木漏れ日ロードを抜ければスプリント! |
久崎駅を出発した後、列車を引く事を申し出てくれたのはロードバイク歴半年のヘイジさんです。
ロードバイクは紳士のスポーツ。
先頭は交代してみんなで協力して進むのが基本。ただし、力量に大きな差がある時は別ですけどね。
後ろについている間、
手信号も憶えたようです。
停車のサインはもちろん、落下物など路上に危険があれば指をさして後続に知らせます。
単独走でもきちっと手信号が出来ているとそれだけで紳士だと思いませんか。
初心者といえども、いえ、初心者も上級者も関係なく、ちゃんと手信号を出して、
車や歩行者、その他の人たちに自分の意思を伝えた方が安全です。
複数で走る機会があると、こういったマナーを学ぶにもいいですね。
ヘイジさんが前を引いてくれている間、
FK氏とONIさんは相変わらず自転車談義に花を咲かせています。

エスケープルートというのは、一緒に走っている人の中で
走力に不安のある人がいたり
初めて走るコースで難易度が不明だったりした場合
ショートカットして帰って来れるルートの事をいいます。
ロングライドを計画する場合、エスケープルートを用意しておいた方がいいでしょう。
今回はヘイジさんが100km走るとガタガタになるという事だったので
新宮からテクノを登って相生に帰る約50kmコースと
同じくテクノから上郡へ抜ける約60kmコース、
そして国道373号線を南下したら有年から東へ相生に帰る約70kmコース、
更に有年から坂越を回って相生に帰る約80kmコースを準備していました。
列車を引くヘイジさんを見ていると
最長80kmコースでも行けるんじゃないかという感じでした。
厳密にはヘイジさんは御津から参加ですから100kmオーバーになりますが・・・
FK氏に相談します。
「有年から坂越回る最長80kmコースで行けるかな?」
「行けるでしょう・・・行っちゃいましょ!」
自転車というのは補給が大事ですよね。
今までは補給もろくに摂らないで走っていたヘイジさんですが
我々と一緒に走っていれば、否応なしにコンビニで補給する事になります。
ヘイジさんにしてみれば、
補給ってこんな感じでするんだぁ・・・みたいな事が解ったんじゃないでしょうか。
補給をしっかりとっているヘイジさんの脚はまだまだ元気。
でなきゃ前を引くなんて言わないでしょう。
私達は有年から赤穂鉄道廃線跡に入り
坂越を経由して相生へ帰る事にしました。
有年から坂越まで、千種川沿いを走る赤穂鉄道廃線跡の道は
私の知る限り、最も美しい道です。
綺麗な海が見えるとか、峠から眼下に広がる山並みが美しいとか
景色が主役の道ではなく、
走行感そのものが美しいのです。
千種川沿いの森の中を木漏れ日を浴びながら走る。
私は勝手に木漏れ日ロードと呼んでいます。
ONIさんは私のブログを読むうちに
赤穂鉄道廃線跡のイメージを膨らませていたようで
琵琶湖一周した時にONIさんのイメージする道を教えてもらいました。
それは江八幡から彦根へ抜ける湖に面した森の中を走るコースです。
下の写真が琵琶湖の木漏れ日ロードです。

この道も美しい道でした。
アップダウンを経る度に
琵琶湖を低い位置から眺めたり
高い位置から眺めたり、清涼な景色を楽しめるいい道でした。
対して私の定番コースの木漏れ日ロードは空が見えないくらい木々に覆われています。
そして鉄道が走っていたというだけあって、ずっと平坦路が続きます。


12.7キロの鉄道で大正10年4月14日に開業したそうです。
主に塩の輸送のために建設されましたが、地域住民の足としても活躍したそうです。
その後、昭和26年12月12日に国鉄赤穂線が相生~播州赤穂に開業したため、
前日に廃止となったそうです。
軽鉄道といって私達が目にする鉄道よりずっと小さなカワイイ鉄道が走っていたそうです。
この細い森の中の道を
こんなのや


この鉄道が実際に走っているのを見た事があるのはおじいちゃん世代になりますね。

「ええ、確かにキレイですね」
「ここの木漏れ日は特徴があるんです・・・
ふつう、木漏れ日って上から射してきますよね。
でも、ここの木漏れ日は上からだけじゃないんです。
横に千種川が流れていますよね。
その千種川の川面に太陽の光が反射して横からも木漏れ日が射してくるんです。
上からと横からと木漏れ日が射してくる・・・
まさに木漏れ日ロードでしょぉお」
木漏れ日ロードを抜けた先には瀬戸内の穏やかな海が見える坂越に出る。
坂越の海もキレイですよぉ~
もし走ってみようかなと思われる人がいたら
国道373号線と2号線が交わる有年の交差点を東に少し進んだ細い道を入ります。
コンビニがあってガソリンスタンドがあって
小さな川を渡ったところが入口になります。

