HN氏に異変!平坦路を時速16kmでも心拍が上昇 |
「夕方から乗らないか?」
久しぶりに臨時漕会メカニックのHN氏からお誘い。
私は勤務が速く終わるシフトだったので快諾しました。
スタートは4時40分。
夏場は日が長いのでこの時間帯からスタートしてもそこそこ乗れる。
確かに暑い一日でしたが
さすがにこの時間帯になってくると幾分暑さは和らいできます。
いつものように前半はHN氏が先頭を引きます。
トレーニングの序盤は徐々に心拍を上げていくのが普通ですから
特段、異常だとは感じませんでした。
ところが、ちょっとした坂を登り始めた時
これは異常かなと、思い始めました。
最初はHN氏の後ろに付いていたんですが
ペースが上がらないために、私が前に出ました。
出たと言っても心拍は144~149ほど。
AT値で走り続けるトレーニングではこれくらいの心拍をずっと維持して走りますから
登坂する時の心拍としては低い方だと言えます。
しかし、HN氏は全くついて来れません。
どんどん千切れていきます。
しかも表情は苦しそう・・・
頂上付近で待って、HN氏に心拍を聞くと
「170越えてるわ」
一瞬、私のレベルがアップしたためかと都合のいい解釈が頭をよぎりましたが
そんなに大きな差がついているわけは無いので
この時点でHN氏の体調が普通でない事を認識しました。
「それ、ちょっとおかしいで・・・」
イージーライドで羅漢の里に向かいます。
私も仕事を終えた直後なので疲労回復にイージーライドの方がいいかもしれません。
HN氏は力の無いペダリングで表情もさえない。
体全体から不調が伝わってくるようです。
羅漢の里に到着してどっかりとベンチに腰をおろします。
「やっぱり暑い時に走ったらアカンわぁ~」
そう言われても時間は夕方5時を過ぎてますから暑いってことは無いんですが・・・
本人がそう言うという事は、暑いと感じているんでしょうねぇ~
HN氏を観察していると、休憩中も呼吸が荒い。
汗も多い感じがします。
そして、なにより椅子に座っているのに心拍は130以上。
呼吸が荒くなり、脈は速くなるが弱い
これは熱中症で現れる症状のひとつらしいのですが
HN氏に当てはまっている様な気がします。
帰りは、更にペースが遅い。
私が2~3回ペダリングして、あとは惰性で進む様なペダリングしても
HN氏を千切ってしまう。
しかもHN氏は、ずーっとペダリングしっぱなしなんですよ。
「力が入らん、気持ちも前向きになれない・・・ハンガーノックや」
ハンガーノックとはちょっと違うような気もしますが
普通の状態ではないですね。
「時速16kmで心拍が・・・150・・・ありえん」
「どっか体悪いで!病院行った方がええで」
「ハンガーノックや!ブログの題名は
それは突然やって来たにしといてくれ」
まぁ、体調が悪いにしても軽口は叩けるみたいなんで少し安心しましたが・・・
「じゃあ、お大事に・・・」
という事でお別れしました。
しかし、心拍計を付けていて良かったなと思います。
もし心拍計が無かったら、HN氏本人も、そして同行していた私も
客観的に異常を把握出来なかった可能性があります。
客観的に異常を把握出来たからこそ
お互い納得してイージーライドに切り替えられたのだと思います。
しんどいと感じても、練習パートナーに悪いと思って無理をしたり
私もHN氏に「もっと踏めよ」なんて言葉を掛けずに済んだのだと思います。
私はスタート時の心拍を見て、その日の練習メニューを決める事もあります。
スタート時の心拍が75~80位なら調子がいい。
85前後で普通。
90以上だったら調子が悪いのでLSD等の軽めのトレーニング。
とかなんとか言いながら
スタート時の心拍が90以上でハードなトレーニングをして失敗した事もありますが・・・
いずれにしても心拍計を使用する事で体調の変化を把握しながら
安全に練習をする事が出来るのです。
何年か前だったか、たけしのものまねでおなじみの
タレントの松村邦洋さんがマラソン大会に参加して
生死の境をさまよった事がありましたよね。
あの体型でマラソンをさせる方もさせる方だと思いますが
もし、心拍計を使いこなせていたら、少し違う結果になっていたかもしれません。
倒れる前になんとかなったかも。
彼の場合は幸運に恵まれて生還出来ましたけどね。
自転車初心者のみなさんにとって心拍計は
なぜか後回しになっちゃうグッズみたいですね。
心拍計買ったら?ってアドバイスしてもなかなか購入には至りません。
まず、心拍計を使うという事がどんなことかイメージ出来ないみたいですね。
心拍計を買って、最も効果を感じるのはペース配分です。
例えば100kmをどのくらいのペースで走れば最も速く走り切れるか?
上級者なら体の感覚で何となく分かるかもしれませんが
初級者なら皆目見当もつかないと思います。
それを心拍計を使えば、
初心者でもかなりクレバーな走りが出来るようになるのです。
それに体調管理のアイテムとして是非購入してほしいですね。
ウォーミングアップもクールダウンも心拍計があれば正しく行える。
結果として体へのダメージを最小限に出来ます。
心拍の高い低いで体調を把握して無理なトレーニングをしないようにする。
自転車を長く楽しく乗り続けるために
心拍計はきっと役に立ちます。
私のブログの読者の年齢層は30代後半から40代の方が最も多い気がするんですが
そろそろ体にガタがくる年代なんですよね。
まだ心拍計を買っていない方がいらっしゃいましたら
買った方がいいかもねぇ~
走行距離…22.99km
時間…1:10:47
平均速度…19.4km
最高速度…40.4km
積算距離…14841.6km
消費㌍…419kcal
補給食…0kcal
心拍…Avg.59%(104)Max.84%(149)
ここまで読んでくださって本当にありがとうございます。
HN氏の体調は、その後回復したようですので安心して下さい。
しかし、私の心拍、低いですねぇ~回復走よりも低かったですね。
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