サイクルトレインがクロスする? |
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2024年 02月 19日
昨年の12月2日に開催された「西播磨サイクルツーリズムのつどい」で提案したことがありました。 それは智頭急行を利用したサイクルトレインです。 私は日本海側に住んだことがあるので ある程度、日本海側のことが分かるんです。 実は日本海側の人って 瀬戸内海側に憧れみたいな感情があるんですよね。 穏やかな海に多くの島々が浮かび船が行き交う・・・ 水平線が見えるような日本海とは全く違う海に憧れがあるんですよ。 それは、瀬戸内海側の人が日本海側の清らかで鮮やかな海に憧れを抱くのと同じだと思うんです。 お互いに憧れを抱いているのだから もっと交流があればいいと思うのですが実際、そうはなっていません。 サイクリストにとって日本海にしろ瀬戸内海にしろ 遠すぎるんです。 一般的には自走の範囲を超える。 しかも分水嶺を越えなければならないという困難がついてくる。 だから走らない。 しかし、日本海側のサイクリストと瀬戸内海側のサイクリストの憧れを 互いに解決してしまうウルトラCがあるんですよね。 それが日本海側と瀬戸内海側を結ぶ智頭急行のサイクルトレイン化なんです。 実は臨時漕会恒例の日本海⇔瀬戸内海往復サイクリング、 当初は鳥取県だったんです。 鳥取行きに私は参加しなかったんですが、 やはり、帰りの分水嶺の峠がしんどかったみたいなんですね。 脚を使っているうえに強力な向かい風。 しかもトンネルだったりするわけですよ。 どれだけ智頭急行で輪行してやろうかと思ったことかと聞いています。 逆に言えば、一番過酷な分水嶺を 智頭急行でスルー出来れば、めっちゃラクチンってことになります。 瀬戸内海側の上郡駅と日本海側の智頭駅は スーパーはくとだったら40分ほど。 そして上郡駅から赤穂岬のきらきら坂まで約25㎞~30㎞くらいです。 赤穂鉄道廃線跡→坂越→赤穂岬 風光明媚な割といい感じのコース組めますよ。 因みに鳥取砂丘と智頭駅の距離は約38㎞ですから往復76㎞、 上郡駅からきらきら坂まで往復60㎞とすれば合計136㎞。 136㎞で日本海⇔瀬戸内海往復サイクリングが出来てしまいます。 136㎞だったら、そんなに気合い入れなくても走れそうですよね。 まぁ、日本海⇔瀬戸内海往復サイクリングは別として 駅を拠点に80㎞くらいまでの距離でコースが組めるんだったら それなりに観光もできる面白いサイクリングが出来そうです。 日本海側と瀬戸内海側って 分水嶺を隔てるだけで 気候も言葉も文化も違う。 日常と違う世界に飛び込んでいくのが旅の面白いところですから。 特に冬は、日本海側は天気が悪くて走れない。 ところが瀬戸内海側は晴れの日が続くんですよね。 しかも、牡蠣のシーズンと来てる。 日本海側のサイクリストが自転車に乗れない冬場、 瀬戸内海側で牡蠣を食べるグルメサイクリングすれば楽しいんじゃないでしょうか。 だって、私たち瀬戸内海側の人間は スキーを楽しみに日本海側へ行くじゃないですか。 その感覚と同じでいいと思うんです。 智頭急行は冬になると「かにカニ日帰りエクスプレス」なんてツアーがあって 瀬戸内海側のお客さんが日本海側に遊びに行くんです。 だったら、牡蠣を食べに行くサイクルトレインがあってもおかしくないですよね。 しかも、鳥取県と隣接する県の中で 兵庫県が一番人口が多いんですよ。 人口減少が著しい鳥取県側に カニがオフシーズンの期間にサイクリストを誘致するメリットは大きいと思います。 ねっ、智頭急行のサイクルトレイン化、面白そうでしょ。 さてと、次の地図をじっくりと見てください。 智頭急行とJR姫新線がクロスしている地域があります。 その地域が西播磨なんですよ。 智頭急行とJR姫新線の両方がサイクルトレイン化すればどうなるでしょうか? なんと、西播磨に日本海側のサイクリストと 都市部のサイクリストがやって来ることになります。 日本広しと言えども、 そういうローカル線がクロスしている地域って そんなにありませんよねぇ~ あ~あ、誰か、このアイデア、偉い人に伝わらないかなぁ・・・ ここまで読んでくださって本当にありがとうございます。 このブログは、にほんブログ村ロードバイク部門ランキングに参加しています。 下のバナーをクリックして人気投票していただけると嬉しいです。 ポチはどれでもひとつでいいですよ。 読んだら忘れずポチしてね。 #
