やっぱり女子速度よね! |
またまた前回からの続きです。
30kmほど走って、道の駅の駐車場に入った途端
ママさんチャリダーさんのフロントタイヤがパンク。
いつかは経験しないといけないパンク対応。
私が一緒に走っている時にパンクだなんてグッドタイミング!
早速、女性3人を対象にした講習会が始まりました。
「じゃっ、さっそくママさんチャリダーさん、やってもらいましょうか。
はい、必要な道具を出してきて」
ロードバイク買った時にパンクの時に必要な道具は買っておくように言ってあります。
ママさんチャリダーさんは真新しい道具を地面に並べました。
全くどうしていいか分からない感じだったので
ちょっとだけ実演タイム。
「前輪外して、空気を完全に抜いて・・・
これがタイヤレバーと言って、梃子の様にしてタイヤを引っかけて
ここをスポークにかける・・・
ホイールとタイヤの間にタイヤレバーをかませてサーッと回せば
はい、この通り、タイヤがホイールから外れました。
チューブを外して・・・
まずはパンクの原因を特定するために
タイヤの裏側を怪我しないように慎重に指をはわせる。
何か刺さっていたりする事が多い。
これをやらずにチューブをはめるとまたパンクするから必ず原因は特定する・・・
あれ?何も刺さって無いぞ?
チューブンい空気を入れて空気が漏れているところを探す・・・
あれ?チューブに空気が入って普通に漏れずに膨らむけど?」
カッコよく原因を特定してパンクの講習しようと思いましたが原因不明のまま。
「ママさんチャリダーさん、とりあえずチューブ交換しますか?」
「一応、交換した方がよさそうね」
「じゃあ、元に戻すから、今度は自分でやってみて」
ママさんチャリダーさん以外の2人も神妙な面持ち。
なんとか助けてあげようと協力体制で挑みます。
タイヤをホイールにはめます。
バルブのところを後ですると入りにくいからバルブ側から入れて・・・・
途中から硬くて入らないでしょ、
そこは親指ではめるのではなく手の平ではめる。
こうやってホイールとタイヤを一緒に握って
オートバイのスロットルを回すように・・・
はい!入った!」
「じゃあ次はタイヤとホイールの間にチューブが咬みこんでいないか
こうやって、ぐるっと一周チェックしていきます。
これをやらないと、咬みこんだところがすぐにパンクします。
ママさんチャリダーさん、チェックしてみて」
「・・・・・」
「ママさんチャリダーさん・・・」
「・・・・・」
「ママさんチャリダーさん!」
「・・・・・」
「あのう・・・バルブを目印にしないと
タイヤは丸いから永久にチェックし続ける事になりますよぉ~」
(^_^;)
最後に最終兵器のCO2ボンベ!
力の無い女性にはおススメです。
シュー!
「うわぁ~すごーい!」
「でもこれ・・・ジテツウしてる時にパンクされたら絶対遅刻するわ・・・」
U子さんには自転車レッスンで実際に教えてあげていますが・・・
そんなもの・・・忘れてしまいましたっていう顔。
KA子さんは本などでお勉強したそうですが・・・
「私、パンクなんかしたらもう絶対泣くぅ~」
30kmほどのサイクリングを共にして
パンク対応の講習も一緒に受けて
打ち解けた3人はまるで旧知の中の様に親しげです。
よそから見れば今日知り合ったばかりの3人組には見えなかったでしょう。
誰が言い出したか、お互いの自転車を交換して
道の駅の駐車場で試走大会。
「ママさんチャリダーさん!そのロードバイクカワイイですねぇ~
ちょっと乗らせてもらってもいいですか?」
とKA子さん。
「いいわよ」
「でも・・・この自転車、どこ握って走るのかしらぁ?」
U子さんが解説します。
「ここ握って・・・これがブレーキとシフト・・・」
「じゃあ、いってきまぁ~す♥」
「・・・乗る人が乗ると・・・私の自転車もかわいく見える・・・」
ちょうど、お昼の時間になってきたので
私達は馴染みのお好み焼屋さんへ向かいました。
美味しい物を食べながらしゃべるっていうのは女性の得意技ですね。
何かスポーツやってたの?」
「バスケットボール部出身です」
「えっ?バスケやるの?私の娘、バスケやるわよ。
