チャレンジ200kmオーバーサイクリング |
最近は日没の時間が早くなった事で季節が進んでいる事を感じますね。
昼間の時間が短くなってくるという事は
ロングライドがだんだん難しくなってくるという事を意味します。
太陽が出ている間に行って帰ってくる。
これが私がコースを決める際の重要な要素です。
そう考えると、どうしても走っておきたい距離があるんですよね。
私の場合、日の長い夏の間しか走る事が出来ません。
その距離とは200kmです。
自転車に乗って200km走るなんて
ロードバイクに乗り始めた頃は夢のまた夢でした。
けれど、練習を重ねると必ず200km走れるようになります。
200kmとは自転車乗りにとって、ひとつの勲章ではないでしょうか。
200kmオーバーサイクリングを実施するにあたって
モチベーションを上げる仕組みが必要だと考えました。
ただ単に、200km走るのでは無くて何か理由が欲しいのです。
何か目的を持って走る事で200kmの道のりがより一層楽しくなるはずです。
今回私が考えた200km走る目的は
出石町に出石そばを食べに行くという事でした。
出石町は兵庫県北部の但馬(たじま)地方に属し
いわゆる日本海側の観光地です。
私の住む相生市から分水嶺を越えて日本海側へ入らなければなりません。
瀬戸内から日本海側へ抜けると
北から南へ流れていた川の流れが
南から北へ流れるようになります。
当然、言葉も違えば文化も違います。
そしてこの但馬地方を走るという事は
私にとって里帰りの様な意味もあるのです。
仕事の関係で10年以上但馬に住んでいました。
出石町にたどり着くまで
懐かしい道を走る事になります。
但馬に住んでいる時も、もちろんロードバイクに乗っていました。
但馬の道には私の思い出が沢山ころがっているのです。
200kmの距離を走るには、いつもよりも早く出発しなければなりません。
まだ夜が明けないうちに朝食を済ませ準備をします。
そして窓の外がようやく白みかけた午前5時30分
出石そばサイクリングに出発しました。
曇り空のため暑さは感じません。
天気予報では傘を持って出かける事をすすめていました。
雷雨があるかもしれないというのは最近は半ば定番の天気予報です。
雨に降られたら運が悪かったと諦めるしかありませんね。
最近は揖保川沿いを走るのに交通量の少ない堤防の道を走るのがお気に入りです。
朝靄なのか雲なのか、山には白いガスがかかっていました。
やがて1時間ほど走ると、太陽の高度が上がり
日射しに真夏の力強さが感じられる様になってきました。
そんな気持ちで黙々とペダリングします。
国道29号線を揖保川沿いに北上するのはいつものコース。
今回は安積橋から県道6号線に入り
養父市方面へ向かいます。
何を隠そう、この養父市が私が住んでいた所。
但馬の地名なのです。
川の水量はいつもより多かったです。
上流で雨が降っているのか、または降っていたのか・・・
その時は川からカジカガエルの鳴き声が聞こえていましたが
今回は聞こえませんでした。
それだけ季節が進んだという事ですね。
この県道6号線をまっすぐに北上すると国道429号線と合流します。
標識が出てきたら朝来方面へ右折して笠杉峠へ続く登りに入っていきます。
但馬に住んでいる時は
県道6号線を向こう側からやってきたんだよなぁ・・・
かつては北から南へ走った道を今度は南から北へ走っています。
そして昔と同じように笠杉峠へ続く登りを走ります。
(あっ!思いだしてきた。このカーブ、こんな感じだったなぁ・・・)
ただ笠杉トンネルを越えた但馬側の下りは
走り屋さんが、いっぱい訪れる、急カーブの連続だったと記憶しています。
そして、そのカーブを過ぎると
神子畑選鉱所(みこばたせんこうしょ)があります。
あっ!そうだ!神子畑選鉱所はどうなってるだろう?
明延鉱業の大規模な選鉱所があって
昭和62年に閉鎖された後は、廃墟となり残っていたはずです。
私が但馬に住んでいた時、この道は、たまに走っていた道です。
神子畑選鉱所は人の気配が生々しく残る廃墟でした。
人々が使っていた道具まで、そのまま廃墟の一部として残されていたのです。
ワクワクしながら坂道を登り
笠杉トンネルを通過して急カーブが連続する下りに差し掛かります。
かつては走り屋さんが大勢やってきた道でしたが
今は走り屋さん対策のため道路に意図的に凹凸をつけていました。
お陰でロードバイクじゃ走りにくい走りにくい!
