100kmライドの試練がU子さんを襲う |
またまた前回からの続きです。
日生(ひなせ)でカキおこを満喫した私達は
国道250号線を更に西へ進みます。
目指すは片鉄ロマン街道のスタート地点。
毎度のことながら日生周辺の国道250号線は道幅が狭く交通量も多い。
信号待ちではご覧のあり様。
「こっちも車が邪魔だけど、車から見たら俺達かなり邪魔だろうなぁ・・・」
「絶対邪魔だと思ってる」
少しでも道幅の広い所では左に寄って減速。
車を先に行かせます。
こういう道を走ると日本の道路が如何に車優先で造られたかを実感しますね。
自転車にとっては肩身の狭い国道250号線です。
前方にマックスバリューが見えてきたら片上です。
北へ向かって片鉄ロマン街道へ。
学校横の細道が自転車専用道へ続く道です。
自転車の居場所のない道から自転車が主役の道へ・・・
ここは車は通行禁止。
絶対に来ない。
見通しの良いところで臨時漕会エースのYKさんから提案。
「少し、並走して走ってみようか」
LSDというゆっくりとしたペースがピッタリの自転車道。
「車が来ないというのはいいね」
「私、赤穂鉄道廃線跡の道の様に、もっと狭いものかと思ってました」
「この道は、清水トンネルまでに少し登りがあるくらいで、ほとんどが平坦路。
あっ、そうだ!ママさんチャリダーさんやKA子さんと一緒に走ってみたら?
車載して来ればいい」
誰かと走れば会話が生まれる。
そして自転車道を走れば、もっと会話が生まれるのです。
単独走では味わえない楽しさがそこにあります。
片鉄ロマン街道を走行したのは和気までの区間でしたが
それでもU子さんに自転車道の楽しさを体験してもらう事が出来ました。
和気のコンビニで補給。
自転車も体調も異常なし。
ここからは進路を東にとって兵庫県へ帰っていきます。
吉永から三石にかけては登り基調の道が続きます。
それほど斜度は無いように見えて、実はそこそこ登っているんですよね。
それが結構長く続きます。
YKさんを先頭にU子さん、私の順で列車を組んで走行。
序盤の登りは良かったのですが
登りの距離が長くなるにつれてU子さんの呼吸が乱れ始めました。
先頭のYKさんにとってはゆっくりのペースでも
U子さんにとっては乳酸が蓄積する様なハイペースです。
U子さんの様子を見ていた私は最後尾から一気に前へ出てYKさんと先頭交代。
「今度は私が前を引きます!」
U子姫に決して無理はさせない。
それが2人のナイトに課せられた使命なのです。
今度はYKさんが最後尾でU子さんの様子を見ながら走行します。
走力の差が大きい場合は、
遅い人を最後尾にしない。
これが鉄則です。
私が先頭を引いてペースダウン。
U子さんの呼吸も落ち着いて来ました。
帆坂峠の頂上が県境。
朝は兵庫県から岡山県に県境を越えましたが
今度は岡山県から兵庫県に入ります。
「U子さぁ~ん!兵庫県に入るぞぉ~!」
「おーっ!」
峠を越えると山陽自動車道を横目に今度は豪快なダウンヒルが続きます。
私は下ハンを握って頭を低くしてエアロポジション。
前面投影面積を最小限にして落下するようにダウンヒル。
と言っても日生の下りでU子さんをブッ千切ってしまった前科があるので
軽くブレーキングしながらU子さんのついて来れる速度を維持します。
やがて赤穂市内に入ると見慣れた町並みが現れます。
「最後の補給をしようか」
YKさんの号令で私達は播州赤穂駅北側のコンビニへ入りました。
「ついに、ここまで帰ってきたよ。
U子さん、全然へっちゃら?」
「・・・・」
「体、どこか痛いところある?」
「左の膝が・・・痛いです・・・」
「えっ?膝が痛い?
痛いのは膝の内側?それとも外側?」
「左膝の・・・外側が痛いです・・・」
100kmライドの最終盤、約30kmを残しての膝の痛み。
U子姫の100kmライドは笑顔で終わるのか
それとも涙で終わるのか?
ここまで読んでくださって本当にありがとうございます。
100kmという距離は、やはり壁なんでしょうか?
今日は時間切れでここまでしか書けませんでした。
このあとU子さんがどんな風に走ったかは次回のブログで必ず書きますね。
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久々に乗った感じは、新鮮な感じで感度良好!!
気温は、下がってますが・・・私のテンションUP傾向。
ローラーに乗るきっかけをありがとうございます。
明日もローラーに乗るぞ~(*^^)v
今日は赤穂城址まで140km走ってきました。
8割の力で真面目に普通に走っている時の心拍数は150台でした。
コギコギさんよりは高めみたいですねー。
男のロマンを感じます。
実際、私のブログの読者からブルべに行った人がいますよ。
最初はコメントに私がアドバイスする立場でしたが
今はもう、凄い距離走って、完全に追い越されてしまいました。
たろぽんさんもブルべに挑戦したら凄い人になるかもぉ~
私にも御一報を
是非ともご一緒したいです。
ぴよぴよさんと一緒に走って思いましたが
やっぱり基礎的なものは素晴らしいものを感じました。
心拍は個人差があるので一概に比べられませんが
この調子で距離をこなしていけば
どんなになっていくんだろうかと楽しみです。
どうしても走力の差というものが出てしまいます。
これはやっぱり仕方ないんですよねぇ~
でも、自転車は旅という一面も持っていますので
走力の差があっても楽しめるから凄いのです。
旅は道連れ、同じ風を受けて走り
同じ景色を見て、みんなと美味しい物を食べて・・・
ペースは遅い人に合わせればいいだけで
気にする事はありません。
おばさんをはじめ皆さんと一緒に走れたらどんなに楽しい事か・・・
U子姫が2人のナイトを従えて走る様に
おばさん女王様も大勢のしもべを従えて走ってみては?
私も、しもべの一人になりますが・・・
いつも記事を楽しみに読ませてもらってます。
わたしが100キロを越えたのはいつだったか思い出せないくらい前の事になってしまいましたが、ロードに乗り始めてからはずっと膝痛との闘いでした(^_^;)
今もなんですけど。
U子さん、無事に走れたんでしょうか。
次の記事が楽しみです。
膝の痛みで苦しんでいる自転車乗りは多いですね。
昔、私も左膝の痛みに苦しんでいました。
交通事故で怪我した方の脚だったんであきらめていましたが・・・
ところが器材が進歩して改善されました。
以前はビンディングペダルと言うと
完全に固定されてしまうものだったんです。
今で言う赤いクリートですね。
それが今はある程度動くようになった。
いわゆる黄色いクリートですね。(シマノですけど)
ある程度遊びが出るクリートのお陰で
今では問題無く乗れるようになりました。
膝の痛みはペダリングスキルの向上だけでは
克服できない部分もありますから難しいですね。
またのコメントをお待ちしております。