by a-elf
| 2024-02-19 21:59
| 自転車コラム
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2024年 02月 16日
この記事は1月30日(火)の出来事を書いたものです。 私がリフレッシュ休暇で平日が休みということで もともと平日が休みのメンバーと一緒にサイクリングすることにしました。 アテンドしてくれるのはしんしんさん。 メンバーは、ぽんさん、ゴールド咲ちゃん、そして、姫路で合流のちょろりゅうさん。 しんしんさんは昨年、3月に臨時漕会に入会したばかり。 しかも平日休みですから グループサイクリングのアテンドの経験は殆どありません。 私を含めると5人もの大所帯になります。 それだけの人数を案内するのは 想像以上に難しいんですよね。 出来るだけ、車や歩行者の妨げにならないように配慮しながら 最後尾のメンバーまでストレスなく誘導するには それなりの経験とテクニックが必要だと思うんです。 特に、先頭と最後尾はタイムラグが生じます。 具体的に例を挙げると 信号で停止してからのスタート。 青信号に切り替わってスタートしますが 先頭が走り始めても最後尾はクリートすら嵌めていない状態。 そんな時、先頭が通常通りスピードを上げたら 最後尾はダンシングでダッシュで付いて行くような事態になります。 余計な体力を浪費させないためには 先頭はジワリと発進して 最後尾がクリートを嵌めた音を聞いてから加速するくらいがいいでしょう。 また、信号がある交差点を通過する場合、 先頭は通り過ぎることが出来ても後続が信号に引っかかってしまうことがあります。 そういったことを出来るだけ防ぐために 歩行者用信号が見える場合は、歩行者用信号が点滅したら トレインを停止させるつもりで走っていた方がいいでしょう。 加えて、停止するか、進むか、の判断は躊躇しないことが大切です。 一度決めたら迷わずに進む。迷わずに止まる。 迷うと、急停車して追突を招いたりしますからね。 たとえ交差点を通過して後続が途切れても 慌てることはありません。 安全に停止できるところで待っていればいいだけです。 先頭と最後尾のタイムラグというわけではありませんが 走行中、何度も繰り返される減速や停止にも後続への配慮が必要ですね。 停止の前には必ず減速します。 減速すれば車間が詰まりますよね。 ですから必然的に減速する前に ハンドサインや声を出さなくてはいけません。 別名、教官と呼ばれているちょろりゅうさんが しんしんさんに分かりやすい例え話しをしていました。 「しんしんさん、ハンドサインや声っていうのいは 車のウインカーやブレーキランプと一緒なんだよ。 例えば、ウインカー出さずに車線変更始めて車線変更の途中でウインカー出すって危ないよね。 ブレーキランプが点灯しないのに前の車が減速したら怖いでしょ。 だから、ハンドサインを出すタイミングって大事なんだよ。 しんしんさんは後ろから見ていて、ちょっと遅い。 早めに出した方がいいよ」 こんな風にちょろりゅうさんや、ぽんさんが 止まって休憩したりしている時にアドバイスをしてくれます。 それは、集団走行についてのアドバイスだけではありません。 廣峯山に上った時には ヒルクライム時のフォームやペダリング、重心の位置。 ダウンヒル時のフォームや注意点など、 テクニック的な部分も先輩ローディーがアドバイスしてくれます。 ゴールド咲ちゃんやしんしんさん、 もちろん、私にとっても貴重な時間です。 自転車のチームを長くやっていると 誰かに何かを教えるという場面に遭遇することがあります。 そういった時、教える方は権威的になったり高圧的になったりすることがあります。 しかし、そこは 注意が必要だと思うんですよね。 30年以上も自転車に乗っていると 自転車のテクニックでも流行り廃りがあるのが分かるんです。 クリートの位置調整ですら昔と今は違いますし それに伴って筋肉の使い方も変わってきますからね。 今を生きるプロ選手でさえ それぞれ、フォームに特徴があったりします。 