今回のいなちくロングライドでは
住民の方が沿道で声援を送る姿が見られました。
もちろん、高梁ヒルクライムレースの様に
住民総出の様相を呈するまでには至っていませんが
「いなちく」と書いた手作りのボードや小旗まで用意して
私たちに声援を送ってくれる人々がいたのです。
私たちが彼らの姿を見るのはほんの一瞬なんですが
ほんの一瞬で、彼らの笑顔や
「頑張って下さい」の声が私たちの心に記憶されます。
逆に、私たちが声援に笑顔で答える姿が彼らの心に記憶されるのです。
もしかしたら
これは、れっきとした住民との交流では無いでしょうか。
何も、ちゃんと会話を交わさなければ
住民と交流出来ないということは無いのです。
心と心の交流は一瞬、通り過ぎるだけでも可能なのだと思います。
そういった住民の方々との交流が
実はとても大切なものであると
運営側の人達は考えている節があるんですよね。
いなちくロングライドが開催される2か月ほど前・・・
9月9日(土)の夕方
私がだるま珈琲のカウンター席で
いつもの様にブラジルサントスを頂いていると
知り合いのローディーが店に入って来るなり
私に一枚の紙きれを見せました。
「コギコギさん
こんなのを見つけましたよ」
おそらく、佐用町の広報誌の一部だと思うんですが・・・
ホームページ上の広報誌はカラー印刷で
彼が持ってきたのは白黒印刷ですから
使用用途が違うのかもしれません。
しかし、いずれにしろ
いなちくロングライドが紹介されていました。
『秋深まる景色の中を走り抜けるサイクリングイベント
「因幡街道・千種川ロングライドin佐用2017」を今年も開催。
参加者を募集しています。
また、当日は県内外から多くのライダーが参加します。
沿道の皆さんにはあたたかい声援をお願いします。』
そして日時とコースが紹介され
同時にボランティアスタッフも募集されていました。
こんな風に、住民の方々にイベントを知らせる中で
ちゃんと沿道の住民に声援をお願いしているんですよね。
決して「多くのライダーが通過しますからお気を付け下さい」だとか
「当日は御迷惑をおかけしますがご協力のほどお願いします」ではないんです。
これは運営側が
住民の方々が声援する事によって
私達と心の交流が出来る事を知っているような気がするんです。
そして住民との交流が
これから日本のロードバイク文化にとって
大切であると考えているような気がします。
あくまで推測でしかありませんけど・・・
思えば昨今
多くのサイクルイベントが開催されるにあたり
私たちが一層嫌われるケースも出てきています。
参加者のマナーが悪いとか
スムーズな交通を阻害するとか
邪魔だとか・・・
実際、コース上の住民の方々に迷惑を掛けている場合も多く見られます。
しかし結局は人間同士ですから
実際、交流さえ持てれば
お互いの立場を思いやる事は可能だと思う・・・
いや、それにとどまらず
仲良くなる事さえ可能になるでしょう。
その一番成功した例が
私が知り限り「高梁ヒルクライムレース」なのです。
いなちくロングライドでも
住民の方々と一瞬の交流が積み重なれば
きっと、この地にロードバイク文化が根付くはず。
まずは私たちが沿道の住民の方々に笑顔で会釈する事から始まる気がします。
あなたも
集落内を減速して通過する際
すれ違う住民の方々に笑顔で会釈してみませんか。
それだけでローディーの印象は
かなり良くなるはずです。
ここまで読んでくださって本当にありがとうございます。
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