播州には絶対ない景色 |
前回からの続きです。
ウサギさんチームはかなり先に行ってしまいました。
新井の棚田は省略して
舟屋の風景だけに絞るか・・・
「取りあえず電話してみるか・・・
走ってたら出ないかもしれないけど・・・
気付くかな?」
「・・・・・・・・・・・・・・・・」
「あっ!オンチさん!
曲がるところ過ぎちゃってるよ!」
結局、ウサギさんチームには引き返してもらう事になりました。
まぁ、走力がありますから多少距離が伸びても構わない・・・
という事にしておきましょう。
私たちは幹線道路から外れた道を走ります。
もちろん交通量は極端に少なくなりました。
泊海水浴場はまるでプライベートビーチみたい。
すぐそばの小さな漁港から道幅の狭い道路を上ります。
まるで貸し切りの道・・・
もしかしたら・・・
昔はこっちがメインの道だったかも・・・
バスク輪さんが絶景ポイントでカメラを海に向けました。
立ち止まらずにはいられません。
しばらく見通しの悪い細い坂道を進んだ先に
視界がパッと開けるところがありました。
「棚田や!」
棚田の向こうに空と海の見える景色・・・
広い平地が無いから棚田なのですが
新井の棚田は空と海が見えるので
広々とした印象になります。
しばらく、私たちは何も言わず、この独特の景色を眺めます。
日常から遠く離れた世界へ離脱出来ます。
これこそが「旅」ですね。
「じゃあ、記念写真撮ろうか、
100均で買ったスマホ用広角レンズで・・・」
立ち寄って良かったと思える景色でした。
これぞ「男旅」の身軽さがなせる業か?
ここまで読んでくださって本当にありがとうございます。
次回はいよいよ最終目的の舟屋の風景です。
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