木漏れ日ロードの細い道をのんびり走ってきたので
飛ばしたくなると言えば飛ばしたくなるような道なのですが・・・
FK氏のブログによるとONIさんはこの道で
「ここ、スピード出せそうやなぁ~ どのくらい出せるんやろう・・・」
とつぶやいたそうです。
この時私は先頭を引いていたので、そんなつぶやき聞こえるはずもなく・・・
油断していました!
ONIさん、猛ダッシュ!
スプリント開始!
私も反応してスプリント!
懸命に追走します!
FK氏は千切れ、ヘイジさんは脚が攣ったそうです。
しかし、ONIさんの背中が見えた時点で最早追いつく事は不可能。
これがレースだったら完敗ですね。
スプリントをどこでしかけるか・・・
これ、重要です。
ちなみにこの時のONIさんのサイコンは時速55kmを表示していたそうです。
坂越でトイレ休憩をした後
瀬戸内の穏やかな海を眺めながらサイクリングします。

いやいや間違い・・・1箇所だけ短いけど12~3%以上の坂がありましたわ」
私がONIさんとヘイジさんにコースの説明をすると
FK氏が続いて補足説明
「その坂で、臨時漕会エースのYKさんはアウター縛りで登ったりするんですよねぇ~」
この時、すでに坂好きのONIさんは不敵な笑みを浮かべていたんでしょうねぇ~
私は道案内で先頭を引いていたんで解りませんでしたが・・・
いよいよその坂に突入します。
その瞬間、ONIさんが猛ダッシュ!
ダンシングで駆け上がっていきます。
続いてFK氏とヘイジさんが追撃します。
私はFK氏とヘイジさんの後ろ姿を見る形となって
最早追いつく事は不可能と判断・・・というか反応できなかった。
今度はFK氏の脚が攣ったそうです。
頂上ではONIさんが満足げに待っていました。
恐るべし、ロードバイク1年目、
しかも四十ウン歳!
このあと関西電力相生発電所の道をサイクリングペースで無事帰還しました。
解散場所で最後のあいさつで名残惜しむところだったのですが
どこかで坂の話になったらしくONIさんは万葉岬を登りたいとおっしゃっていました。
時間的にギリですが
さてどうするか・・・・
左から「坂、行こうよぉ~」のONIさん
次に「入口まででしたら案内します。私の帰り道ですので」とヘイジさん
そして右が苦笑いのFK氏。

疲れを知らないONIさんに完敗!
私とFK氏は最後のシメにだるま珈琲に立ち寄りました。
マスターがおいしい珈琲を入れてくれながら
「今日は、
どこ走って来られました?」
いつもの言葉から始まって・・・
「今日はね・・・」
と、長い長い自転車談義が続くのでした。

時間…4:08:59
平均速度…23.4km
最高速度…51.1km
積算距離…16476.5km
消費㌍…2192kcal
補給食…###kcal
心拍…Avg.70%(128)Max.101%(184)
ここまで読んでくださって本当にありがとうございます。
ヘイジさんも100kmオーバー無事に完走したようです。
後で確認しましたが、体がガタガタになる事は無かったって!
そしてONIさんの素材の良さにあらためて驚きました。
FK氏と言っていたんですが
決して綺麗なフォームとは言えないのに、あの走力・・・
テクニックを身につければどんなに速くなるんだろうって・・・
今はヒルクライムレースしか出てないようですが
私の見立てでは耐久レースにこそ力を発揮しそうです。
順位はヒルクライムレースより上を狙えると思います。
来年の耐久レースには臨時漕会列車に加わってほしいなぁ・・・
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持ってるものが違うというのは、追いつけない差です。
スパートかけたり、掛けられたりで激しい走りをしても、コギコギさんの平均心拍を見て、流石に違うと思いました。
結構走っても心拍が低い(つまりは余裕がある)心臓にするにはひたすらLSDですかねぇ?
かなり心拍計にハマってますね。
平均心拍が低いのは複数走で後ろについて
楽している時間があったからかもしれませんね。
でも走れてない時より心拍は低いかもしれません。
拍出量が多くなったからでしょうか?
シーズンオフにLSDはそこそこやったつもりなのですが
その経験から言うと
LSDだけでは残念ながら速くなれない。
しかしLSDを抜きにして速くなるのは難しい。
偉そうなことを言えるほど速くありませんが
こんな感じです。

