卯ノ山峠を越えたらフェロモンドラフティング |
エンデューロレースから一週間、
まだ内転筋に張りが残る中、道の駅しんぐうを目指していました。
目的はコギコギレッスン第二回目。
私を自転車の先生の様に思ってくれているおばさんに
最短距離でロードバイクのテクニックを習得してもらうためです。
と言っても、私自身、自転車は趣味の範囲を超えませんし
御存知の通り、特別速い訳でもありません。
でも、おばさんによると初心者のレベルまで下がって教えてくれるから
分かりやすいんだって。
道の駅しんぐうに午前8時30分集合。
私が到着した時には、すでに臨時漕会エースのYKさんと
ぴよぴよさんが待ってくれていました。
私達の他にも、車載して道の駅にやって来て
ロードバイクを車から降ろしているグループもありました。
私がYKさんと一緒に道の駅に行かなかったのは
YKさんは翌週にヒルクライムレースを控え朝練をやっていたからです。
練習熱心なYKさんには頭が下がります。
早速3人列車でおばさんの待つ道の駅ひらふくへ向けて出発しようとした時
トラブル発生!
「わぁ~後輪がパンクしてるぅ~」
見るとぴよぴよさんのロードバイクの後輪がペシャンコになっていました。
「先週これでレースに出てたし、さっきまで何ともなかったのにぃ~」
チューブを外し、パンクの原因を探るべく
タイヤを念入りにチェックしますが、それらしいものは見つかりません。
試しにチューブに軽く空気を入れてみますが正常に膨らみます。
「バルブ閉め忘れだったりとかは?」
「そりゃ無いと思いますが・・・」
「ちゃんと空気入るみたいなんで、とりあえずこのチューブ使ってみます」
ぴよぴよさんがCO2ボンベで空気を入れようとした時です。
「ちょっと待って!」
YKさんがぴよぴよさんの作業を中断しました。
「CO2ボンベは確かに早く楽に空気を入れられるが抜けるのも早いんだ。
ぴよぴよさんは今日、一日中乗るつもりでしょう?
それなら面倒でもインフレーターで空気を入れておいた方が無難だ」
「えっ?そうなんですか?
私、CO2ボンベしか持ってきてないんで
コギコギさんにインフレーターお借りして空気入れます」
私もCO2ボンベが空気の抜けが早いとは知りませんでした。
CO2ボンベはあくまで緊急事態用なんですね。
CO2ボンベで空気を入れたタイヤは、
家に帰ってからフロアポンプで普通の空気と入れ替えておいた方が良さそうです。
作業を終えて平福へ向けて先頭交代を繰り返して進みます。
卯ノ山峠の手前のコンビニで軽く補給。
「YKさん、卯ノ山峠登るんすか?
それとも迂回しますか?」
「そりゃ登るでしょう・・・最短距離なんだし・・・
おばさん待たせてるし・・・」
「う~ん、やっぱ登るんすね」
平福に行くには佐用坂を通らなくてはなりません。
卯ノ山峠を登るとすぐに佐用坂。
連続して二つも坂を登らなくてはならなくなります。
坂嫌いの私は出来るだけ平坦路で行こうと思ったのですが却下!
卯ノ山峠は私が先頭で登坂する事にしました。
最大心拍数の96%まで上げて頑張りましたよ。
峠を越えて徳久方面へ向けて下っていると
前方にロードバイクのグループ発見!
(道の駅しんぐうで見かけたグループかな?)
それほど速度は出ていないようで
見る見る彼らとの距離が縮まってきました。
最後尾に追いつくと
ぬぁんと!
最後尾は若い女性ではありませんかあああ!
清潔感漂う後ろ姿。
後ろで束ねられたセミロングの栗色の髪がヘルメットからこぼれていました。
前方から優しく頬を撫でていく風に
確かにフェロモンが!
信号待ちで止まったところで、すかさず挨拶。
「こ、こんにちは」
すると彼女は後ろを振り向いてニッコリしながら
「こんにちは♥」
想像を裏切らない色白のかわいらしい女性でした。
久々のフェロモンドラフティング!
我々、臨時漕会の野郎どもの間では
後ろ姿が魅力的な女性の後ろについて走る事をフェロモンドラフティングと呼んでいます。
ドラフティングの効果はともかく
オスとしての本能を利用したドラフティングなのであ~る。
彼女のグループは神戸からロードバイクを車載して来て
道の駅しんぐうを起点に周回コースを組んでツーリングに来ていたそうです。
佐用坂の入り口の信号で彼女のグループは左折して徳久の駅へ向かい
我々は右折して佐用坂へ突入しました。
「コギコギちゃあ~ん、卯ノ山峠登って良かったんじゃねぇ~のぉ~♥」
YKさんが、からかう様に言うので
「ハイ!いい匂いでしたっ!」
お陰さまで佐用坂の登りも幾分脚が軽くなったような次第であります。
佐用坂を下れば、おばさんの待つ道の駅ひらふくはすぐそこです。
コギコギレッスン第二回目・・・どうなる事やら・・・
ここまで読んでくださって本当にありがとうございます。
11日のレースでは一度もフェロモンドラフティングしなかったので
その代りに神様がご褒美を下さったのではないかと・・・
コギコギレッスン第二回目は
ペダリングの続きと下りのテクニック、そして両手放し。
おばさんの成長ぶりに乞うご期待!
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…って、普段でも香水とかじゃなくフワッといい匂いする人いますよねぇ
私もいい匂いの殿方見つけて苦手な坂道頑張ろうっと!(笑)
私は ファザコンなので、昔は 葉巻煙草の香りのする殿方…好いてました(^_-) 今は 鼻もバカになったらしく…^_^;なぁんも…
おばさんじゃなく おっさんになったかなぁ(;_;)
いやいや、平坦路らぶ☆な私です(^^;めちゃ遅いですから
*コギコギ師匠*
いい匂いする殿方いますよ~整髪料か洗剤or柔軟剤の匂いかしら~?
私は加齢臭撒き散らしますんでご注意を(笑)
なんせ 口のケイデンス…2人合わせたら220ですから(^_-)
って、意外と人見知りでお会いしたら無口かも…(^^;
マイペースにのんびりライドなんで、皆さんのように専門的な会話には寄れませんが、時々口を回しに来ますね(^^)
無口ってこたー…
ムクチって口6つ分の六口とか?(^^;
自転車はへなちょこですが、いつかご一緒できる日楽しみにしてます(*u_u*)
*YKさん*
足はおばさんのレベルに到達できないですが、口だけなら…(笑)
ゆっくり女子速度でも寒くない季節になりましたんで、機会があればよろしくお願いいたします
フェロモンドラフティングとは、ええ名前ですねー。
香水の香りより、フツーの石鹸とかシャンプーの香りが男は好きですもんねー。私だけか?(笑)
坂、キライでも上ったらええことありますねー(爆)
前を走っていたのが3人グループだったのでフェロモンドラフティングしても怪しくなかったですが、女性一人だったらストーカーみたいになっちゃいますね(^^ゞ。
チューブにちょっとだけ空気入れる時に重宝します。
あればCO2ボンベを使い切ってしまった時でも安心ですからね。
フェロモンドラフティングは
いつだったか・・・エンデューロレースの序盤
臨時漕会列車を形成して走っていた時
先頭を引いていたYKさんが
本能的に魅力的な女性の後ろについたことから始まりました。
その時、カワイイ女性の後ろに
臨時漕会のおっちゃん3人が付いていくという
いかにもいやらしい列車が出来たんですよぉ~