20年以上前の自転車をよみがえらせる計画 |
バレーボールの冬季大会の最後の試合、
私たちのチームはフルセットの接戦の末惜しくも敗れ、得失点差で3位。
疲労困憊で帰路につこうとしたその時、
HN氏からメールがありました。
「例のマウンテンキャット、そろそろ始めないか」
実は私が所有する20年以上前のクロモリMTBをよみがえらせる計画があったのです。
お互い時間が無いので作業は夜。
今日の作業はどの部品をどう変えるかの打ち合わせがメイン。
出来る作業があればやってしまうというものです。
臨時漕会自称メカニックのHN氏のガレージが作業場となります。
底冷えのするなか、白い息を吐きながら
前輪のハブのグリスアップとタイヤ交換を済ませました。
ボトルに入れた水で割っていいちこをいただきました。
ここで私のMTBの略歴を紹介。
私が大学生4回生の頃、
自転車競技部に所属する後輩の影響で一番最初に買ったスポーツバイクです。
当時はMTBブームで
MTBに乗ってりゃオシャレな大学生が演出できるかなと思ってました。
この自転車で当時お付き合いしていた
女子大の女の子の女子寮にお邪魔したりしましたね。
スタートはともかく私の自転車生活はこの自転車から始まったのです。
私にとっては思い出のいっぱい詰まった自転車です。
値段はいくらだったか記憶にありません。
写真はHN氏宅でタイヤ交換とハブのグリスアップを済ませたあとです。
タイヤだけカッコよくなったかな。
大学時代の四畳半の下宿に室内保管は難しく
就職しても会社の独身寮には持ち込めず屋外保管でした。
会社の先輩が無断でこの自転車でパチンコ行ってる事がわかって
それからはっ実家に持って帰りました。
細部を見てみましょう。
ブレーキは前後とも
カンチブレーキです。まだVブレーキなんて無かった時代です。
ヘッドパーツは今では珍しいノーマルタイプです。アヘッドタイプでは難しい微妙なハンドルの高さ調整が出来て好きですね。
素材はクロモリです。
今ではMTBにクロモリはほとんどな見ないですね。
パイプをラグで接続してあり、インフレーターをはめる突起がついています。
今じゃこの突起につけられるインフレーターは見たこと無いですね。
シフターはシフトアップもシフトダウンも親指を使います。
フロント用のシフターが
瀕死の状態。
これを生き返らせて変速出来るようにしたいというのが私の願いです。
シートステーにある突起、なんだか解りますか?
車輪を外した時にチェーンがたるみますよね。
たるんだチェーンを
この突起に掛けてたるまないようにします。
これあると便利なんですよね。
こういうものがあるって言うのがクロモリらしいでしょ。
サドルは販売当時の物がついています。
お尻に磨かれてテカテカですがボロボロです。
20年以上もよくもったもんです。
シートポストには高さ調節のために私が傷つけた跡が・・・
今ではこのポジション、少し低いんですが
シートポストが固着して動きません。
変速は7速です。
当時は9速や10速なんて夢のまた夢です。
このMTBの最大の特徴と言うのがクランクセット。
フロントギヤは
バイオペースといって楕円をしています。
人間は脚で円運動をするのが苦手ですから
ギヤを楕円にする事でそれをカバーしようというもの。
今じゃこんなの使ってる人見たこと無いですから、これは生かしたいですねぇ~
ただ、フロントのシフターが瀕死の状態なんで大丈夫かなぁ・・・
私がメカニックのHN氏に要望したのは
昔の自転車だがオシャレに乗りやすくしたいというもの。
そのために昔の自転車の象徴みたいな
楕円形フロントギヤのバイオペースを生かしたい。
そしてハンドル幅の変更です。
ハンドル幅38cmのロードに乗りなれた私には59cmのMTBのハンドルは広すぎて・・・
どうせハンドル幅変更するんだったらグリップもオシャレなものに変えよう。
そうそうサドルを交換すれば印象はかなり変わるんじゃないかな。
私の要望に対してメカニックのHN氏は
フロントのシフターは復活が難しいかもということ。
フロントのシフターの復活が出来なければバイオペースを生かすのも難しいんだって。
コンポをアリビオあたりに総入れ替えしたら?とのこと
そこをなんとか
HN氏さまぁあ!
ここまで読んでくださって本当にありがとうございます。
作業は少しずつやる予定ですので完成はいつになるか分かりません。
思い出の自転車がピカピカに復活したらいいのになぁ・・・
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自転車に対する深い愛情を感じました。
うまく復活すれば良いですね。
しかしバイオペースって・・・