史上最高!奇跡の臨時漕会列車が行く |
ロードバイクを始めて最初の頃は
レーパン履いてピッチピチのレーサージャージ着てというのが
ちょっと恥ずかしくて出来ないんですよね。
まずはレーパンデビューが最初のハードル。
自転車の服を着て
コンビニだろうが食堂だろうが何処にでも行けるようになって来ると
もう立派な自転車乗りと言えるでしょう。
次第に自転車に乗る仲間が出来て
いつも一緒に走りに行くようになる。
レースなんかにも出場するようになると・・・
欲しくなるんですよ!
チームジャージが!
テレビでプロのレースを見たり
参加したレースでチームジャージを着て颯爽と走っている人たちを見たり
ある意味当然の成り行きと言えるのかもしれません。
私のチーム臨時漕会は仲間同士で走っている内に
自然発生的に出来た自転車乗りの集まりです。
臨時に自転車を漕ぐから臨時漕会といいます。
職業もバラバラ、休みもバラバラなので、どうしても臨時になってしまうんですよね。
そうした背景もあってかチームジャージを作ろうという話が持ち上がっても
なかなか実現しませんでした。
それが去年の今頃、ついに完成。
ただ完成はしたものの半袖ジャージだったので
実際に着る機会がほとんどないまま次のシーズンまでタンスに眠る事になったのです。
そして今シーズン、やっと半袖のチームジャージを着る季節となり
メンバーはちょこちょこ臨時漕会ジャージを着て練習したりレースに出たりしていました。
前回のブログで琵琶湖一周した時に3人で走ったのが最高人数。
ただ、チームジャージを着る醍醐味は
同じジャージを着た仲間と出来るだけ大人数で走る事にあります。
人数が多ければ多いほど間違いなく目立ちます。
そして、実際はともかく、速い人たちっぽく見える。
プロの選手達がする様に
先頭交代を繰り返しながら大人数の列車で疾走したい・・・
出来そうでなかなか出来ない夢でした。
ところが奇跡が起こります。
HN氏から平日の月曜日に走れるとのメール。
月曜休みは私とFK氏。
ただ月曜日は所用が入る事が多く必ず走れるわけではありません。
私は午前中がアウト。
午後からなら一緒に走れます。
ただし、HN氏は午後4時から予定があるのでそれまでに帰らなければなりません。
これでなんとか2人乗りの列車は完成。
FK氏も一応午後から予定を空けてもらいましたが
集合時間の午後1時には間に合わないかもしれないとの連絡がありました。
エースのYKさんは普通に考えれば出勤なのですが
この日は偶然代休だったそうで参加出来るとの事。
これで1時から4時までは3人列車で走れます。
FK氏の状況にもよりますが
平日の月曜日に史上最高の臨時漕会4人列車が完成するかもしれません。
臨時漕会の活動状況からすれば
平日に4人列車を組んで走れるなんて奇跡です。
さて、いよいよ月曜日の集合時間の午後1時・・・
FK氏より
「やっぱり集合時間に間に合いそうもない」
との連絡が入りました。
これで史上最高4人列車は幻に終わるのかと思いきや
「コースを教えてくれたら逆回りで出発する。
出会えたところから4人列車で走ろう」
と、最後まであきらめない様子です。
走っている途中で本当に出会えるのか一抹の不安は残りますが
YKさん、HN氏、そして私の3人列車で出発しました。
すでにこの人数は琵琶湖一周で経験済み。
人間とは貪欲なもの・・・
更に強烈な快感を味わいたくなるのです。
テクノの坂を登って上郡に抜けるルートを走るのですが、
その前にコンビニで補給。
もちろんFK氏の事が話題になります。
「真広からテクノの坂を登る気なんかな?」
「今、どの辺だろう?」
「高田台から上郡へ抜けるって!
午後2時に出発したらしい」
とにかく途中で出会える事を信じて走るしかありません。
テクノの坂を登りながらHN氏はYKさんに登坂のテクニックを教えてもらっていました。
今度、HM氏と一緒に初心者のジュニア君をトリガタワ峠に連れていくそうです。
ジュニア君にとっては初めての100km越え。
「洗礼を受けさせんとな」
というHN氏ですが、たぶんそれまでに
自分のヒルクライムテクニックを磨いておきたかったのでしょう。
こういう教え合いが出来るのは
チームに参加している事の大きな利点ですね。
テクノの坂を登り終えて豪快なダウンヒルの後
最も高速巡航に適した下り基調の直線が待っています。
出来ればここを4人列車で走りたかったのですが・・・
まだ3人列車のままで高速巡航します。
前方から向かってくるロードバイク発見!
「うぉ~!」
お互いに声が上がります!
ついにFK氏と出会えました!
最も高速巡航に適した区間で合流に成功したのです。
「単独で走っている時は不安だったよぉ~
ホントに出会えるのかなぁ・・・って」
FK氏には引き返す形になってしまいますが早速列車に加わってもらいます。
ここに史上最高人数の臨時漕会列車が完成したのでした。
上の3人列車の写真と見比べてください。
一人増えただけで迫力が違うでしょ!
「うわぁ~この先頭交代の感じ、プロみたい~」
YKさんがご機嫌で教えてくれました。
「ホンマやぁ~カッコええわぁ~」
いつしか最後尾につくと、みんなそれぞれ携帯を取り出して撮影会状態に・・・
やがて臨時漕会列車は速度を落とし上郡の市街地へ突入します。
子供が見てるぅ~
車の助手席に乗ってるお姉さんが目で私達を追ってるぅ~
お婆さんも、原付バイクのおじさんも
トラックの運転手さんも
みんな見てるぅ~
私達臨時漕会列車は注目の的です。
上郡のコンビニでの補給タイムでも
大の男が4人も同じ服を着てロードバイク4台も並べていたら
そりゃあ目立ちますよ。
「平日に、この人数でチームジャージでロードバイク乗ってたら
どんな人たち?と思うわな」
「プロやと思ってんと違う?」
いい歳をした男達が
同じ服を着て自転車に乗るっていうだけではしゃいでいる。
自転車やらない人には解ってもらえないかもしれないですねぇ~
でも・・・何年間か・・・
ずっとこの夢を見続けていたんです・・・
走行距離…56.63km
時間…2:27:53
平均速度…22.9km
最高速度…54.6km
積算距離…15891.0km
消費㌍…1381kcal
補給食…###kcal
心拍…Avg.72%(132)Max.89%(163)
ここまで読んでくださって本当にありがとうございます。
4人の都合が重なったのは、ほんの1時間余りの時間でした。
少しの時間でしたが夢を実現出来て嬉しかったです。
次は今回参加できなかったメンバー達にも参加してもらいたいですね。
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実用こそ美しい。
デナイナーさん、スポンサーさん、ありがとう。
レーパンが欲しいのですが・・・
第二段の時は電話番号かアドレスも貼りつける?
「みんなみてるぅ~」ってフレーズがとても共感します。
という私は、常にシングルですし、お揃いのチームジャージは持ってません。本当に時々しか一緒に走れなくても、ジャージがあることで繋がっているメンバーがあること自体が羨ましい。
ところで臨時漕会のレーパンはないのですか?
この際、作ってしまいましょうよ。