高速巡航時にハンドルを押すというのは、どんな感覚か |
ブログをやっている影響もあるかもしれません。
自転車の乗り方を教えるといっても私も速いわけではないので
偉そうなことは言えないのですが
長い時間かけて研究はしているつもりです。
自転車の乗り方を人に教える時に難しいのは筋肉の使い方です。
バレーボールや野球といった一般的なスポーツは
トスを上げるのはこんな風にとか
低めの球を打つのはこんな風にとか
自分が体を動かして見本を示す事ができます。
初心者の人は上級者の人の体の動きを見て
それをそのまま物まねすることからスタートします。
ところが自転車は体の動きが少ない。
基本的に、ハンドル、サドル、ペダルの3点によって固定されますから
ある程度、外見上のフォームに問題がなければどこの筋肉を使っていても分かりません。
よく言われるハムストリングスを使う訓練も
ぱっと見ただけで、どこの筋肉を使っているかなんて分かりません。
ではどうやってハムストリングスを使う事を教えるか。
初心者の人に
いきなりハムを使えと言っても到底無理な話です。
そこで大切だと思うのはイメージだと思うんですね。
日常生活でハムを使うなんて、あんまりありませんからどうしていいか分かりません。
ハムを使う感覚も想像つきませんよね。
この想像つかない感覚をいかに想像出来るように伝えるかが腕の見せ所です。
イメージしやすい日常の動きとは何か?
私の編みだしたイメージのヒット作は高速巡航時のペダリングのイメージです。
我ながらいい例えだと思います。
目の前に階段があって、その階段を一段とばしで駆け上がるイメージです。
これをイメージするだけで
体は適度に前傾し、腸腰筋とハムストリングスを使ってペダリング出来るようになります。
実際に階段を一段とばしで駆け上がる時にも
ハムストリングスと腸腰筋が使われているので
これをイメージする事で
高速巡航時に発動してほしいハムと腸腰筋を動かす事が出来るという訳です。
読者の方の中にも
「階段を一段とばしで駆け上がる」イメージで
高速巡航時のコツを掴んだ方もいらっしゃるようです。
膝も高くなりますし、自然と前傾しますし、いいですよ、これ。
ここまでは、これまでにこのブログの中でも取り上げた事です。
今日は未発表作のお披露目です。
今回は同じく構想巡航時のフォームについて。
特にハンドルを押すという事をいかに伝えるか。
今回、ハンドルを押すと言ってもブラケットを握っている時のイメージです。
さて、本題に入る前に基本姿勢のおさらいです。
骨盤を立て、みぞおちの辺りから上半身を前傾させます。
手はハンドルに添えるだけ。
「ハンドルに添えるだけ?」
そう、ちゃんと基本姿勢をとれたなら、
ハンドルに体重は架からないので手は添える程度になるのです。
初心者の方が腕をつっかえ棒のようにして
ハンドルにもたれかかる様な状態になっているのとは大違いですよね。
ところが厳密にいうとハンドルに手を添えるという状態が
ずっと続くのかというとそうではありません。
手を添えるだけの状態というのは比較的リラックスしている状態です。
例えば加速時には
脚が踏み込む反力に対抗して上半身をしっかり支えるためにハンドルを引きます。
ブラケットの時も下ハンを握っている時もハンドルは引きます。
ちゃんとハンドルを引けるようになると
広背筋を中心とした背中側の筋肉もペダリングに動員できるので
加速力に差が出てくると思います。
さて、いよいよ高速巡航時にハンドルを押すとはどういう事か?
今日の本題です。
今まで、教えようとしてもうまく教えられなかったのですが
ようやくいい感じのイメージを思いつきました。
その前に、高速巡航時、例えばドラフティングを用いたり
エアロポジションをとって空気抵抗を最小限に抑えながら巡航する時
上半身はどうなりますか?
下ハンを握らなくても前傾は深くなりますよね。
この状態でハンドルに手を添えるだけというのは、なかなか厳しいものがあります。
厳密に言うと体重のいくらかはハンドルにかかっているんじゃないでしょうか?
