ジェットさんへの応援はタッチの差 |
またまた前回からの続きです。
あと10分で応援ポイントまで辿り着けるのか?
ジェットさんに声援を送れなかったら元も子もありません。
応援ポイントまで何キロあるのかは判りませんが
少なくとも、最後に約3キロの登りが立ちはだかっているのは確かです。
ちなみに、一周約3.7kmの岡山国際サーキットでは
先頭集団に乗って5分40秒、
YKさんとラストスパートした時は一周6分15秒。
通常の周回で7分以下という時間がかかります。
3キロの登りとプラスアルファ・・・
下ハンダンシングで平坦路を走り
登りではブラケットを握ってダンシング・・・
心拍は、レース以上だったかもしれません。
明らかなオーバーペース!
気持ちが焦ってオーバーペースで坂を登ると
途中で失速してしまいます。
そうすると余計に焦ってしまう。
先行した私だけでもジェットさんに声援を送らなければならないのに
失速してしまう自分がもどかしい。
刻々と迫りくる時間が冷静なペース配分を不可能にしていました。
応援ポイントまでのルートは例年までのコース。
いつもの年なら最後の踏ん張りどころとなる所で
参加者でも何でもない私がスパートをかける。
坂の頂上に見えるところから左折すると
雲海温泉までの更に激しい登りが待っている。
我々が目指す応援ポイントは、その左折するところ。
今年はコースを逆走するので
参加者たちは坂の向こう側から登って来て
右折して激しい登りに立ち向かっていきます。
こちら側から坂を登って、
あちら側から登坂してくる選手達が見えたなら
もうジェットさんは雲海温泉までのヒルクライムに突入してしまっているかもしれません。
何としても先頭グループの選手達が登ってくる前に
応援ポイントに辿り着かなければなりません。
ダンシングで登って行く坂の上に
右折を誘導する女性スタッフ2人が見えました。
彼女達の向こうに選手達が見えれば、もうおしまいかもしれない・・・
自分の乱れた呼吸音のボリュームが上がり
坂の向こう側が見え始める。
万事休すか・・・
私の眼には次々に雲海温泉の坂に突入していく選手達の一団が映っていました。


と・・・
その時です!
見覚えのあるヘルメットとロードバイク!
「ジェットさぁ~ん!」
「おおおおおおおっ!」
ジェットさんが私に気付いて声をあげました。
そして右折して最後のヒルクライムに突入しようとした時、
「じぇっ、じぇっジェットさぁあああん!
がんばれれれええええっ!」
私の背中越しに、息を切らせたYKさんの大声が響き渡りました。
力の限り登坂しながらYKさんが声援を送ったのです。
ジェットさんは少し振り返る素振りをして片手を軽く上げ、
確かに声援を受け取ったよと合図してくれたのでした。
何という絶妙のタイミングでしょう。
YKさんの到着が、あとほんの数秒遅れていたら
ジェットさんに声援を送る事は出来なかったでしょう。
「まっ、間に合ったぁぁぁ・・・」
声援を送った後に大きな安堵感が漂いました。
「よく間に合いましたね。
ちょっと俺たち、最近、ついているのかもしれませんよ。
耐久レースの時もラストの周回で合流して一緒にゴール出来ましたしね」
「今年のレースは幸先がいいかもしれないな」
しばらくヒルクライムに挑んでいく参加者の群れを眺めていると
一部始終を見ていた誘導係の女性スタッフから声を掛けられました。
「お兄さん達も登ってみたら?
登っときなさいよ!」
「コギコギさん、どうする?
この坂を登ってジェットさんに会いに行くか!」
「坂は苦手だけれど、ジェットさんに会いに、登ってみますか」
「コギコギさんは坂は苦手だと言うけれど
私から見れば決して苦手意識を持つようなポテンシャルではないよ。
いい機会だ、自分の力を試してみるといい」
「そうですかね・・・」
仲間内の千切り合いではなく
計測タグを取り付けた自転車乗りを相手に坂を登る。
ヒルクライムのポテンシャルを試すには、これ以上ないチャンスかもしれません。
ここから頂上まで3.9kmのヒルクライムを
YKさんに伴走してもらい、
しかも、贅沢な事にヒルクライムレースの戦い方を
解説してもらいながら走る事が出来たのです。
ここまで読んでくださって本当にありがとうございます。
実際に本気モードでヒルクライムする人々に交じって
自分はYKさんに伴走してもらって解説してもらえるなんて
いい体験させていただきました。
その様子は次回のブログで報告する予定です。
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頑張った甲斐あったというものです
私らがのんびり片鉄走ってるときにそんなドラマがあったんですねぇ
イェ~イ! やりましたねー。
何か、こっちまでうれしくなる展開でした。
いやー、よかったですねー。ほんまに。
ジェットさんのあげた片手には、うれしさがあったことと思います。
ええ話です。ちょっと、感動的です。
読んでいて鳥肌がたちました
お二人なにか持ってますね(笑)今年のレースは何か起こるかもしれませんね
そしてこのヒルクライムをきっかけに来年の伊吹山参加される事を密かに願っています(笑)
私がこのコメント書いている時間帯は
練習から帰って来たくらいかな?
今がベストシーズンですねぇ~
初心者の頃は走る度に伸びるのを実感出来るからいいですね。
新しい事を始めた特権ですね。

