27時間で400km走破に挑戦する若者 |
400km走破を目指して頑張っている人に会う・・・
私にとって、とてもエキサイティングな事です。
ワクワクしながら連絡を待ちました。
tukiwaさんは愛媛県の大学生。
今治から、しまなみ海道を経て本州に入り京都を目指します。
目標はブルべの基準に合わせ、27時間以内に400km走破する事。
私など挑戦する事すら思い浮かばないレベルです。
コメントから推測する限りtukiwaさんが百戦錬磨の自転車乗りとは思えませんでした。
どちらかと言えば、まだ初心者の域を出ない人の様に思います。
それでも走行距離400kmに挑戦する・・・
私には、その無鉄砲さが眩しかった。
若者だけが持ち得る特権かもしれません。
アフリカ大陸で生まれた人類は
海を越え山を越え、全世界に進出し、現在の繁栄を勝ち取っています。
そこには、いつの時代も若者達の冒険心が息づいていた事でしょう。
遠くへ行きたい・・・
自分の力で・・・
「ロードバイクに乗って、僕はどこまで走り続ける事が出来るのだろうか?」
単純で純粋な欲求に応えるために若者は挑戦するのです。
tukiwaさんから12時半にもらったメールでは
尾道市の国道2号線を西へ向かって走行中との事でした。
私の住む兵庫県相生市を通過するのは午後7時ごろとの事。
私はその時間帯から伴走する事を考えて
午後5時頃に帰宅出来るコースを選んで走りに行きました。
湿度が高く蒸し暑い。
いつどこで雷雲が発生してゲリラ豪雨に見舞われてもおかしくありません。
400km挑戦するにあたって絶好の気象条件とは言えませんでした。
案の定、揖保川沿いを遡って新宮に入った所で路面が濡れていました。
にわか雨が降ったようです。
雨中走行は何もいい事はありません。
ブレーキは効かなくなるしスリップはしやすい。
そして何より体が濡れる事により体力を消耗する上精神的ダメージも大きいのです。
雨が降った後、アスファルトから蒸発する湿気が不快感を増幅させていました。
tukiwaさんが体力を消耗していなければいいのですが・・・
私は午後練を終えて帰宅しました。
走行距離…80.55km
時間…3:22:51
平均速度…23.82km
最高速度…55.10km
平均CAD…81
積算距離…21609km
消費㌍…1903kcal
補給食…###kcal
心拍…Avg.140 Max.177
16時53分、tukiwaさんからメールあり・・・
「すみません、予定よりだいぶ遅れており、
現在、倉敷市役所を過ぎたところです↘
兵庫県に入るのは、21時くらいになるかもしれないです(・_・;)」
夜の9時頃か・・・
苦労しているのかな・・・
私はいつでも出動できるようにレーパンを履いたまま夕食を食べていました。
そこへ臨時漕会メカニックのHN氏からメール。
「もう会えたのか?」
「いいえ、夜の9時頃になるらしい」
「俺も間に合えば行く」
「了解しました」
私はtukiwaさんに国道2号線の難所と言える鯰峠の情報を提供した後、
連絡を待ちました。
そして午後9時頃にtukiwaさんと電話で直接お話ししました。
「コギコギさぁ~ん、アレから大分遅れてまして・・・
相生に到着できるのが午後10時半か、それ以降になっちゃいそうなんですが・・・
コギコギさん、大丈夫ですか?」
「大丈夫!それより安全運転で来てね」
当初、tukiwaさんが予定していた時刻よりも
4時間遅れの到着という事になりそうです。
計画よりも4時間遅れているという事実から何が想像出来るでしょうか?
それは今、彼が相当苦労している事を物語っています。
400km走破するという事が彼が想像していたよりずっと困難であると、
時間の経過とともに、一層はっきりとした形でつきつけられているのです。
もしかしたら現段階でボロボロになっているかもしれません。
tukiwaさんは私のブログを読んで私に会いたいと思ってくれました。
それは私にとって非常に嬉しい事です。
しかし、私は、もしかしたらボロボロになっているかもしれないtukiwaさんに
どんな事をしてあげればよいのでしょうか?
会って応援するだけでいいのでしょうか?
私は最悪の場合、
挑戦を中止した方が良いとアドバイスする事も覚悟していました。
私が応援したとして、その事が彼を彼を追い込むかもしれないからです。
若者は夜の国道2号線を東へ東へとひた走っていました。
黒いアスファルトが闇にまぎれ路面状況を掴めない・・・
大型車が何台も何台も通り過ぎて行く・・・
夜の国道2号線のトンネルは生きた心地がしないでしょう・・・
あまりにも無力なロードバイクが相生に到着した時、
私は彼に何を語るのか・・・
自分でも分からないでいました。
ここまで読んでくださって本当にありがとうございます。
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凄いですね…、そして羨ましいですね!!
いったいこのあと…どうなるのか!?非常に楽しみです☆
皆が安心して走れる交通状況になったら、私も 走れるとこまで 何処までも行ってみたいなぁ♪( ´▽`) tukiwaさんのブログ、私も読ませてください(^_−)−☆
内側に闘志があふれているのでしょう。
tukiwaさんのチャレンジ精神は尊敬に値します。
邪念が無いところが素晴らしいです。
確かに羨ましい面はありますね。
クルマの走行風でスピードは出るんですけどね(^^ゞ。
特にトンネルは片側にだけ一応歩道はありますが、狭いのでふらついて車道に落ちたらかなりの確率で事故に遭うでしょう(>_<)。
よく目立つ明るいバックライトを複数点けて走ってほしいです。
コギコギさんが彼にどんな言葉を掛けたのか気になります!
私もブルべ大好きで、過去に何度か経験してますが、最初の1回目は、普通のコースだったのに、腰痛で、リタイアしてしまいました。
はたして、この真夏に、2号線という、非常に困難なコース、完走できたのか、そして、お会いした時、何を話したのか、とても気になります。
既に終わっている事ですが、完走できるよう、期待と応援の気持ちを込めて、コメントさせて頂きます。
ちょっと怖いですねぇ~
でもtukiwaさんは愛媛県からやってきましたから
まさか2号線があんな風な道だなんて
思ってもみなかったのかもしれません。
走ってビックリだったでしょうね。