「ハンドルに手をそえるだけじゃないの?」
そうですね。
高速巡航時にはハンドルに手を添えるだけという感じにはなっていませんね。
高速巡航時にはハンドルを「押す」と言われています。
ハンドルにもたれかかるんじゃなくて「押す」のです。
「押す」って言われてイメージ出来ますか?
訳わかんなくないですか?
私が思うに「押す」様に体重をかける事だと思います。
体重のかけ方が、もたれかかるんじゃなくて「押す」なのです。
では、ここから私の未発表作品!
ブラケットポジションで高速巡航時にハンドルを「押す」イメージとは?
これだ!

ハンドルを「押す」イメージは日常生活において台車を押すイメージに似ているのです。
台車には荷物を載せる必要はありません。
乗せても軽いもので結構。
平坦な場所を押してみましょう。
持ち手の持ち方は端の方を握ります。
鉄棒を握る様にすると脇が開きますし、端を握ったほうがブラケット握ってるみたいでしょ。
最初はゆっくりと、徐々に早歩きにして行くと
あら不思議!
背中が自然にアーチを描き上半身が前傾してきましたよ。
ちょっと早歩きで台車を押す感覚が
高速巡航時のブラケットを押す感覚にそっくりじゃありませんか!
ちなみに初心者の人がよくやるフォームで台車を押してみてください。
背骨がまっすぐの状態でハンドルにもたれかかる様に・・・
うまく台車を押せますか?
脚を前に運びにくいですよね。
おそらく、台車を押すということも脚だけでは押せないんでしょう。
上半身の筋肉もうまく連動させて下半身の動きをアシストするのです。
自転車も同じ。
下半身の動きをアシストするには
背中に自然なアーチを描きながら前傾させる事がいいのでしょう。
高速巡航時のペダリングのイメージは
「階段を一段とばしで駆け上がる」でした。
それに続く第二弾!
高速巡航時にハンドルを押すイメージは
「台車を早歩きで押す」
なのです。
ということは・・・
「台車を押しながら階段を一段とばしで駆け上がる?」
そ、それはちょっと無理っぽいか。
ここまで読んでくださって本当にありがとうございます。
ハンドルを押すと言っても軽く押す感じです。
ハンドルへの体重のかけ方と言ってもいいのかな?
手を添えるだけというのも大切ですが押したり引いたりも大切なのです。
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台車に体重を掛け過ぎるとひっくり返るので体重を掛け過ぎないイメージにも繋がりますネ。
う~ん、すばらしい表現力。また、それを伝えるブログの文章力。
私も見習いたい!
あんまり重すぎると、イメージが変わってきますので
載せても軽い荷物ですね。
ご指摘のように、ハンドルにもたれかかると前輪が浮いてしまいます。
初心者の人に高速巡航時はハンドルを押すと教えても
イメージ出来ないと思うのですが
台車を早歩きで押す感じって表現すると何となく伝わりそうな気が・・・
台車を押すイメージでハムストリングスを使ってみたいと思います。
ちなみに僕がダンシングする時は
「田んぼにハマって抜けなくなった足を引きぬく感じ」です。
まさに「引き足」ですね(笑)
田んぼやってる人ならではの表現ですね。
一気に引き上げる感じが良く分かりますね。
こうやって日常生活の何かに例えるとイメージしやすいですね。
その時の感覚が残っていますね(笑)
日曜は三日月から土万に抜けて帰ってきましたが、
予想通り、家に到着する5分前に雨が降り始めました。
雨は嫌ですねー(--;)
階段に続いて新たなイメージがですね!
階段がすごく参考になったので、今回も参考にさせてもらおうと
会社内で台車を物色中です。
なかなか、空いている台車がないのでイメージをつかむ前に
台車探しで難航中(笑)
「階段を一段とばしで駆け上がる」イメージを褒めて頂いて
調子に乗ったかもしれません。
ハンドルにもたれかかるのではなく
ハンドルを押すというのをイメージしてもらうのに
台車を押すイメージも自分では結構いい例えかなと思っています。

