川沿いのコースが行きも帰りも向かい風になる理由 |
沿岸部から山間部へロングライドに出かけると
特に夏場は、行きも帰りも向かい風という事がホントに多いです。
帰りの追い風を楽しみに、行きの向かい風を耐えて走ったのに
帰りは更に強力な向かい風に見舞われると心が折れちゃいますよね。
私はよく千種川に沿って帰ってくる事が多いのですが
海から吹きつける風には苦しめられる事が多いです。
単純に夏は南風が吹くから千種川沿いの帰り道は向かい風が多いのでしょうか?
色々調べてみるとおもしろい事が分かりました。
まず、徳島県の那賀川流域センチュリーラン
の参加者に聞いてみると、
下流から上流に向かって走り折り返して下流に向かいますが
やはり、行きも帰りも向かい風のことが多いそうです。
徳島県の那賀川は東から西へ流れています。
行きは西から風が吹き、帰りは東から風が吹くことになります。
私が走っている千種川は北から南へに流れています。
行きは北風が吹き、帰りは南風が吹くことになります。
同じ瀬戸内海なのに
こうも風向きが違うのでしょうか?
これには海陸風と呼ばれる気象現象で説明がつきそうです。
陸は海に比べ暖まりやすく冷めやすい性質があります。
逆に海は陸に比べ暖まりにくく冷めにくい性質があります。
太陽が登って地面や海面を温めると陸は海より早く暖まります。
今度は太陽が沈むと陸は海よりも早く冷めます。
風は暖かい方へ流れるため、日中は 海から陸への風(海風)、
逆に夜は陸から海への風(陸風)が発生するのです。

陸風の風速は3~5m/s程度だそうです。
また、海風の陸地への侵入距離は20~50km程度で
先端部分では積雲を生じることもあるそうです。
ここで、更に川という地形が風の通り道になることを
付け加えておきます。
川面は平らで川の上には風が吹くにあたって障害物はありません。
山沿いを降りてくる冷たい空気が標高の低い川面に集まってきて、
支流が合流するにしたがって冷たい空気も集まり、川の流れとともに川を下って行きます。
これが未明や朝の風ですね。
日が昇ると海風が川に流入して川面を上流に向かって勢いよく流れます。
これが日中の風ですね。
近年ではこうした川の「風の通り道」としての役割が注目され
沿岸部の都市のヒートアイランドを軽減するとして
川の風を利用する動きがあるようです。
ここまで理解出来ると私が千種川沿いのコースで行きも帰りも向かい風であることと
那賀川流域センチュリーランがいつも行きも帰りも向かい風である事にガッテンです。
朝の早いスタート地点では陸風が吹き、日中折り返す時には海風が吹くのです。
ちなみに海陸風は曇りや雨の時は起こらないそうです。
天気のいい日は風向きに注意ですね。
ここまで風が読めるとコース選択に利用で出来ませんか?
天気のいい日にはスタートとゴール地点を内陸部に選んで川沿いを走れば
行きも帰りも追い風になります。
曇りの日で海陸風が起こらないようだったら
沿岸部から上流へ向けて走ってもいいでしょう。
輪行なら日中は海風に乗って走る事を想定すればおいしい走りが出来るはずです。
自転車乗りにとって風は友達であったり敵であったりです。
風を知ることで走りが楽しくなると思いませんか?
ここまで読んでくださって本当にありがとうございます。
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