自転車乗りの心の隙間 |
昨日の天気予報は雨だったから明日は乗れないと決め込んでいた。
だから目覚ましはセットしなかった。
オマケに深酒をした。
ところが目が覚めるとどうだ。
雨は降っていない。
正確には早朝まで降っていた雨が止んだようだ。
路面はドライコンディションに変わりつつある。
しかし太陽は顔を出していない。
いつ雨が降ってもおかしくない状態だ。
「乗る?」
「乗れる?」
「乗らない?」
考えれば考えるほど
「乗らない」という選択肢が消えていく。
一般の人なら普通、こんな日にわざわざ乗らなくてもと思うだろう。
しかし、こんな日に乗るには乗るなりの動機がある。
例えば昔の自分なら「乗らない」を選択をしただろう。
雨に濡れるリスクを犯してまで乗らない。
だが、ブリヂストンアンカーRFX8を手に入れたばかりの頃の自分なら
もしかしたら「乗れる」と思ったかもしれない。
クロモリからカーボンに変わって走る度に速くなった。
高速で空間を移動する快感の虜になっていたのだ。
今もその気持ちはある。
だが少し違う。
今は乗らないと落ちる。
だから乗るという気持ちが大きいのだ。
年齢もあるかもしれないが
乗らないと落ちるという単純な理屈が
ある意味強迫観念になっているのかもしれない。
今は、なんとかみんなと遊べる走力が
落ちれば楽しく乗れないじゃないか。
「乗る」と言っても「乗らなきゃ」に近いかもしれない。
それに「乗れる」という気持ちも混じる。
複雑な天気と相まって自転車乗りの気持ちも複雑なのだ。
「よし!海周りを走ろう!」
はりまシーサイドロードへ向かった。
久々の単独走。
深酒が効いて脚が重い。
アップを長くする。
「うわぁ~
モチベーション上がんねぇ~!」
とか何とか言いながら
御津のトンネルを抜けて海沿いのワインディングに入ると
コースが本能的にペダルを踏ませた。
万葉岬までに4人すれ違った。
更に万葉岬で5人見た。
「こんな日なのに
結構乗ってるよな・・・」
私もカウンター席に座る。
すると程なく私服姿の自転車乗りがバラバラに3人御来店。
だるま珈琲の店内は
あっという間に自転車乗りだらけになった。
隣に座ったダックスさんと自転車談義。
「最近、乗れてないんだよねぇ~」
彼もまた少し強迫観念?
心の隙間を埋めにやって来るのだ。
走行距離…33.97km
時間…1:21:08
平均速度…25.12km/h
最高速度…50.94km/h
平均CAD…84
積算距離…43144km
消費㌍…781kcal
補給食…###kcal
心拍…Ave.143 Max.178
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