この記事は12月3日(日)の出来事を書いたものです。
前回からの続きです。
赤松から国道373号線を横断して
千種川に架かる細い橋を渡ります。
すると、いつも見慣れた千種川のはずなのに
もっと大きくて広い別の川の様に感じるから不思議です。
対岸を見ると
国道373号線を大型トラックやダンプカーが走っているのが見えました。
あの国道自体、それほど交通量は多くないのですが
やはり、今、私達が走っている裏道は
あそこより格段に安心して走れます。
対岸に小さく見える大型車が
私達が今、危険から回避されているのだと感じさせました。
「実はこの道、上郡出身の人に教えてもらったんだよ。
かっぱーさんと言ってね、
私のブログの読者であり高校の後輩でもあるんだ。
上郡に彼が帰る家は残念ながらもう無いんだけど
何年か前の夏
雷雨に見舞われて
濡れた体で一緒に走ったのがこの道。
故郷への郷愁を感じたサイクリングだった・・・」
こんなエピソードを話せるくらい
リラックスして走れます。
しかし、この裏道が狭いわけではありません。
センターラインがある道も出てきます。
考えてみれば、
私達は「裏道」と呼びますが
地元の人に取っちゃ裏道でも何でもない。
れっきとした主要道かもしれませんね。
再び千種川を見渡せる川土手に進むと
上郡町役場が見えてきます。
そして私達は裏道の更に裏道のような道を走って
上郡のマックスバリューに出るんですね。
そして向かい側のセブンイレブンで補給しました。
「ここから県道5号線で、あゆみ橋渡ってR373を横断したら
すぐに消防署前から農道に入るからね」
ここからは勝手知ったるいつもの裏道。
バスク輪さんは私の誘導が無くても走れるでしょう。
「しんちゃん、今から走る道が
危険な国道2号線を回避する道だよ」
走り出すと
すぐに田畑の中を進みます。
道幅は狭い・・・
しかし車は殆ど通らない・・・
都会から来たローディーをこの道に案内すると
例外なく喜んでくれます。
田畑や集落を抜ける細い道を
次々に繋いで走る事が新鮮なのでしょう。
もちろん
高速巡行など出来るはずもありません。
その代わり
心も体も武装解除して走れます。
大型車の接近も
ストラバのセグメントも関係ありません。
ただただリラックスして走ればいいのです。
思えばこの裏道も最初から同じルートではありませんでした。
こっちの道はコンクリート舗装が荒れてるから
次はあっちの道を走ってみようとか
この道からだと
国道2号線の北側の農道にすぐ抜けられるみたいとか
そんな風に
少しずつ少しずつ修正を加えて
今のルートが出来上がったんですよね。
仲間と一緒に何年もかかって・・・
でも自分たちは安全なルートを構築しようとか
そんな意識はサラサラなくて
とにかく国道2号線から逃れて
リラックスして走りたかっただけなんです。
もしかしたら
自分たちのホームコースっていうのは
こんな風に出来上がっていくものかもしれません。
「もっと走りやすい道ないかなぁ~」
そんな気持ちと
「ちょっと行ってみようか」
こんな気持ちが
走って楽しいコースを見つけるコツかもしれません。
そんなコースを見つけると
改めて車で走りやすい道と
自転車で走りやすい道は全く世界が違うと感じます。
なんて言うのかな
車と自転車じゃお互い生い立ちが違う・・・みたいな・・・
私たちにとって裏道とは
結局は車社会の抑圧から逃れるためのエスケープルートなのでしょう。
いまじゃスマホの地図がありますから
昔に比べれば気軽に未知のルートへ進めますよね。
さぁ、あなたも見つけてみませんか?
車優先の世界から逃げる道・・・
走行距離…92.25km
時間…04:27:28
平均速度…20.69km/h
最高速度…45.20km/h
平均CAD…83
積算距離…5308km
消費㌍…###kcal
補給食…###kcal
心拍…Ave.### Max.###
ここまで読んでくださって本当にありがとうございます。
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