今、下の娘が応援するのにチアリーダーみたいなポンポン作ってる」
「そぉなんですかぁ~!私、大学時代、チアリーダーやってましたぁ~
最近までその時のポンポンが実家に残ってましたよぉ~」
「えっ、じゃあみんな運動部出身ってこと。
私だけが文科系ね」
「で、何部やったん?」
「フォークソング同好会」
「?」
「?」
「フォ、フォークソングって・・・またマニアックな・・・」
そんな世間話から・・・
いつしか自転車談義へ話題は移り・・・
「あのぅ~みんなレーパンの下に何も履かないって知ってましたぁ?」
「私は自転車買う時に、何も履かないって教えられたし
今は普通のズボンの下にレーパン履いてるからそんなに抵抗は無かったわよ」
「私は最初、抵抗があって下に履いてました」
「あれってぇ~Tバックじゃダメなんですかぁ?」
(KA子さん・・・Tバックって・・・)
「ダメなんじゃないの。あれって要は擦れるから履かないんでしょ」
「そぉ~なんだぁ~」
サイクリングでは一番遅かったKA子さんですが
ランチタイムではハイペース。
こんな感じで盛り上がり、お互い連絡先を交換して再会の約束。
ママさんチャリダーさん曰く
「今回のサイクリングの速度こそ、女子速度ね!」
だそうです。
お好み焼屋を出てからKA子さんは家に帰る事に。
「私が帰った後に、面白い事あったら嫌だなぁ・・・
面白い事あったらメールくださいねぇ」
ママさんチャリダーさんとU子さんは引き続き軽く走る事にしました。
行き先は羅漢の里。
竜泉から羅漢の里へは登りがいくつかありますが
ママさんチャリダーさんは、ことごとく登りでアタック!
相変わらず登りでガンガンとばしますが・・・
「登りで、よくそんなにゆっくり登れるわね」
って・・・もしかして・・・
今までママさんチャリダーさんが登りでアタックをかけたと思ってましたが・・・
もしかして・・・
ゆっくり登る事を知らない初心者なのかも。
平坦路はゆったりペースのU子さんについて行くのが精一杯の様で
「ちょっと待ってぇ~」
「コギコギさん、もしも後輪がパンクしたらどうするの?」
「後輪外して同じようにするけど?」
「えーっ!後輪外すのぉ~?」
あっ!後輪の外し方教えるの忘れてた!
走行距離…54.68km
時間…3:13:01
平均速度…16.99km
最高速度…56.81km
積算距離…17572km
消費㌍…723kcal
補給食…###kcal
心拍…Avg.105 Max.141
ここまで読んでくださって本当にありがとうございます。
やっぱり女性同士で走ってるのは楽しそうでした。
ママさんチャリダーさんに女のチャリ友を紹介で来てよかったです。
彼女達が自分達で行き先を決めて
本当に彼女達だけでサイクリングしてほしいなぁ・・・
例えばしまなみ海道とかね。
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登りはハンドル引くの? へっ? 引く…引く…ヒク…ヒク 難しいんですねぇ(..)
あー、面白かった!
ローラー台にセットしてサドル座ったら
寒さに凍えてうずくまる様に背中を丸くして小さくなります。
手のひらを上にして手をブラケットの上まで持っていきます。
この時肘関節のくぼんだ方が上になっています。
手のひらを上にしている手を
ブラケットの上で手首だけくるっと回してブラケットを握ります。
こうすると脇が締まって肘関節が適度に曲がっている
基本フォームが出来ると思うんですけど・・・
平坦路はこの状態で目の前に階段があると想像して
階段を1段か2段か飛ばして駆け上がるイメージでペダリングします。
膝から下は意識せず太ももだけで駆け上がるイメージです。
登りは基本フォームでハンドルを引きます。
肘の関節が外を向かないようにします。
肘関節のくぼんだ方を上にしていると脇が締まるので
体全体、特に背中の筋肉を使ってハンドルを引くことが出来ます。
サドルのやや後ろ寄りに座って膝を前に押し出すように
上半身はむやみに左右に振らない。
背中の筋肉を使って漕ぐっていうのは
背中でハンドルを引くって事です。