っている訳じゃない
極端に言えば乳酸が蓄積するペースで走るか
乳酸が蓄積しないで走るペースで走るか、なんだよね。
どの辺から乳酸が蓄積し始めるか、
その心拍を知ってて走るのと知らないで走るのは大違いだよ」
「だからぁ~私は難しい理論を色々言われても解らないの!
私は理論じゃ無くて感覚で生きてるの!」
いつもの事ですが、有酸素運動や無酸素運動の説明をしようと思っても
なかなか聞いてくれない。
というか・・・彼女には理科アレルギーみたいなものがあって
とにかくその手の話は聞きたがらない。
いや、それ以外にも私のアドバイスは・・・
まあ、彼女にとって私の経験や知識は、なんというか信用度が低いようです。
それでもああだこうだ言いながら自転車に一緒に乗るのは
自転車が好きだからという一点に尽きますね。
「ママチャリダーさん!次の海の駅で補給に入るよ」
「何言ってんの!補給しなきゃダメでしょ!
食わなきゃどこかで腹減って、ドカッと食うんだから・・・
食わなきゃハンガーノックで走れなくなる。
腹が減る前に少しずつ補給する方が、かえって太りにくいって!
え~っと・・・俺が今400kcalくらい消費してるから・・・
ママチャリダーさんは女だから・・・
170~180kcalくらい、ちょうどおにぎり一個分くらい食べたらいい」
「だからぁ~す・う・じは言わないの!
個人差があるんだし!」
と、捨て台詞を残し、店内のどこかへ消えていきました。
ちょっとムカつきましたが
食わなきゃ食わないでどこかで腹が減るだろうし
ハンガーノックになればなったでいい勉強になるでしょ・・・
私は勝手に自分の補給食をさがします。
現在までの消費カロリーは400kcalですから400kcal以下だったらいいですよね。
ダイエットするなら50%の200kcalでいいでしょう。
私のペースはLSDですから脂肪燃焼の割合が増えているとすると
30%の120kcalが最低ラインですかね。
おにぎり一個でもいいかなと思っていると
こんなにも安いおにぎりを発見!
隣に98円でコンビニおにぎり一個売ってましたが
安さに負けてついつい2個入りを買ってしまいました。
ママチャリダーさんはほっといて
勝手に駐車場の隅でおにぎりを頂いていました。
しばらくするとママチャリダーさんが何かを買ってきました。
「コギコギさん!屋台でゲソの天ぷら売ってたのよ!
これ、揚げたてよ!」
「ゲソの天ぷらぁ~?マジでぇ~」
あれだけ体重増えてる事を気にしていた人が
ゲソの天ぷらを買って来るなんて!
この人は俺にケンカ売ってるんやろか?
「ママチャリダーさん!それ脂質やん!
カロリー高いけどぉ~」
「コギコギさん、何言ってんのよ!
これ、揚げたてなのよ
コギコギさんの方こそ、おにぎり二つも食べて重くないの?」
「これは炭水化物で、すぐエネルギーになりますんで・・・
そっちは脂質やで!」
「だからぁ~理論は言わないの!
私は感覚で生きてるんだから!」
まあ・・・感覚だけで生きていけるんなら・・・
ここまで読んでくださって本当にありがとうございます。
脳には男の脳と女の脳があるんだとか。
言語力は女性の方が高いので
異性の間で口喧嘩をすると大抵男性が打ち負かされてしまうそうです。
ママチャリダーさんが心拍計を使えるようになると
大幅に走りが変わってくると思います。
もったいない話ですねぇ~
まあ、気長に心拍計すすめますわ・・・
続きは後日書きますね。
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立ち止まると…太る ( ; ; ) カキオコ 一度食べてみたい!
感覚派のママチャリダーさんはとっても純粋に自転車を楽しんでいるって感じがします。「行けー!走れー!上れー!」ってね。
理論では測れない部分もあることは確かですからね。
でも最後に結果を見れば理論通りっていうオチもありますし。
私自身は理論派だと思っているのですが、訳が分からなくなってくると感覚派になっちゃいます。(始めから感覚派かもしれません・・)
心拍計は最初は数字がピンと来なくてよくわかりませんでしたが、使っていると『オーバーペースになっているな』とか分かってきました。ちょっと下っていたり追い風で楽に感じていても、知らず知らず心拍数が高くなっていることがあります。
今では必需品になりました☆
そこには理論があると思うんですが・・・
でも感覚は騙されやすいし正確ではないです。
だから心拍計等の機器が必要なんだと思います。
ママチャリダーさんも鋭い感覚があるんだから
理論も頑張ったらいいのにと思います。
坂越の坂を避けるルートは
赤穂から赤穂鉄道廃線跡を千種川沿いに北上し
国道2号線と並走する農道を通るルートがありますが
農道は地元の人しか解らないかなぁ・・・
心拍計のありがたみをママチャリダーさんに教えてやって欲しいです。
ママチャリダーさんが所属するクラブのメンバーも
心拍計使ってるはずなんですけどね。
今はCATEYEサイコンを使っているのですが、ランニングの時にも自転車から取り外してポケットに入れて活躍しています。
乳酸を貯めない走りが可能になってきました。
同じことをして心拍数が下がっていくのを見ると、心肺能力の向上を実感できて励みにもなります。これもこのブログのおかげです。
自分の感覚と 実際の違いを知らせてくれるのが、心拍計かな…と感じました(^^;; 本能のままに行けないお年頃には、必需品です(^^;;
自転車でも、機械的に食べたくないものを数値分口に入れる補給ってのが楽しくなくて、食べる時には食事を
楽しみたいし、理論で行った方が上達の近道なんでしょうが、遠回りでもいいから自分で楽しみながら覚えていきたいなぁと思っとります
はたでお二人のやり取りを聞いてると とても楽しいので…(^^;;
これからも 楽しませてやって下さいませ(^^;;
好きな物を食べて 太らない人が羨ましいですね。私は 今より20キロ太っていた 暗~い過去が有るので、物を買う時に つい 裏に書いて有るカロリーを見て…スゴスゴと諦める時が有りますよ( ; ; )
最近、読んでないと思っていました。
私らが補給とか補給食とか言うのが悪おのかもしれませんねぇ~
食べたくないものを機械的に食べてるというのは少し違うかも。
夏はアイスが楽しみですし、冬はアツアツの肉まんがおいしいです。
カキオコツアーやうどんツアー等
食べる事が目的のサイクリングも行います。
食べる事は楽しく走る上で大切な事と考えています。
ただ、食べる時は心拍計の消費カロリーを参考に
消費カロリーを超えないように、
食品の品質表示のカロリーを見て選んでいます。
理論といっても頭から難しいと思わずに・・・
少し知っているだけで目からうろこかもしれませんよ。
知ってて損する事はありませんからね。
自転車で速くなるためにも、そして健康のためにもね。
地域に貢献させていただきますよぉ^