有酸素運動と無酸素運動を会社の経営に例えてみた |
前回2回のブログでは
乳酸が溜まって脚が売り切れるパターンと
ハンガーノックで脚が売り切れるパターンを
車の運転に例えていましたよね。
今回は有酸素運動と無酸素運動を会社の経営に例えてお話しします。
心拍計を使いこなす上でどうしても有酸素運動と無酸素運動の
基礎的な知識が必要だと思うからです。
有酸素運動とか無酸素運動とか言いますけど
私の友人の中に無酸素運動とは息を止めて運動する事と思っている人がいました。
彼曰く
「だって100m走の時は、ほとんど息止めて走ってる気がするし・・・」との事でした。
無酸素運動と言っても息は止めてはいませんので悪しからず。
ここでは体を動かす事を会社の事業に例えてみましょう。
そうですね・・・製造業がいいかな。
あなたはパン工場の社長さんです。
あなたのパン工場は健全経営。
借金ゼロ!
自己資金だけで工場を動かせます。
この状態が有酸素運動です。
これだけじゃ解らないですよね。
工場を動かすには運転資金が要ります。
同じように体を動かすには酸素が必要です。
これは何となく解りますよね。
自分の心肺能力で供給出来る酸素の量だけで筋肉を動かす事を有酸素運動といいます。
これって楽ちんな運動です。
さて、自己資金だけで工場を運営していましたが
あなたの工場に大量のパンの注文が舞い込みました。
あなたの会社のメロンパンがテレビで紹介されて大反響なのです。
このチャンスにあなたはどうするでしょうか?
手持ちの資金だけでは原料の購入すら間に合いません。
注文を断るのはチャンスを逃す様な気がしたあなたは
借金をして工場を動かす事に決めました。
借金をして工場を動かす。
これが無酸素運動です。
これもこれだけじゃ解りませんよね。
借金をして工場を動かすように
実は筋肉も酸素が足りなくても借金をすれば動いてくれます。
自分の心肺能力で供給出来る酸素の量を越えて筋肉を動かす事を
無酸素運動といいます。
これってキツイ運動です。
自転車だったらゴール前のスプリントかな。
勝負どころですね。
借金してでもやらなければならない時がある。
スポーツも会社経営も同じですね。
自己資金経営から借金経営に切り替わるところ、
つまり有酸素運動から無酸素運動に切り替わるところが
AT値(嫌気性域値:anaerobic threshold)と言います。
でも、スポーツにおいての酸素の借金はサラ金以上に高金利なのです。
酸素が無いのに筋肉を動かした借金を乳酸といいます。
この乳酸という借金を返すには大量の酸素が必要になります。
乳酸という酸素の借金がどのくらい高金利か説明してみましょう。
例えば100mを全力疾走するとします。
あなたが100mを15秒で走り切ったとしましょう。
ゴール直後のあなたは息が上がってゼーゼーハーハーしています。
どのくらい休めば元に戻りますか?
15秒で走ったから15秒で戻りますか?
それはちょっと無理ですよね。
では30秒?
1分?
3分で戻るでしょうか?
15秒の無酸素運動の借金を返すのに何倍もの時間を要します。
それほど酸素の借金は高金利なのです。
実は酸素の借金(乳酸といっていいでしょう)の事を酸素負債と言って
酸素負債を会社経営に例えて説明する事はよくあるんですよね。
酸素負債という言葉は覚えておいていいと思います。
それでは酸素負債を抱えている状態の具体例を上げましょう。
あなたが仲間たちと練習走行に向かったとしましょう。
仮にスタート時の心拍が80だったとします。
練習は千切り合いに次ぐ千切り合いの激しいものになりました。
途中立ち寄ったコンビニで休憩します。
しばらく休んだのでスタートしようと心拍計を見ると
まだ走り出してもいないのに心拍計は105をキープしたまま下がりません。
「あれぇ~スタート時の心拍は80だったのに・・・」
休憩を摂ったにも関わらず心拍が下がらない状態、
これが酸素負債を抱えている状態です。
あなたの体は、何の運動もしていないのに
心臓を活発に動かして酸素の借金を返している最中なのです。
このあと走り出したとしても
あなたは借金を返しながら走らないといけない訳で・・・
ベストのパフォーマンスは発揮できません。
ガンガン走り続けるとやがて乳酸の蓄積は許容範囲を超えて筋肉は動かなくなります。
会社経営なら借金が払えなくなって倒産というところでしょうか。
体に何の負荷もかかっていないのに心拍が下がらないというのは
酸素負債の初期の症状と言えるでしょう。
こういう症状が現れたら
脚が売り切れる前触れです。
まあ、ざっと有酸素運動と無酸素運動の知識というのはこんな感じでしょうか。
酸素負債を抱えている状態を感覚だけで掴もうとするのはほとんど無理でしょう。
ここでもやっぱり心拍計の出番ですよね。
どのくらい酸素負債を抱えているのか
とりあえず数値として把握できる訳ですし・・・
酸素負債もそうですが体調が悪い時はスタート時の心拍が高かったりします。
自分の体の状態を数値として把握できる心拍計は
とても頼りになる機械なのです。
ここまで読んでくださって本当にありがとうございます。
心拍計の使い方がいまいち解らないあなたへ
出来るだけ解りやすくお伝えしようと書きました。
伝わったかな・・・
ですが、私も素人ですから間違っているかもしれません。
鵜呑みにせずに自分でも調べてみてくださいね。
このところ自転車に乗っている記事が書けていませんが
次回は心拍計初心者の方が登場する予定です。
憶えていますか?
平日しか休みが無くて、いつも一人で自転車に乗っていたあの人です。
臨時漕会の仲間に呼びかけたら平日ライドに3人集まりました。
彼にとって初めての列車になります。
さて、どんな平日ライドになるでしょうか。
お楽しみに!
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きっとクレバーな走りが出来ると信じています。
私にとって心拍計はサイコン忘れても心拍計忘れるなっていうくらい
大切な物なのです。
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