エンデューロレース大胆作戦 |
私と臨時漕会エースのYKさんは秘かに大胆な作戦を立てていました。
それは臨時漕会チームジャージを生かした作戦です。
私とYKさんがエントリーする事にしたのは3時間ソロ。
3時間の間、サーキットを一人で何周できるかを競うものです。
普通はそれぞれ単独で誰かの後ろに付くなり集団に乗ったり
孤独な戦いを繰り広げます。
自分の力はどれくらいなのか?
去年の自分より速く走る事が出来るのだろうか?
苦しくなれば自問自答・・・
ペースを落とすのか?
それともペースアップするのか?
戦う相手はほとんど自分自身・・・
いつもなら、これが私のエンデューロレースの戦い方でした。
ところが今回は臨時漕会にはチームジャージがあります。
せっかく作ったんだからみんな着用してレースに出ますよね。
それだったらいっそのこと臨時漕会で列車を形成したらどうでしょう?
サーキットの中を臨時漕会のメンバーがチームジャージを着て疾走する・・・
想像するだけでもワクワクしますよね。
「前回のミッドナイトエンデューロで
チームジャージを着て列車を形成しているのを見たんですが
やっぱりカッコ良かったですよ」
私はそれとなくYKさんにチームで列車を形成する事をほのめかしてみました。
「それいいねぇ~やってみたらいいんじゃないか」
「私が見たのは5人くらいの列車だったんですが
そのくらいの規模になると回りから人が寄って来るんですよ。
そうすると先頭集団でない、少し遅い小集団が出来ていたんですよね」
「おもしろいな・・・臨時漕会でも列車を形成すれば
小集団を形成できるかもしれないぞ」
「でも、先頭は臨時漕会で回さないといけないかも・・・」
「いいじゃないか、それは仕方ない。
それより臨時漕会が集団をコントロールする方が面白いじゃないか」
エースのYKさんは臨時漕会列車をレースで走らせる事に乗り気です。
ただ、臨時漕会列車を走らせるには
問題がありました。
臨時漕会は臨時に自転車を漕ぐから臨時漕会です。
職業もバラバラなら走力もバラツキがあって
全員3時間ソロにエントリーするかと言えば正直、
なかなかそういう訳にはいかない現実があるのです。
臨時漕会メンバーが最も多くレースに参戦した時は
エースのYKさんとマッサーのFK氏、そして私の3人が3時間ソロに参戦。
メカニックのHN氏とHM氏が2時間チームで参戦しました。
(2時間チームとは2時間をライダー交代して複数人で走る事)
今回の天満屋ハピータウンカップに
これまでの最大人数が参戦したとしても
3時間ソロ組で3人列車を形成し、
スタートから数周、2時間チーム組に加わってもらって
出来る列車は最大4人です。
この4人列車も2時間チームのメンバーがピットに帰ってしまえば3人です。
「3人列車の規模で、回りから人が寄ってきますかね?」
「やってみる価値はあるだろう」
前向きなYKさんの答えに
私は臨時漕会が集団をコントロール出来る可能性を考えてみました。
3人列車でもチームジャージの力があれば小集団を形成できるかもしれない。
その理由はいくつかあります。
バラバラのジャージでの3人列車と違って目立つ事。
そして、集団で走る事になってもメンバーを見つけやすいので、
はぐれてしまう可能性が低い。
気心の知れた仲間と走るので先頭交代等で気を使わなくて済む。
なによりチームジャージを着ている事で
回りから、それなりの実力があると思われる事。
もしかしたら本当に臨時漕会が集団を形成できるかもしれない・・・
最後まで臨時漕会列車を崩さずにゴール出来れば
個人の実力は分からなくなってしまうかもしれませんが
チームとしての実力は分かるはず。
そして、YKさんはともかく
私とFK氏は過去の自分のタイムより
いいタイムで走り切る可能性も高いのです。
エンデューロレースで個人として戦うのではなく
列車を形成してみんなの力を合わせてチームとして戦う。
そう、まるでチームタイムトライアルですね。
名付けて
エンデューロ勝手にチームTT作戦だあ!
ここまで読んでくださって本当にありがとうございます。
結構いい作戦を立てたと思うのですが・・・
今日はここまでしか書けませんでした。
続きは後日必ず書きます。
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