そして注目の神子畑選鉱所のあった場所へ向かいます。
「エ~ッ!こんなんなっちゃったのぉ~」
公園として整備され閑散としていました。
私が記憶していた景色をグーグルで画像検索したのが下の写真です。
時の流れを感じましたね。
懐かしい風景は必ずしも残っているものではないのです。
私の記憶は昔のままですが
実際は刻一刻と変化しているものなのですね。
その土地から離れている時間が長ければ長いほど
再び訪れた時の落差が大きいのです。
懐かしい故郷の景色も決して立ち止まってくれているものではないのです。
私は少し悲しい気持ちになって神子畑川沿いを新井方面へ走っていました。
神社に祭りの登り旗が立っていました。
田んぼは稲刈り直前といった様子です。
この田んぼの風景だけは昔と変わらない様に思えました。
私の思い出の道はまだまだ続きますが
今日はここまでしか書けませんでした。
続きは後日、書くつもりです。
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廃墟・・・これは少し寂しいですね。。ですが、何だか整備されて、少し活気があるようにも見えますね♪
出石そばは、あえて検索せずに、どんなのか楽しみにしてます(´∀`*)
私は夜も走りましたのにあいつかもう少し速く走れるようになるなら、出石そばも食べに行ってみよう…
こざっぱりして廃墟感が薄れてしまいましたね(^^ゞ。
それでも一度行ってみたい場所です。
でも、ソバはダメです。
ソバアレルギーなんです(^^ゞ。
出石の時計台は見たことないので行ってみたいですが、ソバ以外にも食べるものあるでしょうか(^^ゞ(^^ゞ。
ようこそ但馬へって感じです。
今回は富士野峠ではないんですねー
あえて笠杉峠を通られるとは…距離の都合でしょうか。
そうそう、今思い出しました!
その日は自分も笠杉峠登ってました。
そしてその後そのままある目的のために出石に行ってたんでした。
もしかしたら今後のネタバレになるかもしれませんので明かしませんが(笑)
いつも楽しい記事ありがとうございます。
今後も楽しみにしています。
とりあえずサイクルイベントで来週末160キロ走るので200キロの練習してきます☆
コギコギさんの言うとうり、乗り始めた頃は自転車で100kも走れるのか
と思っていましたが慣れてくれば何時かは200kオーバーと思う物なんですね!自転車の行動力はどこまであるんだろう?ワクワクします!
安定している様に思えるかもしれませんが
200kmは御存知の様に当たり前の様に走る方もいらっしゃいますから
わたしなんてまだまだ青いですよ(笑)
女性で200kmオーバーサイクリング出来る人は
そんなに多くはいないと思います。
ママチャリダーさんなら出石そばライドも出来ちゃうんじゃないですか。
今すぐにでも琵琶湖一周すれば達成できる実力はあります。
まぁ・・・160km走れれば200kmも走れば走れるでしょう。
日帰りでないサイクリング・・・
宿泊付きサイクリングは私もやりたいなぁ・・・
来シーズンはもっと走ろうと考えています。
但馬は自然も素晴らしいですが人間が素晴らしいのでね。
笠杉峠を通ったのは神子畑選鉱所を見るのと
後は私が但馬に住んでいた時の定番コースを走りたかったからです。
けんきさんの目的って、あれかな?
やる事はいつものロングライドと同じ。
後は体の痛みですかね。
長く乗っても痛みの少ないポジション見つける事です。
これが一番難しいかな。
行動半径といい、風に乗る事と言い
地上の乗り物の中でロードバイクが一番鳥に近いと思いませんか?
地上を走る翼が、まさにロードバイクなのです。
本当にワクワクしますね。
私は、始めての100キロライドの時に、出雲大社まで走り、お腹が空いてお蕎麦を食べようとお店に入りましたが、所持金1000円で…一番安い おろし蕎麦が800円でしたf^_^;) 確かに高い!ですね! 先日行った 日御碕灯台の海鮮丼は、1300円! 醤油辛くて その後上がった峠で、喉が乾いて大変でした!
でも、自転車を預かって貰ったから……サザエを焼いてたおじさん!有難うございました!f^_^;)
また是非いらしてくださいね。
ご存知とは思いますが、但馬の道は幹線道路こそ交通量がありますが、そのほかは比較的ガラガラですよね。道を選べば平地だろうと坂だろうと組み合わせによっては50km以上ほとんど信号無し、というコース設定も可能ですし、道も比較的きれいで広いと思います。(PR)
出石そばも食べられたみたいですねー
どのお店に行かれたのか気になったりしてます。
その回を楽しみに待ってます。
では、失礼しました。
いい道が沢山ありますよね。
坂の練習をするにしても、あっちこっちにいい坂があります。
山、川、海、自転車でも色んな景色が楽しめますね。(PR)
出石そばは、美味しかったし楽しかったです。