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2017年 07月 24日
この記事は6月18日(日)の出来事を書いたものです。 前回からの続きです。 上り基調の道を盃けんさんに前を牽いてもらいますが 地力に勝る盃けんさんの後ろで私の心拍はAT値を越えたままでした。 堪らずペースダウンを要求しますが 一瞬下がっても再び元のペースに戻ってしまいます。 このままでは私の脚は乳酸が蓄積して終わる・・・ 私はダンシングで加速して盃けんさんの前に躍り出ました。 志願制の先頭交代をしたのです。 「盃けんさんのペースに 俺、ついて行けないんで 今から、前、牽きます!」 これはどういう事かというと 私たちの仲間内では「蓋をする」と言いますが 集団のペースが速すぎる時 敢えて先頭を牽く事でペースをコントロールします。 先頭だけが集団のペースをコントロールできますからね。 後続の盃けんさんにとっては 遅い奴が前を牽くわ空気抵抗は減るわで ずいぶん退屈なペースとなってしまいますが そこは我慢してもらわなくてはなりません。 いったんサイクリングに出れば運命共同体。 レースではありませんからね。 私は空気抵抗は受け持たなければなりませんが マイペースで走れるわけです。 そして、「このペースでないと俺は走れないぜ」 というアピールにもなります。 自分のペースをアピールせずに無理をしても 脚が売り切れてしまえば結局は迷惑を掛けてしまいます。 自分の方が走力が下であっても遠慮してはいけません。 そこ大事なところです。 結局私は笠杉峠の起点としている神子畑選鉱場跡まで前を牽きました。 割と勾配のある所までだったので 坂好きの盃けんさんは、さぞまどろっこしかったでしょう。 「盃かんさん、ここで休憩してもいいですか? ここも観光ポイントなんですよね。 今日、見たいのは選鉱場の廃墟跡ではないんです。 廃墟になった小学校・・・」 私たちは自販機のある休憩場所に自転車を置いて 隣りの、いかにも放置された感がある方へ歩を進めました。 すると木立の向こうに朽ちかけた建物が見えてきます。 「これなんですよね、 見たかったのは・・・」 「神子畑(みこばた)小学校跡・・・」 かつて東洋一と謳われた神子畑選鉱場跡のすぐそばに 小学校の体育館の廃墟が残っていました。 栄枯盛衰と言いますが 廃墟には物悲しさが漂いますね。 ここに昭和47年まで子供たちの声が聞こえていたそうですが 卒業生たちは この廃墟を見てどんな気持ちになるんでしょう。 校庭には錆びて茶色くなったブランコが 辛うじて片方だけ鎖が繋がっていました。 平家物語の一節を思い出しました。 ここまで読んでくださって本当にありがとうございます。 このブログは、にほんブログ村ロードバイク部門ランキングに参加しています。 下のバナーをクリックして人気投票していただけると嬉しいです。 ポチはどれでもひとつでいいですよ。 読んだら忘れずポチしてね。 にほんブログ村
by a-elf
| 2017-07-24 23:02
| ファンライド
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