何が言いたいかというと 人間の体っていうのは工業製品じゃありませんから これが絶対正しいというのは無いと思うんですよね。 自分がいいと思っている乗り方が 別の人には合わないということも多くあるんです。 そもそも私たちはプロでも何でもありません。 ただの素人の自転車乗りです。 誰もこれが正しいと断言できるほどの権威は持っていないと思うんですよね。 しかも、今、教えているその人は 自転車は初心者かもしれませんが 実社会では社会的地位が高かったり 専門分野のエキスパートかもしれないわけです。 少なくとも、大体の人が私の知らないことを知っている私より優れた人なんですよね。 そんな人に対して偉そうな態度をとるなんて出来ないですよ。 私がアドバイスする時のスタンスは 自転車が好きだというのが根底にあって だから、もっと楽しんでほしい、ケガしないでほしい、という純粋なものなんです。 日本では自転車のインフラも法整備も遅れています。 そんな中で私たちは、厄介者や邪魔者のレッテルを貼られてしまう可能性が大きいと思っています。 だから、歩行者や車など、他者への配慮を忘れないノウハウを伝えることが大切だと思っています。 そこで臨時漕会のチームスピリットは 「ロードバイクに乗る者紳士(淑女)たれ」としました。 もちろん、その姿勢は、ロードバイクで走っている時だけでなく 誰かに何かをアドバイスする時も同じだと思うんです。 自分が絶対に正しいというのは無い。 お互いに自転車が好きな、ただの素人なんですから。 実際に会うことが自由になった今 先輩が後輩へ引き継ぐという大切な活動が出来るようになりました。 誰かに実際に会う自由が続く世の中であって欲しいと思います。 ここまで読んでくださって本当にありがとうございます。 このブログは、にほんブログ村ロードバイク部門ランキングに参加しています。 下のバナーをクリックして人気投票していただけると嬉しいです。 ポチはどれでもひとつでいいですよ。 読んだら忘れずポチしてね。 #
by a-elf
| 2024-02-16 22:33
| 自転車コラム
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2024年 02月 12日
この記事は1月28日(日)にSNS投稿の備忘録です。 オムライスを食べに行くという 可愛らしいミッションのために むさ苦しい男達が7人も集まった。 福浦のガードレールの無い海岸線道路で 映える写真を撮ったあと、昭和の頃の塩田跡を見学。 片鉄ロマン街道から和気のオムライス専門店へ行き、 特盛のオムライスを食うメンバーに やんやの喝采を送った。 帰りは、吉永のメカラウロコパンで お土産のパンを買ったあと 田倉牛神社で珍しい風習の願掛けを紹介し 三石で日本最大最古のレンガ橋を写真に収めた。 これ以上無い程に、順調なサイクリング。 天気予報は40%の降水確率だったが 降ってもパラパラだろうと勝手に思い込んでいた。 ところが、ゴールのだるま珈琲まで あと10何キロの赤穂のコンビニ。 バスク輪さんがタイヤの空気を追加していると、 空がにわかにかき曇り地面に置いたヘルメットが転がるほど強風が吹いた。 間をおかず、大粒の雨。 メンバーは堪らず イートインスペースへ緊急避難。 急遽、雨雲レーダーを見ながらの会議が始まった。 「暫く止みそうもないですよ・・・」 ちゅうさんが画面を見ながら眉をひそめた。 このまま突撃するか 雨が上がるまで長く留まるか? この状況に思い出したのか バスク輪さんが饒舌に語り出す。 「コギコギさんの雨男っぷりは 凄いっすから!」 天気予報を見て 晴れているところを走ろうと わざわざ香住まで行って走ったのに 拠点にしていた道の駅までもう少しというところで、 バケツをひっくり返したような雨に見舞われたとか、 ハチ高原からの帰り道、 雨雲レーダーは大方晴れているのに 自分達の居るところだけ雨が降ったとか。 天気予報の「ところにより雨」は、 コギコギさんが居るところなんだよとか、 バスク輪さんが語る私の雨男伝説は枚挙にいとまが無い。 メンバーから爆笑をさらっていくバスク輪さんを横目に、 私はニヤニヤと雨に濡れた窓を見ていた。 「あっ!あの辺、雲が途切れてる!」 雨雲レーダーを見ると ポッカリと雨が途切れたエリアが見えた。 