牛窓の窓 |
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2017年 12月 11日
この記事は11月19日(日)の出来事を書いたものです。 前回からの続きです。 「私達、牛窓には何回か来ているんですが・・・ 前回来た時、この店を見つけられませんでした・・・」 「そうかもしれませんね。 今年の4月から・・・ですからね」 「それじゃあ、気付かなかったわけだ」 私たちの身なりを見て 少なくとも、この店の品物を買う様なお客さんで無い事は 理解していただけたのでしょう。 話は次第に この建物に移っていきます。 「この窓の板ガラス・・・ 波打っていて味わいがありますね」 「そうですね、これも手作りですから 今では絶対に手に入らない・・・ ですから窓の開け閉めには割れない様に気を遣います」 「かなり立派なお屋敷ですよね」 「古くは朝鮮通信使を接待するのにも使われたそうです。 昔は御茶屋と言ったそうで、だから地元の人はみんなここを 御茶屋跡と呼んでるんです。 だから店の名前もそのまま御茶屋跡(OCHAYA ATO) それから、この屋敷の向かいに旧牛窓銀行の建物があるでしょ。 その銀行の頭取の住まいでもあったんです」 「なるほど・・・ 立派なわけだ」 「ここから、向こうに前島が見えるでしょ。 眺めの方も一等地です。 どうですか? 2階にも上がれますよ」 私達は店員さんの勧めで急な階段を上がりました。 二階へ上がるなり店員さんは 古い板ガラスの窓を開けてくれます。 「昔は防波堤が無かったので この窓から釣りが出来るくらい海が間近だったそうです」 全くの自然の中にある景色ではなく 人々の営みと共にある瀬戸内の牛窓の景色・・・ 「なるほど、いい眺めだ・・・」 私達は、全ての窓から景色を確かめていきました。 「海側のガラスが多いね。 板ガラスは貴重品だったろうから この屋敷の主が いかに前島が見える景色にこだわっていたかが分かる」 私が、ふと この座敷の奥に目をやると 小さな机の上に白い紙が置いてあるのを見つけました。 オリジナルブレンド珈琲400yen 「ここで珈琲を頂けるんですか?」 「はい、実は私共は赤磐市にある CAFE DU GRACE/カフェ ド グラスというお店の姉妹店なんです。 珈琲は広島のMOUNT COFFEE (マウントコーヒー)によるオリジナルブレンドです」 「それじゃあ、その珈琲を下さい」 「かしこまりました」 私とバスク輪さんは 二人には広すぎる二階の座敷で 机を挟んで向かい合わせに座りました。 店員さんが珈琲を淹れに一階に行っている間 私とバスク輪さんは言葉を交わします。 「この店、間違えて入って良かったね。 まず、こんな立派な古民家の中を見るなんて出来ない」 「そうっすね、 走れば必ず何かありますね」 やがて店員さんが, にこやかに珈琲を持って来てくれました。 あたたかい珈琲が 私の心に染み込んでいくようです。 俺達みたいな客の相手を 親切にしてくださってありがとう・・・ ここまで読んでくださって本当にありがとうございます。 走れば必ず何かある・・・ いい言葉ですね。 実は本当に、このあと復路で大ピンチが訪れます。 このブログは、にほんブログ村ロードバイク部門ランキングに参加しています。 下のバナーをクリックして人気投票していただけると嬉しいです。 ポチはどれでもひとつでいいですよ。 読んだら忘れずポチしてね。 にほんブログ村
by a-elf
| 2017-12-11 22:32
| ファンライド
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