「あのエリアといっしょ帰ればいいんじゃない?」 私の楽観的な予想に従って 雨が小降りになったタイミングで外に出た。 しっかりとウエットな路面の中を 自転車を汚しながら帰路につく。 「しぶきが掛かるから 車間、空けて行こうぜ」 雨雲からの逃避行。 びしょ濡れのケツが冷たいのはみんな同じ。 共通の災難が絆を深めていく気がした。 そして、やっと辿り着いただるま珈琲はドライコンディション。 暖かい店内で筋肉が弛緩。 再びバスク輪さんが私の雨男伝説を語り出す。 珈琲をいただきながら 笑いの絶えない時間が続いた。 今日のトピックは間違いなく雨だ。 ぽんさんが呟く。 「ああ面白いかった」 一人で走れば辛いだけの雨が 仲間と走れば面白かったになる不思議。 それが、自転車の魔法なのだ。 ここまで読んでくださって本当にありがとうございます。 このブログは、にほんブログ村ロードバイク部門ランキングに参加しています。 下のバナーをクリックして人気投票していただけると嬉しいです。 ポチはどれでもひとつでいいですよ。 読んだら忘れずポチしてね。 #
by a-elf
| 2024-02-12 21:57
| ファンライド
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2024年 02月 09日
この記事は1月28日(日)の出来事を書いたものです。 前回からの続きです。 和気にあるオムライスの店「和蔵」は、 私たちがよく行くお店の一つです。 オムライスってケッチャップ味のチキンライスをオムレツで包んだ料理ですよね。 しかぁ~し! さすがオムライス専門店だけあって、 そのバリエーションは豊富です。 デミグラスソースオムライスやえびめしオムライス、 唐揚げカレーオムライスに五目釜飯のオムライス・・・ ざっと20種類近くあるんじゃないでしょうか。 私はガーリックバター醤油オムライスの並みを注文しました。 「僕は唐揚げカレーオムライスの特盛!」 バスク輪さんは迷わず特盛を注文。 説明は不要かもしれませんが特盛は大盛のさらに上です。 「君、いっつも特盛やな」 私の嫌味にも気にする様子はありません。 「う~ん、僕も唐揚げカレーオムライスの特盛にしよかな」 ステーキ1㎏を平らげた男、なべさんも特盛を注文しました。 ステーキ屋さんの店員が1㎏を注文した人、初めて見たと目を丸くしていましたからね。 こんな風に、自転車乗りは大食漢が多い。 その理由は簡単。 自転車って凄くカロリーを消費するんです。 心拍計を付けて走っている人は消費カロリーが表示されるから分かりますよね。 私の場合、普通のサイクリングペースで1時間に500kcalくらい。 午前中だけで1500kcal~2000kcalくらい消費します。 一日中走る、200㎞オーバーサイクリングだと4000kcal~5000kcalくらいになるでしょうか。 この消費カロリーを 例えばスポーツジムで消費しようと思えば途方もない運動を強いられます。 自転車は平気で長時間運動できますからね、 莫大なエネルギーを平気で消費出来るわけです。 こういった事情で、グルメライドなんて 食べることを楽しむサイクリングも盛んです。 なんてたって罪悪感が無いですから。 これだけ消費してるんだから これだけ食ってもいいでしょう・・・ 自分へのご褒美、なんて、いいように解釈できます。 だから、大食漢が多いんですよ、きっと。 でもね、自転車に盛んに乗っている人はいいんですけど あんまり、乗らなくなった人は要注意です。 乗らなくなっても食欲は落ちないんですよ。 バスク輪さんは、大きな落車を経験したり、コロナの自粛があったりと 自転車から遠ざかっていたんですが、食欲は落ちなかったんですね。 だから、体重、大幅増加! 対するなべさん、最近、ブルべで600㎞走破するなど コンスタントに乗り続けています。 食べる量は多くても 乗り続けているので体形を維持。 面白いのは、ぽんさん。 ぽんさんはホワイトソースオムライスの並みと単品で唐揚げを注文したんですね。 そしたら、後悔してるんですよ。 「ああ、俺、今、ダイエットしてるのに唐揚げ注文しちゃったよ。 この唐揚げ注文するところが・・・ 俺、弱いなぁ・・・」 実はぽんさんの体重変化、もしかしたら臨時漕会一番かも。 ジェットコースターのように体重の増減が激しい。 スリムな時は坂もめっちゃ速い! でも、乗れてない時期はどぉ~んと体重増加! やばい!って思いながら乗り込んでいくと体重減! ぽんさんは、栄養学的なダイエットの知識も豊富なんです。 だから趣味、ダイエット、 特技、リバウンド、だそうです。 そもそも、自転車が楽しいから乗っているわけで ダイエット目的で自転車に乗っているわけではありません。 だから、自転車に乗ってダイエットは あんまり成功しないかもしれませんね。 だって、自転車に乗れば腹が減るでしょ。 腹が減れば飯がうまい! 結果、食べる! 結局のところ、この法則は絶対なんですよ。 消費カロリー>摂取カロリー=痩せる 摂取カロリー>消費カロリー=太る ああ、空腹に耐える精神力が欲しい・・・ ここまで読んでくださって本当にありがとうございます。 このブログは、にほんブログ村ロードバイク部門ランキングに参加しています。 下のバナーをクリックして人気投票していただけると嬉しいです。 ポチはどれでもひとつでいいですよ。 読んだら忘れずポチしてね。 #
by a-elf
| 2024-02-09 23:01
| 自転車コラム
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2024年 02月 05日
この記事は1月28日(日)の出来事を書いたものです。 和気へオムライスを食べに行くサイクリング、 福浦から海岸線を走ります。 この道は私の好きな道。 理由はガードレールが無い道だから。 「誰か、先に走ってくれないかな? この道をロードバイクが走っているところを写真に撮りたい」 「じゃ、私が先に行きましょう」 快く、タケさんが引き受けてくれました。 海岸線に沿って、不規則に描かれるカーブが心地よい。 タケさんの後に続いて私たちもガードレールの無い道を走ります。 そして、適当に、写真を撮れそうなところに止まって映える写真を撮ります。 この道に、なぜガードレールが無いのかは知りません。 何らかの理由があってガードレールを設置できないのかもしれませんね。 代わりに、コンクリーがあるだけです。 その結果、隔てられた感じがしない開放感があるんです。 海と隔てられずに景色が自分と連続しているじゃないですか。 みんなが思い思いの写真を撮っているとバスク輪さんが私に呟くんですよ。 「この先に塩田跡があるの知ってました?」 「塩田?いや、知らない」 「この先をまっすぐ進むと 左へ集落に下っていく道があるんです。 そこへ行くと塩田跡がありますよ」 この道は何回も走っているのだけれど バスク輪さんから説明を受けるまで、知りませんでした。 「じゃ、行ってみようか!」 私はみんなを引き連れて 集落内へ入っていきます。 私たちが訪れると、漁業倉庫か農業倉庫かは分からないけれど お爺さんが出てきて物珍しそうに私たちを見ます。 「ここは塩田跡ですか?」 私がたずねると、お爺さんは指をさして そっちに案内看板があると伝えてくれました。 お爺さんが指さした下水処理場の建物脇に 確かに「古池塩田跡」と書かれた看板がありました。 「備前国福浦村と寒河村の百姓による願い出を契機に、文政六(1823)年に約2.8haの入浜式塩田が完成。 後に流下式塩田となったが、昭和四六(1971)年に廃止された」 短い説明文を読んでから目を上げると 海水に満たされた場所に電信柱だったであろう物が幾つか見えました。 「あれかぁ~塩田跡って」 播州赤穂周辺は塩づくりが盛んであったのは知っていましたが 塩田はもちろん、塩田跡すら見たことがありませんでした。 「これは、言われなけりゃ、絶対、通り過ぎてた景色やわ」 ガードレールの無い景色と 塩田跡の景色・・・ 自転車でなけりゃ、見なかっただろうな。 ほんのちょっとだけ、得した気分。 ここまで読んでくださって本当にありがとうございます。 このブログは、にほんブログ村ロードバイク部門ランキングに参加しています。 下のバナーをクリックして人気投票していただけると嬉しいです。 ポチはどれでもひとつでいいですよ。 読んだら忘れずポチしてね。 #
by a-elf
| 2024-02-05 23:14
| ファンライド
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